はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2012年03月22日(木) 感激の言葉

 先日の20日
卒園式も無事に終了しました。
とってもいい式でした。
何がよかったって
子ども達もよかったし
保護者の皆様も
とても良い雰囲気の中で
会が進みました。

 やはり、教育の根本は家庭にあります。
明るい家庭には明るい子が育ちます。
前向きな家庭には前向きな子が育ちます。

私達はそのお手伝いを
本の少しさせていただいている。

この数年間
子ども達と関わることができ
百石幼稚園に通っていただき
本当にありがとうございました。

 卒園する子ども達を一人ひとり眺めていると
思い出がたくさんあって
この日記にも、書きたいことがたくさんあったなと
反省もしました。
今年は年長全員のことをかいてみようかと
思ったりもしていましたが
やはり、成長の中には
何でもかんでもかけるものではありませんから
、、、いいや、私の文章力のなさもあって
紹介したいできごとや
成長は
一人ひとり、たくさんありました。

 そして、保護者の皆様お1人お1人にも
思い出とエピソードがあって
これもまた、書ききれないのですが。

 本当に素晴らしい子ども達でした。
卒園おめでとう。

 卒園式が終わり、謝恩会や懇親会で
大変嬉しいお言葉を多数いただきました。

「子どものかかわりを見ると、
よい関係を築いてきたことがよくわかります。
ありがとうございました。」

「素晴らしい百石幼稚園の教育方針を
ぶれずに続けてください。」

「この幼稚園に決めて
幼児期を過ごすことができて
本当によかったです。」

「幼稚園とのかかわりが終わると思うと
本当に残念で、あと1人子どもを生めるものなら
もう一度、入園させたいです。」
・・・・・などなど

百石幼稚園の目指す、
「子育ての素晴らしさを感じていただき
子どもも家庭もハッピーになる」
そんな願いを受け止めていただき
ただただ、感激でした。

そして、真の子育て支援は
まさに、ここにあると確信しました。

青森の
全国の
世界の皆さんに発信したい
「子どものいる喜び」

せめて、百石幼稚園に関わったご家庭、皆様には
十分に感じていただきたい。

子どもは世界の、社会の、未来の宝です。
だからこそ、育てるのは手間隙がかかる。
親が本当に必要なのは
手間を代わってくれるサービスではなくて
苦労を分かち合い、支えてくれる手と心。
だって、せっかく親になれたのだから、
その喜びは、親自身が体験したいじゃないですか。

百石幼稚園で培った基礎は
きっと花開くときがきます。
私達は信じています。

先日も、幼稚園時代のことを思い出し
苦手なことも奮起してがんばっているお子さんの話を聞きました。
涙が出そうでした。

子どもには力がある。
それぞれ、出しどころ、出る時期は様々。
でも、力はある。そう信じ、励ますのは
親の役目。

親だって、何度も挫折しそうになるけれど
そんなときこそ、もう1人の
『親心」
百石幼稚園が
「お母さんの気持ちは、それでいいよ。間違いないよ」
「お子さんはきっとできるよ」
そう後押ししたい。

園長が謝恩会の挨拶で言いました。
「百石幼稚園はいつまでもいつまでも
しつこく、
お子さんの成長を見守っています」

だって、親ゴコロだから
いつまでだって
気になるし心配するし
ずーっと案じています。

今日は、百石小学校の卒業式でした。
沢山の卒園児も、立派になっていました。
これからも、しつこく応援しているからね。

ここであえてよかった。

だから

ここからはじまった、ご縁を
ずーっと育みましょう。

大きくなあれ

ご卒園、おめでとうございます。

副園長 松橋でした。





2012年03月19日(月) 今日まで

 今日まで、保護者の皆様
当園にご理解ご協力頂き、ありがとうございました。
沢山の支えを頂き
今年も無事に卒園式を迎えることができます。

 今日、最後の練習を
全園児で行いました。
最年少のにこにこ組も一緒に
45分静かに座って聞いていました。

 年長児の気持ち
卒園式の雰囲気を感じていました。

 練習の終わったときに
各クラスの代表から(その場で立候補)
年長組に一言メッセージをおくりました。
はじめに、年少さん。
「ばら組さん、ご卒園おめでとうございます。
僕達と遊んでくれてありがとう」
お〜、すごい、アドリブですよ。
すごいなあ〜
次はつぼみさんという風に思いを伝えました。

 最後に年中組は、たくさん話したい人がいて
何人かに当てました。
 すると、「卒園おめでとうございます。・・・・」
終わり?「・・・・・まだ」
しばらく考えて「立派な小学生になってください」
伝えたい気持ちがわかって
数分の間も、子ども達はじっと待っていました。

縦割り保育をはじめてから
子ども達の関わりがとても深くなって
見ている私達も
ジーンときたり、学んだりすることが多くなりました。
「子どもは子どもで育つ」
特に、心は、子供同士のかかわりの中で
深く深くなります。
教育の成果は見えにくいといいますが
あっという瞬間に
ピカー!!と光って、その成果が
まざまざと見えるとき、あります。

今年の子ども達も
沢山の学びをもって出発します。
先生たちは、ここで応援しているよ。
明日の卒園式が
素敵なものになりますように。

本当に、感謝でいっぱいです。

今日はぐっすり寝よう。

副園長 松橋でした。



2012年03月11日(日) 同じ思いのあなたに

 今日は、あの日です。
2011.3.11.東日本大震災がありました。

 今年は、ちょうど日曜日。
園はお休みです。
 
 金曜日の9日
避難訓練と集会をしました。

 ちょうど、お別れ会の準備をしていた時間。
ベルをならし、抜き打ちでした。

 だって、災害は時を待ってくれない。
訓練でも、あの日を思い出しました。
先生たちも、心なしか
いつもの訓練とは違っていました。

 そして、集会。
去年のことを振り返りました。
大きい子供たちは覚えていました。
そう、去年のあの日は、ちょうどお別れ会の日で
子供たちのお昼のサンドイッチが
少し残っていました。

 帰りの連絡がつかない子供たち。
帰るまでに橋をわたるルートの子もいて
「迎えにこられないかもしれないな」と
覚悟を決めました。

 布団はある。食べ物、飲み物もある。お湯は沸く。電話はつながる。(家庭用の電話が1台あって、停電でもOKでした。)
 水は、どこかでモーターを使っているらしく
停電のため、使えなくなりました。
 
 心配なのは、暖をとること。
理事長が発電機を持ってきてくれ、ストーブを一台動かしていましたが
余震が来るたびに消していたので
「これ以外の方法で何とかしよう」と
子供たちと温かい窓辺ですごしました。

 お湯が沸いたので、子供たちとお茶を飲んで温まりました。

 教室には、机をたくさん広げて
余震がきたら、すぐ下にもぐれるようにしました。

 一人帰り、二人帰り
暗くなってきて、明かりはつけられても
さすがに寒さがこたえてきたので、
玄関に張り紙をして、ホームに移動しました。

 最後のお迎えを終えて、ほっとしました。

・・・・・

 復興支援のパネル展示をみて
私は、何もしなかったことに
ショックをうけました。
募金はしたけど、直接的な支援、していない。

 遠くにいかなくても、すぐ目の前で
さまざまな活動がおこなわれていたのに
いったい、何をしていたんだろう。
被災地域だからといって
なにか、甘えがあったのか。
私は、被災者じゃなかった。
被災者じゃなかった?

 苦しくなります。
被災者というには、被害はほとんどなかった。
でも、被災地域として
影響は確かにあった。
なぜか、この一年が忙しかったのは
いつものように事務仕事がかたずかなかった。
県や国がの流れが滞っていたから。
被災関係の連絡報告の仕事も増えた。
園の防災対策も急務だった。

理由がないわけではない。

でも、、、、心に残る、この申し訳ない感じは何だろう。

もっとすべきじゃなかったか。
やっている人はもっとやっていた。

今からできることもあるはず。

復興支援のイベントの中で
一人ぐらいは私のような
なんともいえない申し訳なさを感じている人もいるかも知れない。

せめて、復興のイベントに顔を出して
忘れていない気持ちを
おいてくるしか
今日の私にはできないのかな。

できることからはじめる。
当たり前のことだけど、
そのスタートに立てないひとも
いるかも知れないのだ。

海が見れない
近づきたくない(私もそうだ)

もっと大変な思いをしている人の前では
決していえない気持ち。

立ち向かえないでいる人を
許してくれないだろうか。

イベントで挙げられるがんばろうコールが
重い人もいるんじゃないかな。

だって、まだ本当に
気の長い「復興」の始まりだから。

あの日から1年。

子供たちには、
「これから、あなたたちが大きくなる間
さまざまな天災があるかもしれない。
だからこそ、訓練を良くして
身を守ることを覚えて
命をつないで欲しい。生きていって欲しい」と伝えた。

教育にできることは何か。
それが私のすることなのかもしれない。

この震災と、その後の大変な中で
命を失った皆様のご冥福を祈ります。
そして、まだ震災の只中で
途方にくれている皆様の
お心が少しでも安らかな日が来ることを
お祈りします。
皆様を忘れることなく、いつかできることを
きっとしますからと
お約束します。
そして、震災の恐怖から子供を助け
放射能の影響から子供を守り
未来につなげる仕事を
細くても長く、続けて行きます。

副園長 松橋でした。





2012年03月09日(金) 続き

 音楽会の続きで
園児の話。

 最後の最後まで
子供が自分に自信を付けられる機会を
作り出したい、というのがわが園のモットーです。

 子供はすごい。
そして、伸びる「チャンス」が
それぞれある。
 早く来る子もいれば
じっくりとまって、一気に伸びを見せる子もいる。
もうできていると思っても
あと一押しで、しっかりと身につく子もいる。

 そんな思いで
一人一人のお子さん見ています。

 さて、音楽会。
年長は、このときにしか発表しない
和太鼓をします。
考えてみれば、大変贅沢というかなんというか。
ちなみにこの曲も
百石幼稚園オリジナル「日本の四季」という曲です。

 和太鼓は子供たち大好きで
すぐに覚えてしまいます。そして「もっとやりたい」というほどです。
よさこいソーランもそうですが、
日本人の心に何か訴えるものがあるのでしょうかね。

 さあ、ほとんど曲ができてきたところで
はじめの礼と終わりの礼の号令。
誰にお願いしようかな。

 これ、とても重要なのです。
ここがしまらないと
演奏全体が締まらない。
 
大きな声を出せる子はいるけれど・・・・
子供たちの顔を見回して、
あえて、いつもは静かなR君を指名しました。
「R君、やってくれる?」
こくりとうなずきました。
「じゃ、大きな声で」
1回目は大きな声を出せませんでした。
大丈夫かな?でも、だからこそ、挑戦させたい。
「とても大事だからね、おなかの底から声を出すんだよ。もう一回」

すると
「れ・い!!!」
周りの子が、ちょっとびっくりしたのがわかりました。
私も、驚きました。
R君のちからが発揮された瞬間でした。

それからの練習では、
とても大きな声ではっきりと「礼」を言ってくれました。
もともと、しっかりしているお子さんだけに
自信を付けて一歩前に踏み出せたことは
小学校への大きな一歩になったと思います。

 そのあとの、「そーれ」と合図をするのは
最近、ぐんぐん伸びているIくん。
伸びているときって、すごいです。
自信にあふれていました。

 最後の礼は、なかなか決めかねていました。

R君のがんばりを見た私は
ちょっと欲張りになって
これまた、いつも静かなMちゃんにお願いしました。
でも、プレッシャーにならないように
「とりあえず、今日、言ってくれる?大丈夫、今日の担当ね。
だから、やってみて」と
気軽な感じで(もちろん心の中では、やって欲しいのですが)頼みました。

その日はあまり大きな声を出せなかったMちゃん。
こちらは、とても苦手なことがわかっていたので
その日は、それでいいことに。

次の練習の日。
Mちゃん、いい?と私が聞くと
こくんとうなずいたので、
じゃ、大きな声でとお願いしました。
でも、普段から緊張すると、どうしても声が小さくなってしまうMちゃん。
やはり、小さい声になってしまいました。
でも、今日は2回目、そして
やってもいい、という思いを確認していたので
「もっと大きな声でなければ聞こえないよ。
もう一度」というと
「れい!」

Mちゃん、精一杯の大きな声がでました。
やった〜!できた。
ここを超えれば、きっとできる。
そんな瞬間でした。
Mちゃんも自分を開くきっかけを
つかめずにいた感じ。
だからこそ、この出来事で
ありのままの自分を出して欲しいです。

クラスでも
このことを境に
Rくん、Mちゃんの様子が違って
自信を身に付けたようだと
担任が話していました。

 もともと持っている力は
どこで花開くかわかりません。
だからこそ
種をまき続けるのが
私たちの大切な仕事だと思っています。

幼稚園のとき、いろんな思いを抱えたお子さんが
小学校で力を発揮していると聞いたとき、
あの迷いや学びが
その子を作っているのだと
確信できることがあります。

ここで会えてよかったと
思ってもらえる場所でありたい。
人の出会いでありたい。

子供はもちろん
保護者の皆様とも
いつでもそう思っています。

百石幼稚園は
家族の心の基地でありたい。
いつでも扉は開いています。

卒園は、出発のとき。

かえるHOMEは
ここにあります。

なるべく年をとらずにまってますよ。

副園長 松橋でした。



2012年03月08日(木) きっかけ

 感動の音楽会から
もう1週間。
あっという間でした。

 さて、音楽会のご感想をお便り帳でいただいておりました。
ありがとうございました。
 特に、年長の演奏は
これまでの集大成ですから
学年かかわらず感動したとのお声を
多数いただきました。

 まさに、そのとおりです。
これまでの演奏会で
一番上手でしたね。
なんというか、心と演奏がひとつになっていて
音楽を感じることができました。

 それも、にこにこ組からの
音遊びの流れだと思うと
これまた、すごいですね。
(遊びは、学びなのです。)

 今年は、年長組の歌も披露しました。
オリジナルの。
「みんなにあえて」
 作詞 第37回卒園児 作曲 松橋です。
この曲についても、よかったといってもらって
何よりでした。
 この日記をごらんの皆様だけに
その裏話を・・・・。

 年長の担任は、ピアノがとても上手です。
歌わせたい歌もたくさんあって
今年は「ありがとう」を選んでいました。
ところが、実際あわせてみると
キーの高低がありすぎて子供たちには難しい。
「これ、変えましょう」と私がいったところ
子供たちから反対の声が。
「いやだ、絶対歌いたい」
その理由は
「お母さんや、おばあちゃんが好きだから
(朝のドラマでいつも見ていたもの・・・!)」
そうか、それではどうしよう。
歌えない歌を披露するわけにいかないし。

「気持ちはわかった。でも、声が出ていないよ。
高い声も出るように練習をたくさんしてね。
もしくは、先生からの提案なんだけど・・・」
そういって、話したのが
「オリジナルソング」でした。

「自分たちの歌なら、歌ってもいい。
そっちのほうがいい!」という声が半分。
絶対今の歌を歌うという声が半分。
流れが出てきました。

 何事も子供たちの心が動かなければ
よいものが生まれません。
やりたい、やろう!という気持ちこそが
一番の原動力なのです。

 そうはいったものの、いつも主任から注意を請けています。
「せんせい、パンドラの箱をまた開けたのですね!!!」

開けてはいけないパンドラの箱を開けると
魑魅魍魎、病気や犯罪
それまでの世界になかった悪いことが
飛び出してしまうという昔のお話になぞらえて。

・・つまり、また大変なことはじめましたねということ。
そんな時、こう切り返すのです。
「でも、箱のそこには希望が残っていたじゃないの」

原作とは違う意味になるかもしれませんが
苦労があっても
そこに希望があり
未来があるのなら。

まあ、計画性がないともいえますが。

 新曲は、子供たちが遊んでいるとき
曲でどんな思いを伝えたいを聞き取りました。
 びっくりするほど大人っぽい言葉や
子供らしいストレートな言葉まで、さまざま。

 聞き取った言葉をメモした紙を
持ち歩くこと数日。
 これをどう、歌にしようか。
歌の神様が降りてくるまで
じっと待ちます。といえば聞こえがいいですが
考える余裕もないほど、結構ばたばたな一週間でした。

気がつけば、本番まで残り一週間。わ〜、パンドラ!!
 そして、研修に出かけていた電車の中で
大方の詩をまとめました。
一緒に行っていた若い先生にも見てもらいました。
「いいですね」
本当???
本当のこと、言ってもいいよ。
無理か?ホントか?
 
 次の日、主任に見せました。
なんとなく浮かんできたメロディーを鼻歌で。
「いいんじゃない、うん、いいよ」
よかった、だめなときは、だめって言ってくれる人が
近くにいて。

 確信を得ながら
早くしないと、歌の練習時間がなくなる〜と
あせる私。

 最後の週が始まりました。
まずは歌詞を子供たちに伝えよう。
部屋に張り出して、一緒に読みました。
「どう?さびのところは、曲も決まっているの、こんな感じで」
ピアノを弾きながら歌って見せると
すぐに乗ってくる子供たち。
お〜。すごい!こども!
そして、担任。
だって、たくさんの歌を
楽しく歌ってきたからこそ
「音楽をすぐに捉える力」がついているのだもの。
この子達でなければ
1週間で新曲はむりだったな。
もちろん、この子達だから
こんな無茶な計画も
大丈夫だと思ったのだけど。

「明日までには、曲全部作ってきます。
みなさん、よろしく」
「は〜い」
そういって、それからの4日間、
歌い続けました。
といっても、ほら、
いつもの一週間プラス音楽会の練習プラス
プラネタリウムへお出かけなどあったでしょ。
歌うのは、バスの中、移動の途中、
練習と練習の合間に
勝手にピアノをひいて
準備が済んだ子達から
集まって、みんなが集まるまでの間歌ったり。

 本当に、子供たち。すごいし、ありがとう。

前の日に「どう、歌えそう?」
「ふりとか、付けられそう?
(振りがはいると、歌を忘れやすくなるので)」
「できる!]
「思いを伝えるために、ママに〜のところはママへ
パパにのところはパパにむかって、先生に〜のところはね
自分が思いを伝えたい先生にむかって、手を出してね。
やってみよう!」

そうしたら、担任に手を伸ばす子の中に
私に向かってにっこり笑いながら
手を伸ばす子が。
もう、なんてこと。気を使えるようになって
こんな大人になって
もう卒園なんだ
大きくなったね
本当におめでとう
いろいろ、一緒に体験したね
叱ったこともあったね。
抱っこもしたね。
思い出がモコモコと頭の上に広がって
伴奏どころじゃない。

涙がでました。

歌を聴きにきていた
主任も、泣いていました。

「明日、思いを込めて歌ってね」
そういって、迎えた本番。

こんなことでもなければ
音楽会で
私がピアノを弾く機会なんてないのですが
ほら、1週間でできた曲なので
楽譜はないし、代わりがいなかったのです。

子供たちの影で
担任も泣いていたとか。
わかるよ。
私といえば、ピアノを間違えないように緊張して
(少し、間違えました。。。)
涙は出なかったけど
心の中は、感動でいっぱいでした。

・・・というのが、新曲までの道のり。
そう思って、どうぞもう一度
ビデオを見てください。
あの子達のすごさが
よくわかりますから。

そうそう、「ありがとう」の曲がその後どうなったかといえば
音楽会に来た皆様にはご存知のとおり。
大きな感動と涙を誘うことになったのでした。

すばらしい子供たちを
預けてくださってありがとうございます。

感謝と感動の

副園長 松橋でした。



2012年03月03日(土) それまでの過程を

今日はいよいよ、音楽発表会本番。

一年を通し
また、入園から卒園までの
総仕上げの時

園内で行われる行事ですが
これこそたくさんの方に見ていただきたい
子供たちの力の結晶

昨日、ほかの保育園で何十年とお仕事なさった
ベテランの先生に言われました。

「先生、あんな合奏は見たことないですよ。
本当にすごい。びっくりしました。」

嬉しいです。ありがとうございます。

青森県は、音楽に力を入れている幼稚園や保育園が多い。
そう思っていたけれど
すべての園がやっているわけではないと
改めて気づきました。

そうか、やっぱり子供たち
えらいな。すごいな。

指導する先生たちもね。
いつもありがとう。

私は最後の仕上げの時に
ちょっとわかった風にアドバイスするだけで
現場の先生の指導が
子供たちを伸ばします。

今日の発表でお分かりいただけると思いますが
子供たちは演奏のためにたくさんの時間を費やしているわけではありません。
むしろ、少ないくらいです。
間に合うのかな?と思うほど
短期間で
演奏を仕上げていくのです。
その集中力。

保護者の皆様はご存知のとおり、
2月のことを考えても
毎日のように、あれやこれやと
小さい活動がありましたね。
お出かけも多かった。えんぶりにいったりお茶会をしたり
お店屋さんごっこの準備もしたし
豆まき、プラネタリウム。

そのほかに、毎週のバレエや体操をしているのです。
もちろん外遊びも。

学年が低いほど、時間を要します。
集中力は短いので
ちょっとをたくさんします。
子供たちは、毎日の歌やお遊びの延長で
音楽を身に付けていきます。

その積み重ねがあるからこそ
年長になると、すぐに習得できるようになるのですね。

その過程を感じてください。

この日記をごらんになるのは
早くても、今日の午後でしょうか?

少し内緒の話を。

今年は、第2弾
年長児による、オリジナルソングも歌います。
楽しみにしていてください。
これ、本当は迷ったのです。
だって、できたのは1週間前!え〜
でも、この子達なら歌えると信じ
練習しました。

子供の思いが伝わると嬉しいです。

何はともあれ
これまで子供たちは、よくやってきました。
惜しみない賞賛と
愛情の言葉を
たくさん贈ってあげてください。
あなたのお子さんは
本当にすばらしいですよ。
親として
誇りに思っていると
ぜひ伝えてください。

今日はポケットに
たくさんティッシュを持っていく

涙もろい

副園長 松橋でした。



2012年03月01日(木) いらっしゃいませ

 先日、といっても、半月前のはなし。

家族で、うっかり東京へ行くことになり、
エステーのガイガーカウンターを持っていったら、
青森の9倍で、びっくりしてあわてて帰ってきた。

 世の中、大変なことになっていそう。
これは、まずい。何ができるかな?
そんなことを考えて、話して、暮らしています。

 とはいっても、驚くほど忙しい2月3月。
さすがに、自分の体のこと、息子のこと、考えなくちゃと思うほど
本当に、頭も体もフル稼働です。

 熟考したいことも山済みで
今は、そういう時だとわりきって
この状況を受け入れています・・・。

 そんな中、親子教室も今年度最終回を迎え、
今年も「子育てハッピーパスポート」を無事に刊行いたしました。
パチパチ・・・!!
 昨年の内容に、新しいテーマを加えて
少しだけ大人になった?パスポート
子育てで気になることに
どのようにかかわっていけばよいのか
まとめています。

 興味のある方は、数に限りはありますが
差し上げていますので、お知らせください。

 さてさて、日記にしたいことがたくさんあったのに
書く時間を確保できずにいたので
話があちらこちらになりますが
子どもは子どもで育つ
そんな場面を一つ。

 息子は、最近「いらっしゃいませ〜」と
お店屋さんにはまっています。
そうです、先日幼稚園でおこなったお店屋さんごっこから
ずーっと続けています。

 「いらっしゃいませ〜、ママ、買いに来てください。
パパも早く来てください。100円ありますか?ハイどうぞ、ありがとうございました!」
 かなり強引な客引きですがお構いなし。

 孟母三遷の教えでもあるように
商店に近くにすめば、呼び込みを覚えるのごとく
自分は大きいクラスの子ども達から
買い物をしただけなのですが
すっかり「店主」を身につけて、今日も商売に精がでます。

 子どもは子どもで育つ。
大きい子への憧れ。楽しかった体験。音、声、様子。
あっという間にインプットされているのですね。すごい。

 お店屋さんをするようになってから
「お茶はどうですか?どのお皿にいれましょうか?」などなど
お店屋さんが日々バージョンアップしているのは
息子のオリジナルのようです。

 見聞きし、体験し、自分でやってみて、考える。
その様子がわかるだけに、忙しい手を止めて
お客さんをするのも、なかなか楽しいのです。

 子どもは、こんな風にして成長しますから
当たり前だと思いますか?

 当たり前が一番大切。
当たり前の体験を当たり前につむこと。

百石幼稚園で大切にしていることです。

 春休みになったら、商品を一緒に作って
お店屋さんごっこをしてみようかな?
でも、お客が1人じゃものたりないね。
やっぱり、お友達とワイワイやるから楽しい活動。
 親ではできないこと。家では盛り上がらないこと。
幼稚園ならではの活動を
残り3月も
楽しんでいきます。

一緒に楽しみたい!
そのために、仕事を早くすませよう。

寝不足の

副園長 松橋でした。



 
 


 < 過去  目次へ  未来 >


はなこせんせい

My追加