はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2007年04月24日(火) 現実を見ると

 明日はクラス懇談です。

初の試みですが、まずは実行が百幼流。

その中で、先日質問のあった教育関係費の内訳を
より詳しくお知らせしようとまとめました。

 う〜ン、現実をみると、本当にここまでよくやってきたと
手前味噌で感慨にふけります。

 都会ならともかく、田舎の幼稚園は軒並み経営難だと聞きます。
少子化で、園児が減って
共働きが増え、保育園に通う子も多く
収入が少なくなっている割には
人件費の単価が上がっていて
本当に楽ではないはず。

 そのなかで、幼稚園の閉鎖や統合も相次いでいます。

園長は、とにかく、子供たちの思い出の場所をなくさないように
がんばる!といっています。
 職員も一丸となってがんばります。

益々のご協力、よろしくお願いします。



2007年04月20日(金) じゃがいも

 月曜日、晴れるといいな。

幼稚園の畑にジャガイモを植えます。

夏を過ぎると、たくさんのおいもができます。
とってもおいしいです。

 自分たちで植えたジャガイモだけに
益々おいしいのです。

 自然の恵みを感じる瞬間です。

お天気になーれ!



2007年04月18日(水) お先 を学ぶ

 今日は年長さんがお花見お茶会をしました。

といっても、園庭の桜もまだまだつぼみ・・

しかしお茶のよいところは、見立てる楽しみ、想像する楽しみがあるところ

今日のお道具は野点のもので、子供たちも小さな道具を興味深げに見ていました。桜をイメージさせる道具も準備。

 国際化を叫ばれるほど、大切なのは日本人としてのアイデンティティー。

日本のように島国で自国のことをあまり意識しないほうが
むしろまれなのです。

 特にヨーロッパでは、自国の文化や歴史をしらないと
あからさまに馬鹿にされますし、
言葉が多少不便でも、文化を身に付けている人は
とても興味をもたれます。

 まあ、それは置いておき、
お茶で学んで欲しいのは、まず「お先に」という心です。

お先に失礼致します。どうぞどうぞ、この心のやりとりは人間関係の基本だと思うのです。
相手がいてこそ、関係が築けるのですから。

 子供たちの心に「お先に、どうぞ」が根付いてくれるように
ご家庭でも、ぜひ使ってみてください。



2007年04月17日(火) 刻一刻と

 今日で、一週間をすぎました。新入園児。

おうちでは「幼稚園にいかない」と言っていると思いますが
幼稚園では、刻一刻と生活に慣れてきています。

 いや〜本当に、子どもの力はすごいですね。
ここで、大人が、少し淋しくなって
「本当は、幼稚園いやなの、いかない?」
とか
「幼稚園にいかないと○○しないよ」なんていうと、
子どもが混乱しますので、そっとしておいてあげて下さいね。

もちろん、子どもは頑張っていますよ。
でも、集団に入るからには、子どもも大人も
「たのし〜、らくち〜ん!」だけで行くことはまれで、
頑張る、我慢することも出てきます。
それが、「成長」の第一歩なのです。

 子どもが泣いたり、我慢したりするのを
「じっと見守る(我慢しながら)」のも、おとなの大切な役目です。

 一緒に子ども達の成長を見守っていきましょう。
不安なことは子どもに返さずに、先生と相談して解決してみませんか。


 今日は嫌な事件が続いて、朝からブルーです。
たくさんの素晴らしいできごともきっとたくさんあったはずの今日。
 悪い雰囲気に飲みこまれないように
気をつけようっと



2007年04月13日(金) 一日中で

 子供たちも少し疲れが出てきているようです。

新しい生活に加え、
一日中外で遊んでいるので
体力を消耗します。

 新学期が始まって、約1週間。
少し休息を入れて生活していきます。

 それにしても、子供たちの成長は目覚しい。
泣いてきた子も、ほぼなれました。

もちろん、また、休み明けには涙の子もいるでしょうが、
今週よりは早く、笑顔になるでしょう。

 また来週!



2007年04月10日(火) まね

 甥っ子がいるのですが、
最近は何でもまねをします。

 このあいだ、髭剃り器を持ったので
「あぶないよ」と言おうとしたら
あごにあてて、数回上下させると
アダプターにもどしていました。

 とにかく、何でも上手にまねします。

これだもの、環境は大切なのです。
親の価値観や生活が、びっちりと子に反映するのです。

ですから、子供がいやなことをしたときに
「いったい、だれからおそわったの」などと言うのはやぶへびで、
そこにいたるには、親の背中をみて、そうしてるわけです。

 私たちも、日々子供に影響を与える大人として、
姿勢から、声の出し方から、気を配るようにしていますが
これまた、身に付いたものを変えるのは大変です。

 日常生活でも、子供の性格は保護者の方と似ていることがほとんどです。

まねされてもいいような
そんな生活を心がけないと。
そう、 改めて思うのでした。

真似する子供に、罪はないのですから・・・!



2007年04月09日(月) 確信

 新入園児が今日から登園です。

思いのほか、泣く子も少なく、親子教室で通っていた成果があったと感心しました。

 もちろん、初めての日でみんな緊張していました。
がんばっていましたよ。

 今日は一日いっぱい遊んでいたので、
それが楽しくて、初めの泣き顔が笑顔になった子も沢山いました。
やはり、遊ぶってすばらしいですね。

 私たちも毎年毎年、子供たちを見ていて
「これだ!」と確信を持つことがあります。
もちろん、子供は常に変化していますので、それだけを信じて生活するわけではありませんが、「手ごたえ」といってもよいでしょうか。

 きょう、小学校の入学式にいってもこころから手ごたえを感じてきました。

 個人差はあるものの、返事のしかた、礼のしかた、回れ右のしかた、とても立派にしていました。身に付いている、というのが嬉しかったです。

 教育の成果は簡単に目に見えませんが、積み重ねた分のことはあります。
新入園児の子供たちも、3年、2年たったら、こんな風になれるように、
毎日毎日一緒に積み重ねていこうと思いました。

 なんといっても、幼児期は「人間力」を育てたい。
「生きる力」と教育要領には書いてあります。

 新しいランドセルをしょって
担任の先生に見せにきた卒園児もいました。
嬉しかったよ!

 本当に、大きくなったね。

これから、新しい生活、お互いがんばって生きましょう!



2007年04月07日(土) 入園式でしたが

 今日は入園式でしたが、記念撮影をしていて卒園児を思い出しました。

今日の保護者の方々は、想像もつかないかもしれませんね。
今日の、この子供たちが、あんなに立派な年長さんになって卒園していくこと。

 写真を撮らないと走り回ったり、大泣きしてお母さんを困らせたり。
それなのに、あんなに立派になった姿を私は見ています。

 今年も、大丈夫、と私は思います。
だた、保護者の方は、そうはいかないでしょう。
はじめから、すっかり私たちを信頼してください
というのも無理でしょうし、
沢山沢山心配すると思います。

 でも、これは子供を通した新しい大人同士の出会いでもあります。
しかも、「子供をすくすくと育てよう」という同じミッションをもった。

ですから、どうぞ、思い切って心をゆだねてくださいませんか?
そして、ともに子供に育ててもらいましょう。
子供は私たち大人に、本当の大人になるチャンスをくれているのです。
本当にそう、実感します。

 わくわくします。うふ!



2007年04月05日(木) 雪のスタート

 さあ、新年度が始まりました。

今日はなんと雪でスタート!
このところの気候の変化には
不気味なものを感じますが、
子供たちは、とっても元気に登園してきました。
まってましたよ〜!!
 
 始業式では、園長先生のお話を真剣に聞いて
すっかりお兄さん、お姉さんの顔です。

 7日には新入園児と顔合わせ。
きっと頼りになる先輩たちでしょう。

 先生たちもクラス替えをして、
心機一転、燃えています。

 保護者の皆様も、新しい先生とたくさんお話、お便りして
仲良くなってくださいね。

 卒園児の保護者からは
「幼稚園が終わって、寂しいです!」と嬉しい声が寄せられています。
子育ての中でも、親子が一緒に楽しめ、考えられる時期は
幼児期だと断言してもいいでしょう。

 だから、この、「いま、幼稚園のとき」を大切に
親子で過ごしてください。

 今年度も楽しいこと、いっぱいします。

それから、卒園児の保護者の皆さんに、ちょっとしたお喜びを
お届けしたいと思ってます。

ホームページに掲載しますので、チェックしてくださいね。

それでは〜よろしくお願いします!


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