はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2012年01月30日(月) すばらしき人に

今日は、謝恩会の実行委員による
第一回実行委員会がありました。

といっても、幼稚園の2階で
いつもよりちょっと少人数の
和気藹々とした会です。

百石幼稚園では卒園式の後に
保護者主催の謝恩会を行います。
とてもアットホームで心温まる会です。

その会を計画運行していただくのですが
毎年のごとく
副園長の身勝手な発言からスタートです。
「皆さんなりの会でいいのですよ」
「去年と同じでなくてOK]
そういいながら、今までの謝恩会の様子や
後日談なども楽しく話しながら進みました。

話を進める中で
あれこれとアイディアがでました。
それをやるなら、こちらの方はプロ級
こっちは有資格者
お〜すごい!皆さん、本当にすばらしい力を持っていらっしゃる。
何でもできますね!と
盛り上がったのでした。

私は、特になにも・・・と思っていたであろう
お母さん。
あなたの笑顔と、ユーモアあふれるお話は
会のムードメーカーとして欠かせませんよ。
誰にでもできることではありません。
あなただけのすばらしい力です。

あ〜、本当に
こんなとき実感するのです。
百石幼稚園にはなんてすばらしいお母さん
お父さん、おまけにおじいさんもおばあさんもすばらしい方が
どんどん集まってくださるのだろうと。

すばらしき人たちに囲まれ
助けられ
毎日教育に従事できるこの幸せを
じっくりとかみ締めたのでした。

いろんな方がいて
長く続けて、技術を身に付けている方もいれば
子育て中から始めて、いまや玄人はだしの方も。
その集中力と、努力、前向きな気持ちは
本当に学ぶべきものです。

なんだかうれしくて
どうしても書かずにいられなくて
夜中になって
この日記を書いています。

卒園間際になってから
さまざまな機会を通じて
皆さんの特技や力を発見し
もっと早く知っていれば、たくさん教えを乞うたのに・・・!と
残念に思うこともしばしば。

在園中にたくさんお話しているようで
意外とそうでもないんだな。

皆さんと、もっとたくさんお話して
いろんな思いや、力を
発揮していただけたらと
次の目標を定めるのでした。

親の志の高さは
きっと子供に伝わります。
まさに「親の背をみて子は育つ」
忘れないようにしようっと。

園児の話

今日も帰り際
事務室の戸をあけて
「先生、さようなら」と頭をさげていくMちゃん。
いつだって落ち着いて
特に挨拶は欠かしません。

子供だけど、本当に尊敬します。

私自身は、子供のとき
すごく落ち着きがなかったようで(今もか・・・)
Mちゃんのような子は
憧れでした。

それでも、家では
次女振りを発揮し、お姉ちゃんに負けじと
粘ったり、怒ったりしているんですよと聞くと
ああ、幼稚園ではとってもがんばっているんだなと
ますます、感心します。

むしろ、家庭で自分を発揮している分
幼稚園で力を出せるんじゃないか
大きく受け止めている保護者の思いが
Mちゃんに、ぐっとこらえて
力を発揮する基礎を与えているのかな。

やっぱり子供って
どこへ行っても、家庭とつながっていて
見えない糸で
それはへその緒のように
力をもらったり
癒されたり
励まされたり
戒められたりして
社会と折り合いを付けていけるのだと
Mちゃんが教えてくれます。

あ〜私も
息子のよい基礎になるように
良心と
規範と
慈愛を
伝え続けていこう。

子供たちから学ぶことってたくさんあります。
年長さんが卒園するのは本当に寂しいな。
あと1ヵ月半。
あ〜あっという間だ。

私たちは、それまで何を伝えられるかな。

涙がでる。

副園長 松橋でした。



2012年01月26日(木) 更新しました

園庭の放射能測定
更新しました。

異常なしです。
詳しくはホームページをご覧ください。

地味に続けていきます。
今回も、おいらせ町役場の測定器をお借りしました。
ありがとうございました。

保護者からも
放射能に関する問い合わせや
活動の報告があります。
自分達の子どものことです。
真剣に取り組んでいきましょう。

子ども達は
豆まきに使う鬼のお面も作り
いよいよ「鬼を待つ」のみです。
楽しみです。
今年はどんな「心の鬼」を退治するのかな?

こっそり保護者のご協力も頂いて
盛り上げていきます。

家に帰ったら
息子とも豆まきします。
もちろん、私が鬼の役。

本当は福の神?

副園長 松橋でした。



2012年01月25日(水) 今後ともなが〜く

本日の親子教室の講演会ご参加
ありがとうございました。

日頃じっくり気持ちを語ることって
あまりないと思います。

よい機会でした。
楽しめました。
などの
嬉しい感想をいただきました。

と同時に
次には叱り方を教えて欲しい
子どもの問題行動に対する対処法がしりたいなどなど
のご感想もいただきました。

そうですよね。
子育てスタート期は
自分の気持ちも大切ですが
まず、目の前の子どもとどう向き合うか
とても重要です。

ちょうど、認知行動療法に基づいた
対処法を
私が学んだところで
これがとても
子育てに有効なので
お知らせしなければと思いました。

一緒にすごしていきましょうね。
子育ての良いときも
大変なときも。

1人じゃないです。
大きな支援はできないかも
でも、なが〜くお付き合いしていきたいです。

子育ては長いですから。

それにしても、
今回体験したコミュニケーションビンゴ。
あのような方法があると知ったことも
きっと子育てに役立ちます。
幼稚園でも最新版を
購入しました。
(以前のものも持っているのですが)

子ども達と一緒に
行っていきます。

田舎の幼稚園ですが
思いと情報は最先端。
子どものためになることを
常に整えておきたいと思います。

皆様の笑顔を見て
ほっと一息

副園長 松橋でした。



2012年01月18日(水) 育児の行方

「ママ、見て。 あっちのお空きれいだよ」

 朝焼けの空をみて、息子が言ったので
「本当にきれいだね」と一緒に空を見ました。

 その言葉は
私の心を少し救ってくれました。

 産休明けで復帰したことで
幼いわが子を
長い時間車に乗せて
通勤することになりました。

 本当なら、通勤時間の分
本を読んであげたり、さんぽをしたり
親子の時間が取れるだろうに
ただチャイルドシートに載せて
空しか見えない風景を
毎日毎日見せることに
心が痛みました。
 
 せめてできるのは
歌をうたってあげることと
天気の話をすること。
「見て、今日は雲ひとつない空だよ」
「曇り空だね、グレーの色をしてるね」
「雨ザーザーだ。風も強くて木が揺れている」
 
 本当なら
目を見て話してあげたいけれど
運転中はできるはずもなく
シート越しに心を配ることが精一杯。

 これで良いのかと、もどかしい日々でした。

 だからこそ、息子の言葉に
自分が救われました。
 伝わっていたんだな。
無駄ではなかったな。

・・・今では、大好きな車を見つけては
「ママ!!ミキサー車! あっバスだよ」と
前しか見ていない私には見えない世界を教えてくれます。

 育児は大変なことも多いのですが
がんばってやったことにはきっと
無駄がないのだと思いたい。

 育児の行方にはきっと
幸せがある。

 そう、信じていきましょう。

年長さんの話

 相撲大会も近いので
練習をしました。
 みんなが相撲を取る中
行司の役をやってくれたのは
双子の兄弟のお兄さん。

 四股名を読み上げ「みあってみあって〜」と声をかけて
うまく取り仕切ってくれました。
 相撲をやりたい人がたくさんいて
11対11ぐらいの取り組みに。

 すると、行司をする前にこんな話を。

「先生、行司をするんだけど、
ボクも相撲をとりたくなったら
先生に行司をかわってもらってもいい?
そして、ボクは人数が少ないチームにはいって
相撲をとるからね」

 しっかりとした話しぶりに
とても感心しました。
 それに、これまでの成長の姿を思うと
本当にお兄さんになったと
感動しました。

 もう一つ。
今度、「表現できる子どもを育てる3つのコツ」
という講演があるのですが
まさに、この子は「表現できる子」だなあと思ったことです。
 表現とは、一方的に話すだけでなく
他人をうけいれ、自分をよりよく理解してもらうことができる能力です。
 自分のやりたいことを話す中に
他人への思いやりや状況がよくわかっていることに
説得力があります。

 素晴らしい成長の一瞬に触れられ
とても嬉しい気持ちになりました。

 子どもって素晴らしい。

副園長 松橋でした。 
 





2012年01月17日(火) 雪遊び

大人にとっては、大変な雪ですが
子ども達は、大雪に大喜びで遊んでいます。
そりに乗ったり、かまくらを作ったり。
雪国ならではの遊びを
小さいときに存分にさせたいですね。

寒い中ですが
友達がいるから
沢山遊べるのだと思います。
今日もほぼ1時間半
たっぷり遊びました。
寒いですよ〜。でも満足した顔で
お部屋に戻ってきました。
子どもは子どもで育つ。
実感します。

新学期が始まりました。
楽しんで過ごしましょう。
今週は、ママ磨き・パパ磨きもあります。
準備に忙しい松橋です。

せっかく参加いただくのですから
実り多い時間にしたいと思います。

これからの参加申込も
受け付けます。
一緒に学びましょう。

明日は親子教室の雪遊び。
どうぞ晴れますように。

毎年、お母さん達とそりに乗る
楽しい時間です。
大人だって雪遊び
楽しいですよ。

冷え性克服中の

副園長 松橋でした。



2012年01月14日(土) 学び初めして、準備OK

 さあ、いよいよ3学期の始まりです。
保護者の皆様
特にお母さん方は
お休み中、お疲れ様でした。

 子どもといるのは楽しいものです。
一方で、年末年始の準備やら掃除で
大変忙しかったでしょう。

 子ども達が幼稚園にいってほっと一息
自分をあんじてください。

 友達に会えるのを楽しみにしているお子さんも多いでしょう。
休んでいたからこそ
メリハリをもって
園生活を楽しめます。
預かり保育をしたお友達も
冬休みモードから
日常モードへ
色んな刺激で成長が促されますね。

さてさて、今年は早々と「学び初め」した先生たちです。

1月12日には教員研修大会があり
大変有用な学びをしてきました。
そして今日は
音楽指導の研修会を、幼稚園で行いました。
年長さんがモデルとして参加してくれました。
保護者の皆様には、送迎のお手間をかけました。
ありがとうございます。

どちらの学びも
幼児期の教育を考える上で
とても基本的且つ大切なことでした。
「基本に立ち返り、基本を大切にして
丁寧に保育しよう」と
改めて奮い立つのでした。
 
 先生たちも、すぐに学びを生かして
保育を行うでしょう。
 その様子をすかさずキャッチして
また皆様にご紹介します。

 今日音楽指導してくださった
鰐部先生。ブログご覧になっていますか?
ありがとうございました。
子ども達にもとても優しく
そして「誉めて指導する」とてもよいお手本を示してくださいました。
また、ご指導ください。

 大切なことほど
日常に埋もれやすいものです。
時々振り返り
確認して
本道をそれずに進んでいきます。

 ちなみに、わたくしの学び初めも
1月7日〜3日間でスタートしました。
とても重要な気付きがあり、早速先生たちと
分け合いました。
 すぐに子ども達に活かせる学びでした。

 1月20日、21日には
ママ磨き、パパ磨きがあります。
そこではコミュニケーションのことを少しお話させていただきながら
家族みんなで幸福感を感じられる生活を
イメージしていただきたいと思います。

なんていうと、めんどくさいですが、
いつも笑って楽しい会ですので
ふるってご参加ください。

一緒に学びましょう。
その姿こそが
子どもへの一番の教えだと思います。

正月から、熱い思いで
教育にまい進する
(相変わらずの)

副園長 松橋でした。今年もご愛読ください・・・!


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