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「十二秘色のパレット 4」草川為
2007年03月05日(月)
色彩の魔術師であるパレットの養成学校に通うセロ(女の子)と、養護教員のグエル先生とのラブコメディ…になりつつあるお話。
今のところ、グエル先生(男)の片思い。

草川作品内でヒロイン度では一二を争うグエル先生。…か、かわいい! めちゃめちゃかわいかったです!
飄々として淡白で大人気ない人なのに、立派に乙女なんだからーもうー(笑)
今回はヨーヨー(セロとパートナーの鳥)とのコンビが最高でした。ヨーヨーもかわいいなあ。
もうあまりにかわいくてかわいくて、何回か読み返しましたよ(笑)

雑誌の方では進展があるようなので、続刊(いつだ!?)が楽しみでなりません!!
今、この人の漫画が私はいちばんなごむな〜。
「セックス神話解体新書」小倉千加子
2007年03月04日(日)
タイトルは過激(?)かもしれませんが、要は「この世は男の都合のいいようにできている」ってことでしょうか。
たとえば性的暴行を受けた女性なんかが、無防備過ぎるから悪いとか、男を誘うような格好をしているから悪いんだとか言われたり。売春する女性は、好きでやっているんだとか。女性を「穢れた」ものとして、聖域への立ち入りを禁じたりだとか。
そういったことは、男がそういう社会を作り上げてきただけなんだという主張ですね。
講演を元に原稿が起こされたもののようで、話口調なので読みやすいです。

特に第3章「女性は穢れているか?」はおもしろかった。
民俗学というんでしょうか、「ウチ」と「ソト」の概念をからめた内容です。

それから、「奴隷の心理」「絶望を学ぶ犬」。あー、わかるわかるよ(笑)
自身の子ども時代のことを語ったあたりもおもしろかった。広島の原爆被災者の写真集を見てしまって、頭が異次元にいってしまって帰ってこれなくなったという話。これが現実なら、今自分がいる世界が現実とは思えない、今の現実が本物なら、この写真集の中のものが現実とは思えない、というその頭の中で両立し得ない二つの現実。ここらへんの書き方がとてもうまくて、読んでいる私も、なんとも言えない気持ちになりました。その感覚がリアルに想像できてしまって。


Amazonのレビューを見たら、けっこう酷評されてましたが。私はおもしろかったです。
私が「女性のジェンダー」に関して興味を持ち始めたのはこの人の著書がきっかけでして、それは自分が今まで生きてきて違和感を覚えたり疑問を感じたりしてきたことが少なからずあって、そういう感情をすくい上げてくれるからなんだと思います。
正しいとか間違ってるとかはよくわかりませんが、私はこの人の言葉はとてもおもしろいと感じる。それが大切かなと思います。

まだ読んでない著書がけっこうあるので、地道に読んでいこうと思ってます。
★★★☆


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