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「夢・出逢い・魔性」「魔剣天翔」森博嗣
2003年12月13日(土)
「夢・出逢い・魔性」
クイズのテレビ番組に出ることになり、上京した4人組。(勝手に組にするな?) そこで殺人事件が起こります。
テレビ局にいくというシチュエーションがなんとも、アイドルを起用したサスペンスじみてますね(笑)
名前とか性別のくだりは、まあおもしろかったかな。キャラクタ小説的な「秘密兵器」ですねぇ。しかし、この手の名前のトリック(?)は、もうやりすぎでは?

「魔剣天翔」
アクロバット演技中の機内で射殺されたパイロット。しかも、二人乗りの機内の後部座席に乗り、後ろから撃たれて。空中の密室のトリックとは?という謎。
保呂草さんがだんだんハードボイルドになってきましたね(笑) そこらへんがこの巻の魅力でしょうか。最後の練無のシーンもちょっと好き。画家の方の話も好きでした。

それにしても、このシリーズ…というかこの作家共通かもしれませんが、これだけ「犯人」が脚光を浴びないというのも珍しくないですか? 犯人なら、「裏の主役」であり得るのにね。

どっちも★★☆☆☆
「動物園のエンジン」「バンク」「レトリーバー」伊坂幸太郎
2003年12月07日(日)
伊坂幸太郎氏の、雑誌に掲載された短編たちです。図書館からバックナンバー借りてきて読みました。

「動物園のエンジン」(小説新潮2001年3月号)
夜の動物園に入り込み散歩をする男たち。消えたシンリンオオカミと、その檻の前で寝泊まりする、動物園を辞めた飼育係。
ちょっと不思議で暖かい、都会のおとぎばなしといった雰囲気のお話。
あの人のお父さんが出てきます。

「バンク」(小説現代2002年4月号)
どの長編にも「強盗」が登場する伊坂さんですが、これはタイトルからもわかるとおり、銀行強盗の話。
「チルドレン」に出てくる陣内さんが人質になってます。この人も「いい性格」してる。
痛快です。

「レトリーバー」(小説現代2003年9月号)
小説現代で書いてるのは陣内さんが登場するシリーズなんですね。「バンク」でも出てきた少年がこちらでも探偵役。
告白してフラれた陣内さんのために、「世界が止まってしまった」という発想がおもしろい。そういうところの展開というか見せ方が、うまいなあと思うのです。楽しく読みました。

「このミス」によると、小説現代に掲載されていた短編がまとめて出版されるらしいですね。もう3作も読んでしまったんですけど…。それ以外にも収録されてないかなーと期待。

そうだ、★をつけるのを忘れていた(笑)
★★★☆☆で。


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