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「精霊探偵」梶尾真治 2005年12月24日(土) 事故で妻を亡くし、茫然自失の日々を送る深海。事故以来、人の背後に守護霊が見えるようになった彼は、その能力を使って人探しを始めることになる。人探しが、なにやら予想しない方向に話が進んでいってしまって、驚きました。そういう話だとは思わなかったよ。 侵略SFとでも言うんでしょうか。 時にコミカルでもありつつ、忍び寄る謎の存在にぞっとしたりも。 想像していたのとはちょっと違うけれど、これはこれでおもしろかった…かな? ★★★ |
「ネクロポリス 上・下」恩田陸 2005年12月23日(金) 出版社 / 著者からの内容紹介死者が現われる土地――V.ファーで起こる連続殺人、そして「ヒガン」という不可思議な儀式。東洋と西洋、過去と現在、生と死、あらゆる境界線が揺らぐ世界観を、いまだかつてないスケールで描き、ミステリーとファンタジーの融合を果たした恩田陸の最高傑作! ----------------------------------- 予想外の大雪のために、旅先で足止めくらいまして、駅で一夜を過ごすことに。でも持っててよかったネクロポリス! 厚いので待ち時間も退屈することなく過ごせました。ちょうど帰りの駅に着く時に上巻読み終わりましたよ。 本書は、架空の国の架空の儀式を描いたもの。死者と会うことができるアナザー・ヒルでのヒガン。 あらすじなどに散りばめられた単語を見ていると、もっとどろどろと暗い雰囲気の話かと思っていたんですが、雰囲気はけっこうやわらかく、死者とのひと時をエンターテインメントとしてとらえているために、ワクワクさせられるアイテムが盛りだくさんでした。 鳥居に吊るされた遺体、魅力的な先住民、片割れが邪悪な双子、夫が次々と死んでいる黒夫人、ハンドレッド・テールズ(百物語)、ガッチ(クガタチ)、などなど。 ほんとにいろんなものを詰め込んだなーという印象です。 イギリスと日本の文化が交じり合ったような国が描かれていて、それぞれの文化についての考察なども随所に織り込まれているのがおもしろかった。「『恐怖の報酬』日記」とつながってますね。 うん…悪くない。悪くないけど、イマイチのめり込めませんでした。細部はほんとに魅力的なんですが、読んでいて周りが見えなくなるほどの全体的な圧倒さがなくて残念。終わり方も、で?っていう(笑) 装丁といい、登場人物や細部のイベントやなにやも、とても雰囲気があって好きなんです。だから残念でした。いつもは読んでる時ももっと浸れるんですけどねー。 ★★★ |