LIFE IS SERIOUS BUT ART IS FUN
目次へ過去へ未来へ


2005年06月01日(水) 風と木の詩

中世ふうに綴じひものついた古い本――黄色くなった羊皮紙にはまだなにも書き入れられてない
「なにを不思議そうな顔してるの?」
「…だってなにも書いてない…」
「そうだよ!これからぼくが書くんだ」
「なーんだ日記ですか!」
「覚えておくんだよ今日からぼくつきの小間使いになったリデル!一生のあいだにぼくが持つ本の中で…これが一番大切な本になるから!」

この本を古書店で見つけた時ぼくは心にいく度も誓った この“時間”を無駄にはすまい 散りゆく枯葉の一瞬の吐息にも耳を傾け ほおにさす陽のしみとおる暖かさにも目をむけよう ………………そうしよう!! そしてそれをこれに書き記そうではないかと!過ぎさりし日を――後悔することのないように!


“わが息子セルジュへ 短いわたしの青春を贈る”



というわけでぼくもにっきをはてなでやります。


asaibomb |HomePage