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「不美人論」陶智子
2004年05月23日(日)
美人を論ずる書物はたくさんあっても、不美人を論ずる書物は今までほとんどなかったそうで。なるほどそうかもしれません。
ご自身を題材として書かれてますが、じめじめとした感じはなくてユーモラスな語り口調で楽しめます。論文的な部分ももちろんありますが、エッセイ的にも読めるかも。
子供時代の話などから、きっとコンプレックスを感じていただろうことが伺えるのですが、それが読者に対しての負担にならないように配慮されたのだろうと思います。
そこらへんを読んでいて、「愛すべき娘たち」(よしながふみ)を思い出しました。

ただ、主題がいまいちすっきりしないというかなんというか。
そこらへんは、著者と私の「美人」に対しての認識の違いのせいかもしれません。読みながらも何度か首を傾げたので。
美人は個性がないというのが、ぴんとこないのですよね。
「個性的な不美人」に誇りを持とうというような結論なんですが、やっぱり美人になれるならその方がいいです(笑)

美の基準というのは数字で表せるものではなく、人間の認識におけるものであるわけだから、もっと心理学的と言ったらいいんでしょうか、どうして不美人は不美人になったのか、というところを読みたかった。
でもそうなると、専門が違ってきてしまうのかもしれませんね。(化粧史などの専門らしい)
私なら、そういう見地からのものを読んでみたいなあ。私も自分を題材にして書くか?(笑)

たとえば…。
不美人(美人でも可)というのは、3つの観点から不美人になるのだと思うのですね。
ひとつは、時代背景や風土などの環境においての、肌や髪の色や長さなど、素材やパーツとしての部分から。
ふたつめには、他者に与える印象の部分、「他人に見せる」という部分において。表情や髪型や服など、素材以外の印象などで人の雰囲気というのはがらりと変わるものだから、人が他者を判断する上でそれらがどういう働きを持っているのかということ。性格や行動なども含めて。
みっつめに、自己認識での部分。たとえば、人が見たら痩せる必要なんてないのにと思われる人がさらに痩せたがるように、自分にとって目指すものとのギャップや、屈折したコンプレックスなどによって生じる歪みとして。
どうしてその要素を不美人だと人が認識するようになったのか、という過程を考えていったらおもしろいんじゃないかな?
(なんか、言葉がうまく選べてないかも…)
★★☆☆☆
「ハチミツとクローバー 6」羽海野チカ/「花ざかりの君たちへ 22」中条比紗也
2004年05月22日(土)
「ハチミツとクローバー 6」羽海野チカ
線自体はかなりラフなのに、女の子の泣いている姿というのが、すごく伝わってくるものがあるんですよね。
今回もおもしろかったです。
このせつなさ加減と、マサルさん風のギャグが同居してるあたりがすごいよね(笑)
今回はお父さんの似顔パンがすごかった。大笑い。
★★★★☆


「花ざかりの君たちへ 22」中条比紗也
男子校に紛れ込んだ女の子の話です。
あーいよいよこういう展開になってきましたねー(笑) クライマックス間近らしい。
ラブラブでいいんじゃないでしょうか。少女マンガはこうじゃないと(笑)
★★★☆☆


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