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15 Jan.(Tue) 2002 Fra Angelico's "L'Annunciazione", Cibreo's tomato pudding and Ambra |
Today I went to Il Museo S.Marco for Fra Angelico's "L'Annunciazione" I can't say why this fresco picture moved me a great deal. I was extremery impressed by the Madonnna's face. She didn't show any passionate emotion. She looked as if she accepted preposterous destiny quietly. I love her quiet. My enthusiasm for "L'Annunciazione" made me hungry. So I went to "Trattoria Il Cibreo" (There is a small part of "Ristorante Il Cibreo") on foot and had crostini with tuna, baked eggplant with cheese, and tomato pudding. All dishes were so delicious. For me, tomato pudding was the best. It had rich flavor of tomato and spicy taste. I could feel happy. On hotel's TV, I saw Ambra. When I came to Rome ten years ago, I saw her TV programme "Non e' la Rai" every evening. I have her CD.(I couud buy all of her CD at TOWER RECORDS, SHIBUYA TOKYO") I love her tune "Immagina che bello " from CD "t'appartengo". Did she release the CD after "ambra in canto" ? I've never found her new CD in Florence.
きょうはサン・マルコ美術館でフラ・アンジェリコの「受胎告知」を観た。離れ難く思い、何度も描かれた壁の前の階段を登り降りした。美術館へいくのはとても好きだが、興奮しながら館内を歩き回るせいか 、特に海外の大きな美術館ではとても疲労してしまう。昼食を「チブレオ」のトラットリアで摂るべく、排気ガスの匂いが鼻につく大通りから、歩道がとても狭くて歩きにくい裏通りへ分け入って訪ねていった。「チブレオ」は著名なレストランだが、トラットリア部とカフェ部も設けている。トラットリアではレストランと同じ厨房で作られる料理がレストランより安く気軽に食べられるので人気がある。注文した料理はどれも良かったが、特にトマトスープのゼリー寄せが抜群であった。濃厚なトマトの風味にスパイスがぴりっと効かせてあって、とてもおいしいものであった。昨夜の夕食をホテルの近く、レオーニ通りのレストランで摂ったのだが、荻窪あたりで店を出しても流行らないような眠たい味であったのでがっかりしていた。イタリアだからどのレストランもおいしいはずと盲信しているわけではないのだが、これまでこの国のレストランで失望させられたことがあまりないので、がっかりする度合いが大きかった。「チブレオ」のおかげでまたこの国のレストランを信頼する気持ちが戻った。
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14 Jan.(Mon)2002 Firenze, Manierisme |
I arrived in Florence yesterday by Air France. This is the first time that I've visited this city. I'm staying at the hotel Bernini Palace. It is next to Il Palazzo Vecchio, and I can see the dome of Il Duomo through a window of my room. I went to La Galleria degli Uffizi this morning. Fortunaterly, the museum was not crowded, so I could enjoy appreciating pictures. I enjoyed seeing the pictures of Cimabue, Giotto, Botticelli and Caravaggio, but I was absorbed in the picture of Parmigianino's "Madonna of the Long Neck" Its distortion was very beautiful. I love it. I also love "La Grottesca", the grotesque pictures on the ceiling of the corridor. Its overabundance is very beautiful.
昨日パリ経由でフィレンツェに到着した。 ユーロ通貨が流通しだしてからまだ2週間しか経っておらず、新しいものが浸透するのがフランスに比べてどうしても遅いイタリアで新しい通貨がスムーズに通用するのか、かなり不安を感じていた。東京では円とリラの両替は今年の元日からしてくれないのでユーロを持っていくしかなかったのであるが、ペレートラ空港のバールや空港からホテルまで乗ったタクシーではとりあえずユーロも受け取ってくれた。まだだいぶ現地の人々にもとまどいは残っているようであったが。今日は朝から旅行の主な目当てであるウフィツィ美術館へ出かけた。混雑することは聞いていたので並ぶ覚悟だったが、オフシーズンのせいか閑散としており、人の列を探しているうちに誰も並んでいない入場券売場の前にたどり着いていることに突然気がつく始末であった。観たかったパルミジャニーノの「長い首の聖母」が観られたのはよかったが、なぜかカラヴァッジョの「メドゥーサ」が展示されていなかったのが残念であった。 Uffiziがイタリア語で「事務所」を意味する語であるUfficioの古形から来ていることは有名であるが、この豪奢な美術館の名前がメディチ家の事務所の2階と3階に設けられたことでついたと知ったとき、さすがメディチ家はやるものだと思った記憶がある。日本で「事務所の2階」といえば、せいぜい従業員が昼寝する場所というイメージしか喚起しないからだ。
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