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「九年目の魔法」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年04月29日(火)
大学生のポーリィは、自分の記憶が二重になっていることに気づく。まるで、過去をすり替えられてしまったよう…。
事の発端はなんだったっけ? そう、9年前、ハロウィンの日に紛れ込んでしまった隣家のお葬式。そこで知り合ったチェロ奏者のリンさんと仲良くなった。2人でごっこ遊びでヒーローになった。そうするうちに、そのごっこ遊びが現実になってきて…。

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図書館でなにかおもしろい本ないかなあ…と探している時、私が想像しているのは、子どもの頃読んだ外国の児童向けの作品なのです。少し暗さがあり、自分のいる世界とはちょっと違う習慣と雰囲気を持った世界で繰り広げられる、ドキドキワクワクする冒険…そんな物語が読みたい、と思っているらしい。
そこで、借りてみたのが本書です。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズは、ハウルを読んだことがあって、それはまずまずかな…という印象だったので。
この「九年目の魔法」は、出だしがいいですよね。すり替えられた過去、謎のお葬式…と、だんだん過去を思い出していく、という。

そんなわけで借りてみたわけなんですが、これが当たりでした。とてもおもしろかった。
葬式で知り合った男の人と仲良くなって、文通したり時々会いに行ったりという交流が始まるんですが、それがとてもいいんです。リンさんが送ってくれる手紙、本。いろんな本が贈られているのがいいですねぇ。
家では両親が離婚の調停中。父親からも母親からも省みられないポーリィが、リンさんとつたない手紙のやり取りをしたりするのですよ。(もちろんいろんな事件もありつつ) 手紙のやり取りとか書くと退屈な感じがしますが、どんどん先を読みたくなります。

最初は、どういう話なんだろう…?と思いつつ読んでいたのですが、終盤で、ああこういう話だったのか…とわかり、胸きゅんでした。
終盤の、この記憶が本当のことなんだろうかと悩むあたりとか、絶対に冷たくされても離さない、「手放せるほど人を愛せるということは…」のくだり、せつなくていいですねぇ。あと、置き去りにされたところは、私のMの部分が反応して(笑)、すごくよかったです。

個人的には、私の読解力が鈍いせいかもしれませんが、悪役がまったく怖くなかったのが残念といえば残念。お国の違いのせいでしょうか。怖ろしい部分てありましたか…? あ、セブは割りと好きでした(笑)

ああ…楽しかった…。ダイアナ・ウィン・ジョーンズにはまりそう。これでしばらく借りる本に困らないかも。
★★★★☆
「ありふれた生活6 役者気取り」三谷幸喜
2008年04月23日(水)
朝日新聞に連載中のエッセイをまとめたもの。
大好きなシリーズ(?)なので楽しみにしてました。(その割には人から借りて読んでますが…)
だんだん、爆笑度が薄れて落ち着いてきてしまっている感がありますが、やっぱりおもしろい。

ウエンツくんに喜劇の未来を期待し、いびき対策に励み、アナグラムやソリティアを楽しむ。さりげない話題ばかりだけど、うん、おもしろかったです。
私も、パソコンにゲームを入れようと思いついた人を恨みます!


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