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「残虐記」桐野夏生 2004年07月09日(金) 失踪した作家が残した手記。それは、作家自身の、少女時代に拉致監禁された経験をつづったものだった…。もともとの少女がおかれていた環境、そして拉致の場面、監禁されている場面、救出されて、その後の少女の心境の変化…どれも繊細に描かれていて、説得力がありました。 彼女が必死に隠そうとしていたこと、世界の変化に対する彼女の感情が、すごく共感できる。 その手記が、夫の手紙で挟まれているという構成もうまいですね。 桐野夏生は、以前から読んでみたいと思っていた作家でした。でも、後味悪そうだったのでつい敬遠しがちだったんですね。 今回読んでみて、とてもおもしろかったし、自分にあいそうだったので他のも読んでみたいと思ってます。 なんというか、被害者に対しての配慮だとかの社会的な問題を、一人の少女の内面の変化でのみ描いているところがよかった。 ★★★★☆ |
「DEATH NOTE 1・2」原作・大場つぐみ/漫画・小畑健 2004年07月06日(火) 手にとったきっかけは、新刊として並んでいた2巻の表紙がすごくかっこよかったから。よく見たら、「ヒカルの碁」の小畑健じゃないですか。そりゃ綺麗なはずだ。そして、あおり文句が「人類最高峰の心理戦、始まる。非現実世界より来る『死のノート』を巡る少年漫画誌唯一の予測不可能本格サスペンス」。これはおもしろそうかもってことで、1巻を買ってみることに。読んでみると、そのノートに書くと人をそのとおりに殺すことができるという死神のノートを手に入れた少年の話でした。彼は、犯罪者をどんどん殺していき、自分が神になるんだという危険思想の持ち主。全国模試で1位になるほどの秀才。ノートの持ち主である死神が相棒。 世間では謎の連続殺人犯をキラと呼び始める。そのキラを捕まえるために動き出したのが、これまた謎の少年L。 この、「キラ」と「L」という二人の少年の頭脳戦がみどころ。 ノートの特性とか、いろんな条件とか、よく考えてあるよねー。 なかなかスリリングでおもしろいです。つづきが楽しみ。 しかし、主人公が悪役っていうのは珍しくないですか? 今のところは、キラ捕まらないでーっていう親しみは私はわいてきてないんだけど、そのうちそういう展開になるのかな? ★★★☆☆ |