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「うるさい日本の私―音漬け社会との果てしなき戦い」中島義道 2004年08月28日(土) あらゆる放送(駅とか宣伝とかそういう)が騒音として感じられる中島氏の戦闘記。私は別にそういった音があまり気にならない(耳に入ってこない)ので、具体的な内容に関しては気の毒にとしか言いようがないのだけど、それ以外の部分で、共感する部分が多くておもしろかった。マイノリティーだからって黙ってる必要はない、と力強く言い切ってしまえるところがたのもしい。 最後の方の「パブリックな場で発言することに強力なブレーキがかかることは、日本人の行動様式の基調とも言えるものである」という部分もなるほどと思った。発言を求めながら、その実、いかにして語らせないようにしているか。 それがわかっているだけでも、いいかも。少なくともまえがきにある、六、七の部分は軽減される。 だからといって、闘う力は私にはないので、闘いませんけどね。そこらへんの考え方が違う。 でも、ここ最近私がずっと考えていたことがほとんど満たされた。 ★★★★☆ |
「後宮小説」酒見賢一 2004年08月22日(日) 新しく素乾国の王となった槐宗の後宮にやってきた少女、銀河。後宮での、王の妃としての教育を受け、何人もの女の中から正妃として選ばれた銀河であったが、反乱軍の蜂起が勃発。後宮の仲間を集めて反乱軍に対抗しようとする銀河であったが…。 第一回ファンタジーノベル大賞受賞作。 各所で評判がよかったので読んでみました。確か、高校時代に友だちから借りた記憶があるのですが、その時は読まずに返してしまったような…。あらためて、今回読んでみることに。 銀河のキャラもさることながら、同室の少女江葉がよいですね。 後宮での講義の主な内容である房中術(つまりベッドの中でのこと)とかも風変わりであるし、謎の美少女だとか、飄々とした角先生であるとか。それぞれが個性的で魅力がありました。 でも終わり方が、あっけなかったかなあ…。 読んでいて、コバルトの今野緒雪を思い出しました。確かこんなような話を書いてましたよね。 ★★★☆☆ |