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メロディ4月号
2007年03月11日(日)
たまには雑誌の感想なんぞを書いてみます。
最近、メロディ(白泉社の隔月刊漫画雑誌です)を買ってます。
清水玲子が、腐っても鯛なのでー。(腐ってない腐ってない)

今発売中の4月号には、よしながふみと羽海野チカの対談が載ってます。クリエイターの対談て、おもしろいんですよね〜。や、人によるけど(笑)
私は「原作者にとってのメディア化というもの」の話がおもしろかったです。
よしながさんは「西洋骨董洋菓子店」が数年前にドラマ化されましたね。羽海野さんも最近「ハチミツとクローバー」がアニメ化されたり映画化されたり。
漫画や小説をよく読む人間は、きっと自分の好きな作品がメディア化されたので見たらがっかりしたという経験をお持ちでしょう。自分の作品がメディア化されることを承諾しない作家さんの話とかも聞きます。
賛否両論あるのはもちろん当然なんですが…。
よしながさんがファンに「どうしてあんなこと(ドラマ化)許可したんですか!」と怒られたという話をしていて。それでもなぜ原作者の立場としてメディア化を承諾したかという話をしています。その話が、すごくすっと胸に届く言葉で説明されていて、あーなるほどこの人だからこういう作品が描けるのだなと、妙に納得してしまいました。
なんて理路整然とわかりやすく話ができる人なんだと感心することしきり。
「よくわからないけどなんだかすごい迫力がある」ものにも憧れるし、言葉が自分の手を離れたら相手のものである(解釈は人に委ねられる)というのはまったく逃れられないサダメなのですが、やはり自分は、どうにかして自分が伝えたいそのままを伝える言葉を手に入れたいと思っているようです。

(出版社の)担当さんがすごくがんばってくれて…という話もおもしろくて。担当さんてそんなことまでするんだ?(普通はしないのかもしれません)と驚きました。
私は子供の頃、「スタッフ」という存在が嫌だったのですよ。コンサートとか行くと、警備の人とかいるじゃないですか。柵を支えてるお兄ちゃんとかいるでしょ。客はみんなステージ向いてるのに、警備の人たちはこっち向いてる。ああいう存在が嫌だった。平たく言うと水を差されてる感じというか。
子供だったので、そういう人たちはあくまで仕事としてやっているだけであって、純粋な気持ちでこの場にいるんじゃないんだと思ってたんでしょうね。(実際大きい会場になればなるほど、「あくまで仕事」の人は増えていくのでしょうが。)
スタッフも、作品・アーティストにほれこんでその場にいる(人が多い)んだということが、当時はわからなかったのです。
今は、違うんだなーってしみじみ思ったりするんですよ(笑)

対談、やけに長かったですが、前半の方がおもしろかったでーす。読んでみようって方は、前半だけでもぜひ(笑)


あと漫画にも触れておきますか。
やまざき貴子の「っポイ!」がまだ終わってないことは知ってたんですが…(今月号で連載再開だって)、まだ高校受験が終わったばかりで結果も出てないのね…。LaLaから去った頃、もう中3だったんじゃなかったっけ? これ、高校にはあがらずに終わらせるつもりなのかな?

清水玲子の「秘密」。死者の脳に残された映像から事件を解決する「第九」のシリーズ。
毎回すごいなと思うこのシリーズなんですが、今回は電車の中で「音は聞いているが怖くてそちらを見られない」事件現場というのが出てくるんですよ。たとえばホラー映画が怖いので目をそむけていたけど、音だけだと余計想像がかきたてられて恐ろしいということがあったりするじゃないですか。そういう緊張感が伝わってきて、うまいなと思いました。

ひかわきょうこ「お伽もよう綾にしき」は安定したおもしろさですが、今回はおいしいシーンが少なかったかなあ。(おじゃるさまがかわいいとかかわいいとかかわいいとか…)

山口美由紀「天空聖龍」も毎回楽しみにしてるんですが、今回はせつないですな…。この後ダークな展開になりそう…。

成田美名子「花よりも花の如く」も欠かさず読んでますが、地味な話が多いのでこの人は単行本向きかも。

その他数編は読んだり読まなかったり。なので、割愛。
あ、そうそう。別冊ふろくの「しゃべれどもしゃべれども」は、佐藤多佳子原作で、映画化も決定してる作品だそうです。新米の噺家が、しゃべることが下手な4人の弟子を相手に落語教室を開くことになるという話で、なかなかよかったです。絵もお話の雰囲気にあっていて味わい深くて、最後の鼻水垂らした泣き顔「いや…ここでしゃべらないのがこいつらだ…」に、もらい泣きしましたよ。
原作読んでみたくなりました。これぞメディア化の醍醐味やね。

以上!
「ひたいに三日月」時計野はり
2007年03月06日(火)
忍者オタクだった少年・梓は、転校前、ゆたか(少女)に怪我をさせてしまう。ゆたかのひたいの三日月はその時のものだ。高校生になり、二人は再会。梓は本物の忍者になっていた。しかし、ゆたかの傷に負い目を感じている梓は姿を現そうとせず、陰ながらゆたかを守るのだった…。
他、鬼退治の話とサンタクロースの小人の話、2編を収録。

忍者オタクの少年………どっかで聞いたことある気がするけど(笑)、彼は本物の忍者にならなくてよかったですね!(笑)
この話は、なんで忍者なんだよ?という気もしてきます。まあ、かわいいけど。
そういえば、昔「伊賀のカバ丸」好きだったなあ…。

それにしても、なんとなくどの話のヒロインも幼く見えるので、どうにもロリコンぽく見えてしまうんですよねぇ。
鬼退治の話の女の子が、目覚めるシーンはけっこうかっこよかったですけど。

柱のところのイラストなんかを見ると、漫画よりもイラストレーターとかの方が向いてるんじゃないかなってちょっと思いました。


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