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「卵の緒」瀬尾まいこ/「バカの壁」養老孟司
2004年07月11日(日)
「卵の緒」瀬尾まいこ
母親と二人で暮らす育生。へその緒を見せてというと、母親は卵の殻を見せて、「卵で産んだ」と言う。血の関係を超えた家族の絆の暖かさを見せてくれる表題作「卵の緒」。
異母弟の七生と暮らすことになった七子。できすぎた子供である七生に、最初は反感を抱くが、母親が入院してしまい、二人きりになって…という姉弟の交流を描く「7's blood」。

どちらも家族の絆のようなものが描かれています。ほろりとしたせつなさと暖かさを感じさせてくれる物語。
最初は児童書っぽい雰囲気に違和感を感じながら読んだのですが、次第に登場人物が身近に感じられるようになり、何度か泣きそうになりました。
うーん、なんというか、いろいろな思いが浮かんでくる作品です。誰にでも、その人の「家族」があるんだもんね…。
★★★☆☆


「バカの壁」養老孟司
図書館にあったんで、読んでみようかなっと思いまして…。
みなさんこれを読んで、「バカの壁」を認知できたんでしょうか。疑問。

私は、最近世間では「個性的」がもてはやされてるけど、実際にはそんなの迷惑なだけだし世間は画一化を求めてる、ってあたりが「そうだよ!」と言いたかった(笑)
でも、どんなにこの本が売れたって、世間て変わらないよね〜。
★★☆☆☆
「ヒートアイランド」垣根涼介
2004年07月10日(土)
渋谷のストリートギャング「雅」のヘッドである、アキとカオルという二人の少年が主人公。
彼らの仲間が、とある男から奪ったボストンバッグ。それがヤクザの経営するカジノバーから盗まれたお金だったものだから大変。大金をめぐって、ヤクザ、強盗グループらと三つ巴(四つ?)の探りあいが始まる。

うーん、おもしろい。ストリートギャングの話ということだったので、いかにも若者ーといった言葉遣いの会話で埋められてたらどうしようかと思ったんですが、そんなことはまったくなく、非常に読みやすかったです。おかしな言葉遣いの会話を載せれば若者らしさが出せるなんていうのは、大間違いだと思います、そういう作家けっこういるけど。

けっこうドンパチがあるんですが、生々しすぎず、ピースがぴたりとはまっていくのが痛快です。裏金専門の強盗グループも魅力的でした。この作品てわりと映像に向いてるんじゃないかなという気がします。展開の派手さも疾走感も。
続編(?)の「ギャングスターレッスン」も楽しみです。
★★★☆☆

http://www3.ocn.ne.jp/~kakine/


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