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「銀色の愛ふたたび」タニス・リー 2007年06月17日(日) 少女とロボットの愛を描いた「銀色の恋人」の続編。「銀色の恋人」で主人公だったジェーンが書いて出版された手記を読んだ少女ローレンの物語。あれから数年経ち、ロボットたちは再び命を与えられていた。銀色の膚を持つヴァーリス(シルヴァー)を目にしたローレンは、ロボットたちのショーを見に行き、そこでスカウトされ、ヴァーリスと関係を持つことになる。 やがて、思いもかけぬ事態にローレンは巻き込まれていくのだった…。 ------------------------------------------ いやあ、前作のようにロボットと人間のロマンスを想定して読んでいたら、いつの間にかすっかりSFちっくになって終わってしまったのでちょっとびっくりしました。思いがけない展開でしたよ。 これは24年ぶりに書かれた続編なのだそうですが、解説に「読んでみると、確かに、『銀色の恋人』が書かれた直後にこの作品が書かれていたら、発表当時のナイーヴな十代の女性ファンたちは暴動を起こしたかも、と思わないのではない内容なので」と書かれていて、そうかもしれないな…と思いました。 私は…ふーん、くらいですが(笑) 妙に情感のこもったローレンの一人称は、私は割りと読みやすかったです。 しかし、思い返してみると、どうして当時あんなに「銀色の恋人」読んで大泣きできたのかわかりません(笑) やはり私もナイーヴな十代だったということですかね! というわけで、「銀色の恋人」は十代に、「銀色の愛ふたたび」はそれから十〜二十年後に読むのがお奨めです。 それにしても恥ずかしいタイトル…。 ★★☆ |
「百鬼夜行抄 9」今市子/「かわたれの街」勝田文 2007年06月16日(土) しっとりと味わい深く、どこかぞっとするお話が詰まった百鬼夜行抄。私はおじいちゃんのお話(若い頃の)が好きなので、今回も入っていて嬉しかった。律は、主人公としてはイマイチ魅力に欠けるからなー(笑) 「鬼の面」は百鬼夜行抄の中でも怖い部類に入る話じゃないかと思うんですが。絵も怖かったしね(笑) でも、ストレートな部分よりも、友だちが自分の性格を誤解してしまって、何度訂正してもわかってくれない、あの子はそういう思い好みの強いところがあるんですよね…って言いながら、本人も気づかずに般若の顔になってるっていうシーンがいちばん怖かったですね。 こういうのって、恩田陸が書きそうな感じ。 そうそう、「いい人」って、割と鈍感なんですよねー。鈍感だからいい人とも限りませんが(笑) ----------------------------------- 「かわたれの街」勝田文 豆腐屋の娘・木菜の好きな人は、料理教室の先生・穂波だ。彼は、鍋ひとつでふらふらとこの町にやってきた。バツイチで、ビンボーで、元妻に未練たらたら。 そんなダメ男に恋する少女と、商店街のほのぼのした暮らしを描いた1冊。 「かわたれ」は、「彼(か)は誰(たれ)」のこと。 ---------- 「しゃべれどもしゃべれども」がなかなかよかったので、他のも読んでみたいと思って購入しました。 絵が雰囲気あって好きですね。 お話の方は……まあ、ほのぼのですね。悪くない。 悪くないが……先生が、「それほどいい男か?」と思ってしまう(笑) |