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「女という快楽」上野千鶴子
2006年10月15日(日)
この本の初版は1986年。実に20年前です。
フェミニストとして有名な(?)上野千鶴子さんによる、社会における女性の立場の分析。
ただし20年前。
家族や会社における女性の立場は、20年前と変わっていない部分もありますが、やはり今問題になっている未婚率・出生率の低下が当時はまだ問題になっていなかったようで、今読んでいる私としては少し物足りなく思いました。
あと、やっぱり私が読みたいのは、「社会における女性という性別(に関する差別や分析)」ではなくて、「女性である私の心の問題」なんだよな…と思って、ちょっと寂しくなったり。
「女のかしこさ」についての話はおもしろかったです。
「<骨牌使い>の鏡」五代ゆう
2006年10月14日(土)
<骨牌>と呼ばれる、タロットカードのようなもの。
<骨牌使い>(フォーチュン・テラー)(占い師のようなもの)であるアトリは、偉大な力を持っていた母を亡くした後、一人で暮らしていた。
仕事に出かけた斥候館で客にからまれ、そこで出会った青年を占ったことから、アトリは運命に巻き込まれていく。
十二の<詞>で構成されているはずの<骨牌>の、十三番目。
均衡を崩した世界で、アトリはその<十三>として、未だ語り終わっていない物語を終わらせるために闘うことになる。

厚めだし、力の入った大作なんだと思います。
…でも、正直イマイチぱっとしなかった。
それぞれの<骨牌>に対応する人物が登場してきたりするあたり、もっとわくわくしてもいいようなものなんですが。人物が誰も彼もあまり魅力的に思えませんでした。
だから、主人公二人が惹かれあうのがぴんとこない。いつの間に、どのあたりを好きになったんですか?と思ってしまって…。

文章自体は読みやすいです。それに、登場人物が多いのに、ちゃんと特徴があるから憶えやすい。
でも、読み終わって満足感がありませんでした。
★★☆


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