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「アジアンタムブルー」大崎善生/「チェックメイト ブラック・キャット4」新井素子
2004年01月02日(金)
「アジアンタムブルー」大崎善生
恋人を亡くした男性のお話。恋愛小説ですね。
最近気になってる作家だったんですよ。前読んだのはノンフィクションだったので、今回はフィクションを読んでみたくて。
死へ向かっていく昏さも、どろどろせずに透明感があって適度に硬質で、綺麗なお話だと思います。恋人の女性がカメラマンで、水溜りを撮り続けてるというイメージが綺麗。雰囲気が丁寧に描かれているから、ちゃんと最後に泣けます。
でも、私にはあまり合わないかもしれないなあ…。好きな人はすごく好きなんだろうと思いますけど。

挿話として語られている赤い月の話は印象的でした。
恋人たちが夜空を見上げてると、月が真っ赤なんだって。それは太陽がなんらかで高温になったからで、地球の裏側では世界はもう終わっていて、地球のこちら側では月を見ていた恋人たちだけが、あと半日で地球が滅びることを知る…。というもの。
ロマンティックでありながらぞっとするような不気味さがいいなあと思って。
「デッドリースイートハニー」って曲を思い出しました。(「オレンジ色の月」って歌詞があるだけで、内容は別に似てないんですけどね)
★★☆☆☆


「チェックメイト ブラック・キャット4」新井素子
とうとうこのシリーズも終わっちゃいましたね〜。私が読み始めたときは、高校生だったんですよ。登場人物より、年下だったのにね(笑) まあ、読んでいた当時を思い返せるっていうのも、おもしろいかな?
久しぶりにこの人の文章を読むと、論法がまだるっこいなーと思ったりもするんですが、最後まで読むとなんとなくほっとしたような気分になります。ひろふみくんも許せる気持ちになりました(笑)
あとね、前編のあとがきがおもしろかったです。「公約です」っていうやつ。
★★★☆☆
「復活の朝 グイン・サーガ92」栗本薫/「今夜はパラシュート博物館へ」森博嗣
2004年01月01日(木)
「復活の朝 グイン・サーガ92」栗本薫
この人の登場人物は、無口と言われる人でも、非常におしゃべりですよね(笑) いやあ、グインの口上の長いこと長いこと。
事態は、一見収束したように見えて、ちゅうぶらりんなことばかりでなにも終わってない、という一冊です。
★★☆☆☆


「今夜はパラシュート博物館へ」森博嗣
基本的に、この人の短編はあまり好きではないのですが。一応、シリーズものが入ってるので読んでみました。
「双頭の鷲の旗の下に」が、興味深かったです。へえ〜…って思ったな。「コロンボのかみさん」みたいな存在だと思ってたから、出てくると思わなかった…って、なんのことやらですね(笑)
後半の数編は、なにがおもしろいのかさっぱりわかりませんでした。詩人ですねえ。
★★☆☆☆


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