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「大原さんちのダンナさん」大原由軌子
2006年03月11日(土)
最近多い「ダーリンもの」。ここのダンナさんは神経症なんだそうです。
パニック障害と神経症の彼は、外出時は帽子とマスク、焼肉屋ではウィンドブレーカーにタオル、潔癖症で、家を出る時には鍵やコンセントや灰皿をすべて点検しなくては気がすまない。
…ほんっとーに、大変でしょうね。一緒に暮らすとなったら。
すごいなあ、と感心しました。
絵がすごくかわいいし、あっさりと楽しく描かれているので読み物としては楽しめるけれど。
読み終わっていちばん思うのは、すごいなあってことですね。
「シュレーディンガーの猫―パラドックスを生きる―」小倉千加子
2006年03月10日(金)
「小説以外」同様、様々な雑誌や新聞などに発表されたコラムなどをまとめた一冊。同じような本を同時進行で交互に読んでいたので、時間が経ったら内容が混ざってしまいそうです。

・恩田陸同様、「少女が女性になるときに感じる恐怖」というものに触れていたことが興味深い。

・「壮絶な孤独を自覚しながら、世の中は変わるはずがないという「予めの断念」を持って病んだ者の視点から小説を書くという「病人文学」を読むと、「小説を書く前に、病気を治せよ」と呟いて、本を投げ出すのであった。」
なんだか耳が痛い…。

・私は林真理子は読んだことないのだけど、「林真理子論」はかなりおもしろかった。

・「文章には、否応なくその人の人格が出る。」

・「この差は、現役学生が中学高校の間に対教師用の対応マニュアルを会得してしまったからである。教師が言いたかったことを要領よくまとめて書くのだ。社会人は常に自己の問題と引き比べて正面から物を考えるために、そんな器用なことはできないのである。」
学生の頃からそういうのが苦手な私は、心慰められた。

・占い、姓名判断に対しての見解(弁護?)については、承服できかねる。命名に対してのこだわりという点では配慮があるということになるのだろうけど。妄信は思考停止であり迷惑でしかない、というのが私の常日頃の思いです。

・山本文緒との対談もなかなかおもしろかった。「前駆快感」と二律背反的な状況。「一次愛」というのは、「幼児のときに母に抱いていた愛です。相手のことを顧みない欲望、飽く事のない欲求を言い、誰もが持ってるし、一生続きます。」


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