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「アンジェリーナ」小川洋子 2007年01月29日(月) 「佐野元春と10の短編」というサブタイトルがついているように、彼の曲のイメージで短編を書いていくという趣向の短編集。私は佐野元春のファンというわけでもないので、微妙かなーなんて思いながら読み始めたんですが、どうしてどうして。おもしろかったです! 小説の前に、その元になった曲の歌詞が載ってるんですね。小説を読んだ後にその歌詞を読むじゃないですか。うーむ、すごい…。よくこんな話を思いつけるな、と。 抽象的な歌詞が多いから、かえっていいのかもしれないですが。 日常がちょっとずれて非日常に変わっていく感じの軽いSFといった話が多いですね。 長編でも使われているモチーフが、同じ形で使われているものもあります。身体のパーツの記憶が無くなっていく「誰かが君のドアを叩いている」とか。 私が好きだったのは、地図を完成させようと調査員のおばさんが訪ねてくるのだが、空き地になにが建っていたのかを思い出せない「奇妙な日々」と、みみずくクラブの提供する声に惚れてしまった男の話「また明日…」の2本です。 ちょっとシュールで、でもなぜだかその世界に浸っていたくなるような話。 ★★★☆ |
「ラディカル・ホスピタル 1〜9」ひらのあゆ 2007年01月28日(日) とある病院の外科病棟を描いた4コマ漫画です。個性的な医者・看護婦、そして入院してくる患者さんたちが描かれています。 病院というデリケートな場所にも関わらず、ほのぼのと、とても気持ちよく読めます。 ブラックにも下品にもなりすぎることなく、気の利いた笑いをこれだけ描き続けられるというのは、実はすごいことなんじゃないかな。 先が気になるという類の漫画ではありませんが、安心して読める漫画かと思います。 |