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| 2005年07月30日(土) | 湿疹その後 |
5月の前半から出始めた湿疹、今回は長引いています。最初に左手の甲に出て、その後左足の甲に、それが広がってふくらはぎに達し、それが治まった頃、右手の甲、そして右足の甲。ただいま右足首、左足ふくらはぎ、右手の二の腕の裏に同時多発している。6月から3回皮膚科に受診。前回まで診てもらっていたドクターが、湿疹部分をチラとしか見ないのと怒ったように話すのが不審で、今回は別の皮膚科に通っている。（仕事が忙しかったこともあって受診のタイミングがいつもより遅れた）好々爺のドクターで、話をちゃんと聞いてくれる。飲み薬が猛烈に眠くなる事を伝えると薬を変えてくれた。ステロイド剤を多く出さないところも好感を持った。ところが治らない。（笑）迷う。すぐに注射を打ってくれて強い薬を出してくれて一気に症状を治めてくれるドクターの方がいいのかなぁと。
日曜日に医薬品に詳しい方からステロイドを使い続けてはいけませんと忠告を受けた。元の体に戻るのにはステロイドを使った期間と同じ期間が必要になるよと。根本的な治癒にならないよと。その代わりの漢方を薦められた。ひとまず何でも少しは試してみる癖のあるわたしは、それで先週の土曜日から全く薬を塗っていない。（ちょうど薬も無くなっていた）漢方薬は明日紹介されることになっている。
苦行の1週間を過している。（笑）アトピーで体を掻きむしっている人の苦しみが少しわかる気がする。この湿疹4年前に出現して、半年に一度くらいのペースで出る。真っ赤に広がって結局自然治癒したことはない。常に皮膚科の治療を受ける事になる。そして治まって来た。今回のように次々違う部位に出来るのは初めて（場所が広がることはあっても）。かゆかゆ地獄に陥りそうな時、家にいえばお風呂場でその場所に冷水をあてる。熱を持っているのでしばらく熱がおさまり気持ちが楽になる。職場にいる時はしばしば･･･制服のズボンをめくって靴下脱いで、おっさん状態。手を休める暇も無いほど忙しいとかゆかゆ地獄に陥る暇がないけれど、デスクワークをしていると、つい左手がその箇所をボリボリ掻いている。掻いている時・・・恍惚としている。でもすぐに猛烈に痛痒くなる。掻いちゃダメだ！（笑）←まだ余裕。まだ大丈夫。自分に言い聞かせる。
| 2005年07月26日(火) | パソコン |
昨日はわたしは代休。前日夫と話していて、寝室に置かれている二台のディスクトップ型パソコンを片付けることにしたので、その任務を遂行した。
一台はNECバリュースター、1996年に買ったWin95搭載機。最後までWin95だった。（笑）もう一つは夫が写植業を続けようと1997年に購入したPower Mac7600/200。これにはスキャナ（EPSON GT-9500ART）とプリンタ（EPSON EsperLaser A3＋size）とMOディスク（OLYNPUS DELTIS230MO TURBO��+）を接続していた。
メーカーに回収を依頼するのに大変手間取った。Macは常にお話中。NECは繋がるけれど音声ガイダンスで、わたしの操作がおかしいのか詰めのところまで行き着かない。幾つかの電話番号にかけてNECは手筈を整えた。（回収してもらうのに、本体とディスプレイあわせて7350円）Macは午後ようやく電話が通じたけれどディスプレイの大きさが20インチだと言ったら、業者が回収してくれるかどうか問い合わせると言う。その後一回電話をいただき、二回目の電話を待っていたけれど、待ちきれず用事があったから出かけた。帰宅すると留守電が入っていた。「またお電話します」のみ。結局話は進まず。パソコンを処理するのはかように手間がかかるんだと解かった。周辺機器は札幌市の大型ゴミとして回収してもらえるとのこと。
たくさんのコードが埃の中で絡まっていた。それを一つずつ離して束ねて行く。沢山楽しませてもらった、ありがと。箱に収めて（箱がないものもある）少しすっきり。我が家の持ち物整理はこれが出発であって、これからビシバシ処分していく。これからは物を買うときは本当に必要かどうかを吟味しよう。本当に必要なものは少ないに違いない。
さて、上記に記したパソコン及び周辺機器を引き取ってやろうと思った方はいらっしゃいませんか？（笑）単独でも、まとめてでも。札幌市内と周辺地域にはお届け出来ます。もちろん無料でお願いします。(笑）粛々と処理を進めますので、声を掛けてくださった時点で家にあればお届けします。あぁ、ただいま筋肉痛の予感あり。
| 2005年07月16日(土) | ジャンバラヤ（7/18up） |
今年も娘の学校祭に行って参りました。3年間この土曜日がいつもわたしの公休に当たったのが幸いでした。目当ては演劇部の公演。3年前に「わたしの愛したゴジラ」で泣き笑いして以来、病み付きになりました。どのお芝居も、可笑しさと真剣さが同居していて、好きだなぁ。今年の演目は「ジャンバラヤ」…わたしの頭の中にはカーペンターズの歌声が流れ続けました。そういう世代なのです。（笑）
「生そば」の額が掲げられた居間が舞台。その家に女性が一人訪問「ただいま」と言って入るんだけど、慣れていない感じ。長い間帰って来なかった実家に久しぶりに帰ってきたのかしら？と思わせる。エプロンまでして…やっぱりこの家の親戚かしら？次に「ただいま」と入って来たのはサラリーマン風の男。最初の女性が「お帰りなさい」と応えて中に招き入れる。次に高校生の女の子、この子もやっぱり「ただいま〜」と入って来たけれど辺りをキョロキョロ見回している。そして中学生の男の子もやってきた。この子が何もしゃべらない。オドオドして膝を抱えて、皆の輪に入って行かない。ところがこの子がある時一番勇気ある行動をするのです。この子のセリフは「ただいま」と「さよなら」だった。次々と「ただいま」と現れ、「お帰りなさい」と迎えられて名前が付けられ「お母さん」「お父さん」「娘」「息子」の役割が決まっていく。押入れにはその家の本当の住人らしいおばあちゃんが潜んでいるのが発見される。最後にやって来た男は「お父さん」になれずに「叔父さん」になる。
こんな風に不思議な集まり方で家族が成立していった。どうしてこの人たちが集まって来たかと言うと、インターネット上で「○月○日16時、某市某所のこういう家に集合して家族ごっこをしませんか？」と提案されたことによる。「ただいま」と「お帰りなさい」は合言葉なのです。居間で繰り広げられる会話、出来事を通して、それぞれの抱えている状況が明らかにされていく。「家族ごっこ」を発信したのは、この家の住人である「おばあちゃん」だった。おばあちゃんの過去や状況も明らかになって行く。ヤクザなお姉さん3人がやって来て、おばあちゃんが他人の保証人になったカタにこの家を手放さなくちゃならないことが想像出来る。（このヤクザ3人が可笑しい。一番語る女は実は頭が悪い。大阪弁の女は「姐さん何か言うてやって下さい」と言うばかり。その姐さんは「お前ら、なめとるんかぁ！」のセリフしか言えない。それもバカでかい声で。笑った…）どのキャラも魅力的で一人一人細々書きたい・・・膨大になるから割愛。
今回も笑って笑って、ホロリと涙が出ました。まじで泣いた。だってね、どの役割の人物も一癖ありながら、愛すべき人たちだ！と思える健気さや、可笑しさがあるのです。誰もが自分を偽りながら、でも結果的に自分を曝け出してしまう。現実には上手く生活出来ない彼らが、でも「家族」を演じようと思うくらい「家族」を意識している。「家族ごっこ」だって解かっていながら、そこに集まった一人一人を大事にしようとする人間になっていく。お芝居の中でそんな変化がよくわかる。「ただいま」と「さよなら」しか言わない少年がパソコンに書き残した言葉は「ジャンバラヤ食いたい。家族ごっこ面白かった」だった。ジャンバラヤってお料理の名前です。色々なものが入った炒めご飯。それぞれの食材から旨味が出て、美味しいご飯ジャンバラヤになっていく。偽家族を演じた者たちが一人一人家を出て行く。現実の生活に戻る勇気を与えられたんだなと思う。エンディングはカーペンターズのジャンバラヤがボリュームを上げて流れる。いい脚本、いい演じ方でした。
H高演劇部の皆さん、3年間楽しいお芝居をありがとう。3年前の舞台であまりにヘタクソでわたしを呆れさせたAくん、今回の「お父さん」役はすばらしかった。3年間でこんなに立派な役者になるんだなぁと感動しました。またいつかH高のお芝居観たいもんです。
| 2005年07月15日(金) | 16年前 |
高校3年の娘が「ほっとネット」という色刷り大判の印刷物を学校からもらって来た。北海道教育委員会が発行していて「教育ほっかいどう家庭版」と書いてある。「障害のある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育が進められています」というタイトルがある。LD・ADHD・高機能自閉症…それぞれの特徴が記されていて、見開きには具体的な支援の方法や、理解の仕方が絵と図を用いて説明されている。汗だか涙だか流している男の子の下には「本人も困っている」そして吹き出しには「頑張っているのに認めてもらえない」「どうしてぼくだけできないのだろう？」「きょうもまた注意された」「みんなと仲良くやりたいけれど、うまくできない」「学校に行きたくない」なんてある。これさんちゃんそのもの。最後の「学校に行きたくない」がちょっと違うかな。さんちゃんは、学校で起きたことで大泣き＆喚いても、朝になるとケロッとして登校することが出来た。「えっ！？忘れちゃったんかいな？」てなもんで。（笑）彼には「根に持たない」という美徳が与えられていたんだと思う。別の言い方で言うと「学習したことが蓄積されない」とも言いますが。（笑）さんちゃん7歳の時にLDと指摘された。
わたしはこういう広報誌が配られる事に、16年経ったらこんな風に手だてが見出され、実行されていくんだなぁという感慨を持った。（いえ、感動しました）16年前、さんちゃんが「LDという問題を持っています」と指摘された頃は、彼らに合わせた授業等公的な支援は皆無だった。LD等への理解もほとんど無かった。親も子どもの問題をよく理解することが出来なかったくらいで。普通学級で過す子、特別学級で過す子、親が良かれと思う選択をしていた。まさしく「過す」がふさわしい。勉強わからない、人と上手く折り合っていけない、自分が何故疎まれるのかわからない、だけどそのクラスに居続ける彼らは放置された落ちこぼれに過ぎなかった。精神がゆっくり成長するのが大方の彼らには、学校を飛び出して行く勇気と知恵が乏しい。泣き喚いたり暴れたりするぐらいが関の山。それで尚嫌われる。個別には目をかけ可愛がってくれる先生もいたことはいた。でも特別な指導は望めなかった。
当時、札幌では「LD親の会・クローバー」という会が組織された。さんちゃんが感覚統合訓練を受けていた幼稚園の訓練施設で会合がしばしば持たれた。小さな小さな会だった。その頃のメンバーの（親の）顔が浮かぶ。わたし達夫婦は積極的な会員では無かったけれど（すでに会員でもないけれど）。当時は個別に親が学校に対応を「お願い」する程度。しかし全国のLD親の会は「この子たちにも目が届く教育プログラムを！」と行政に要求することを地道にしてきた。道は遠く遠く感じたけれど、今その要求に応える支援が実現しようとしている。少なくとも支援の構想（→体制）が出来たと感じる。「文部科学省では平成19年度までを目途に、全ての小中学校の通常の学級に在籍するLD・ADHD・高機能自閉症等を含む障害のある児童生徒に対する適切な教育支援のための支援体制を整備することを目指しています」と書かれている。大きな字で表明してくれて頼もしい。真っ当な支援体制になりますようにと望む。
| 2005年07月10日(日) | 嬉しい日 |
今日の礼拝では3人の子ども達の信仰告白とバプテスマ式があった。信仰告白とは「イエスさまがわたしのために死んで甦って下さった」ことを信じます･･･と自分らしい言葉で表明することであり、バプテスマ式とは全身を水に沈めて再生する象徴のセレモニーです。3人のうち二人は小学生の女の子と男の子。3月に小羊会キャンプに一緒に行った仲間。憎まれ口叩いたり白けたりした張本人たちだけど、今日は二人とも真剣。抱きしめたくなる。（抱きしめました。女の子にはキモイ！と拒否された）もう一人は中学2年生のダウン症のTちゃん。Tちゃんは自分で文章を書いて読むことは出来ないけれど「ハイ！」という言葉と、体と表情で「イエスさま大好き！」と表現している少年です。小学生二人の信仰告白もとっても嬉しかったけれど、Tちゃんがその存在全部で神さまを信じていることを感じて、嬉しく嬉しくて涙が止まらない。何を想っても･･･ううう(;_;)状態。夫が隣に座っていたのでハンカチを借りる事が出来て良かった。(^_^;)子どもの健気さや勇気や美しさに弱いわたし。Tちゃんは水に沈められるのもクリアーして堂々としていた、思わず拍手。いつもそうなのですが、彼の笑顔はすばらしい！神さまが与えて下さった宝物。3人とも我が子のようにかわいい＆愛しい。クリスチャンになると老いも若きもない。3人の子ども達と信仰の上ではきょうだいであり、だいじな友です。共に成長して行きたいと思うのです。
礼拝でたっぷり涙したのに、礼拝後の臨時総会でもわたしは涙してしまった。今まで教会主事として教会のあらゆる仕事を荷ってくれていたMさんが、来春神学校に行こうとしている、その献身の決意表明を聞いていて、ポロリ。あぁ、こんなに涙もろくなってしまったとは。困ったもんだ。
嬉しかったから涙が出た。こんなに嬉しかったことを忘れないでいたい。
| 2005年07月06日(水) | 祈祷会 |
水曜日は夜教会に行く。祈祷会という名の聖書研究と祈りの会。牧師がお二人着任されてから、先生たちの励ましのために・・・という気持ちも少しあったけれど、今では病み付きになって行かずにいられない。賛美するのが楽しい。（四曲も賛美します）聖書の学びがとても楽しい。祈祷会専用のノートを作って講義を聴く学生のようにノートを取っている。今日は着任以来初めて（奥村先生でなく）石橋先生が奨励された。これが面白かった。奥村先生は「使徒行伝」の1章1節からお話下さっているけれど、石橋先生はマタイ1章1節から17節。イエスの系図のところ。石橋牧師は、聖書を読む感動を瑞々しく語られます。今夜も、この系図から始まる部分は、マタイさんの信仰告白だと言うではないですか。成る程。奥村先生の聖書研究も面白いけれど、お若い石橋先生の聖書研究もいいなぁ。聖書の魅力を、イメージとして提供して下さいますもん。
その祈祷会に向かう時、わたしの前を紅葉マークをつけた車が走っていた。わたしは急にある想いに囚われた。わたしはいつまで運転出来るだろうか？
わたしはいつまでも運転を続けないだろう、いつか運転をやめて、自分の足で歩く事になるだろう。ではそれはいつ頃？我が家から国道まで歩いて15分。バスに乗って30分くらい。また歩いて10分弱で教会に着く。（この時間は健康な現在の所要時間です。＋待ち時間）果たしてわたしは通い続けるだろうか？（笑）
教会に行きたくても行けない日がやってくるだろう。実際周りにそういう人たちがいる。そうなった時の自分を今まで想像した事が無かったけれど、今日初めて想像したのです。淋しいなぁ。ま、その時になったらまた考えましょ。
| 2005年07月02日(土) | えりも岬 |
昨夜から娘とえりも岬にドライブに行くって約束していたけれど、6:30に起きると言っていた娘は8時になっても起きて来ない。「起きろ〜！」と叫びたいところをぐっと我慢。行きたかったら起きるよね。意地でも起こさない。（笑）もう今日は中止だなと思い始めた8時過ぎ、娘はびっくり顔で起きてきて、あっという間に身支度をした。彼女にしては画期的に素早い！その行動に免じて出発する事にした。
でもね、札幌を出る前にSさんのお墓に行きたい。聖句の墓碑にお花を添えた。野の花も集めてみた。その周辺がポカポカ温かい。
出足が遅れたので高速道路を使う。道央自動車道から日高高速道に乗ると早いこと早いこと。途中で休んでも3時間半でえりも岬に着いちゃった。途中と言えば、様似の「アポイ岳」の麓のアポイ山荘に寄った。いつかアポイ岳に登ろう、その時はアポイ山荘に泊まろうと思っていたので、いわば下見ね。山荘は意外にも綺麗な宿泊所でした。山に登らなくてもただ周りを眺めているだけでもいいなぁ。海岸線とアポイ岳がよく見える。
えりも岬には「風の館」という施設が出来ていて、嫌われものの「風」を逆手に取って売り物にしていた。えりも町を紹介する映画と風体験と岬の岩に転がっているゼニガタアザラシ（132頭いるそうな）の鑑賞。まずまず面白かった。助手席で眠りもせずに話し続けた娘が「どこにも人が住んでいると思うと感動だね」と言っていたが確かに。景色がいいから旅が楽しいのではなくて、そこに人が生きているから心が動かされるんでしょうね。
「襟裳の春は何もない春です〜♪」は本当だと思う。緑があっても荒涼とした光景。風が真っ直ぐ吹きつけて真っ直ぐ通り抜けていくのです。
