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この闇と光/服部まゆみ(角川文庫)
2002年03月10日(日)
某誌で紹介されていたこの本、興味を惹かれて、早速購入して読んでみました。
別荘に幽閉されている盲目の姫レイア。幼い彼女の視点(目は見えてないけど)で、物語は始まります。童話的かな…と思わせておいて、この展開!(ミステリ?)
すごいです、おもしろいです。引き込まれます。どんどん先が読みたくなる。終わり方には多少すっきりしないものを感じますが、読後感は悪くないです。

解説を読むと筋がわかってしまうので、絶対に読まないように。後ろの方をぱらぱら〜っとも見ないように。翻弄されてください。

この人の他の話も読んでみたいです。
リセット/北村薫(新潮社)
2002年03月09日(土)
どういう話か知らずに読み進めたのですが、輪廻転生の話ですね。
最初、延々主人公の子供の頃の話が続いて、戦時中の様子が丁寧につづられて…。どこへ向かっていくのかわからなくて、ちょっと退屈しました。話が重なったときは、ぐっときてほろりと泣いてしまいましたが。

うーんでもやっぱり、文章に違和感を感じます。
あと、最初に方向を決めてもらわないと読みにくい、というのがあります。第二部で語り手が変わるのだけど、それがどういう立場の人なのか、最初の数ページわからなくて。男性が子供に向けて、自分のことを「お父さん」と言っているのが、最初わからなかったんですね。
よく新井素子が、突然文中で「私、○○。○歳の女の子」と自己紹介を始める、なんてからかわれてましたが(笑)、あれは読みやすいですよね。それを、唐突ではなく自然にしてくれるとありがたいです。


輪廻転生の話というと、恩田陸の「ライオンハート」。あれはいいです。泣けます。メロドラマばんざい。


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