| .....PAPER MOON |
| .....HOME .....MAIL .....OLD .....INDEX .....NEW |
「K・Nの悲劇」高野和明 2003年11月09日(日) 夫が書いた本がベストセラーになり、高層マンションへ引っ越した若い夫婦。しかし、思いがけない妊娠がわかり、夫は経済的なことを理由に中絶を求める。それから、妻の様子が変わり始める。妊婦の霊が憑依しているのか…?ホラーサスペンス…というのでしょうか。 かなり怖い…らしいです。最近恐怖の感情が鈍ってるので(想像力が貧困になってるのか?)私はそうでもなかったですが。ま、シャンプーの場面は確かに想像すると怖いかな。 それはともかく、なかなかおもしろかったです。テンポよく進んでいくので読んでて飽きません。読後感もいいです。中絶に関してふれられてますが、重くなりすぎずに書けてるせいだと思います。きっと女性が書いたらもっとドロドロするんでしょうね。ドロドロが読みたい人もいるかもしれませんが、私はこれくらいで…。 若干、描き方で腑に落ちないところもありますけど…。「13階段」もそうだったから、この人の持ち味(おおあじ…)なんだと思うことにします(笑) 大筋としてはおもしろかったので、★★★★☆ |
「黒猫の三角」森博嗣 2003年11月08日(土) Vシリーズの第一作。前述しましたが、漫画は読んだのでトリックもオチもわかってて読みました。でもけっこうおもしろかったです。 思ったより、嫌味じゃなかったですね(笑) 漫画ではしょられていた部分も読むことができたからでしょうか。 あちこちネットを見ていたら、「理系人間の屁理屈」と書かれている方がいましたが、まさに、ですね。 密室のトリックは、私はアンフェアーだと思いますが…。(そういえば、同じようなトリックのが他の作家でありましたな) でも、この本を読む価値(?)は、その密室にあるのではないと思うので、気になりません。私は騙されたくて読むんですから、他の部分で「騙された〜」と唸ることができれば、それで満足です。 そしてひとつ思ったのは、やっぱり、シリーズは順番に読んだ方がいいですね! 原作を読み終わってからもう一度漫画を読みましたが、あらためてすごいなあと思いました。画力はもちろんのこと、構成、構図などなど…。会話だけで進む場面でも、無理なく飽きさせず画で魅せることができるし。それに、短くするために微妙に設定を変えてはっしょってるわけですが、そこらへんの再構成の仕方も全然展開に無理がなくてわかりやすくて、素晴らしいなあと。再構成って、忠実に再現するよりも大変ですよね。 文庫版の解説を、その皇なつき氏が書いてらして、それで作中の明かされていない謎についてふれてありました。私は、ストーリーとしての謎が解明されていれば、細かい部分の謎は気にならない人です。謎があったことにも気づいてません。それでいいと思ってる人なので…。森さんのお話はそういうのが多いらしいですが、そこまでつっこむ気は私はないですから。 しかし、解説に書かれていたのでちょっとネットで検索してみましたら…。ええっと思うようなネタバレを読んでしまいました。これは、私も読んでる時に不自然だなと思ったので登場人物表見たりして気になってたんですけどね。かなり、唸りました。(今知っておいたおかげで、そのことを知った後に全作読み返す必要がなくなってよかったかも) これで、Vシリーズを読破する気持ちが固まりましたよ! がんばりまーす(笑) …いやあ、踊らされてるよね(笑) それもまた楽し…かな。 ★★★☆☆ |