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「さくら」西加奈子
2006年06月11日(日)
年越しを実家で過ごすことにして帰省した薫。
その家には、母親と妹と、3年ぶりに帰宅した父親と、さくらという名前の犬。
薫は家族のこれまでを回想する。妹が生まれた時のこと、今はもういない兄との思い出。

なんというか、そんなに暗く描いてないんだけど、どこが悪いわけではないんだけど、内容は気分が滅入るような内容で…。
家族のあたたかさだとか異端者を見守る視線だとかコミカルな感じだとか、全体的にわざとらしい感じがしてしまって、どうも好きになれませんでした。
どことなく平安寿子を思い出したけど、あちらは読後感がいいからなあ。
★★☆
「王狼たちの戦旗 氷と炎の歌2」ジョージ・R・R・マーティン
2006年06月10日(土)
七王国で4人もの王が名乗りを上げ、あちこちで戦が勃発。
スターク家の子どもたちも各地で、それぞれの運命に翻弄されていく…。

様々な人物の視点で話が進んでいくのだけど、それがすべて「弱者」なのだと解説に書かれていて、なるほどと思いました。
やっぱり私はアリアの話がいちばんおもしろい。少女が一人で生き抜いていくのは、王道でしょー。王宮を抜け出して故郷へ単身帰ろうとするアリアは、あっちに捕らえられ、こっちの小間使いになり、その間に、ジャケンの命を助けたことから、「三つの名前を言え、殺してやる」と言われ…。というあたりの話がわくわくしますね!

しかし、なんというか先が見えなくて不安なままで読み続けるのが少し大変です。
バラバラになっていくばかりで、平穏がどこにもない。

第3部はまだ刊行もされていないようなので、続きをいつ読めるのか…。


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