2007年02月09日(金) |
予算審議をしない野党は「これでいいのか」 |
柳沢厚生労働大臣の「産む機械」発言で、野党が予算審議の拒否をし、 結局、野党欠席のまま委員会を通過した補正予算。 本当に、これでよかったのだろうか、と疑問が残る。 今度は「健全」発言……とまたしばらくは、国会が空転するのだろうか。 今国会が始まる前、野党は「徹底的に予算審議で戦います」と 断言していたような記憶があるが、私の間違いだろうか。 それはそれ、これはこれ、と最重要課題と懸案問題を区別しないと、 大切な補正予算が、 与党の思うままになることをだれも気がつかなかったわけではあるまい。 もちろん厚生労働大臣の発言を肯定するわけではないが、 彼なりに、開き直って言い訳をするわけでもなく、 何度も何度も謝っているにもかかわらず、断固として許さない野党をみると、 巷で問題にされている「いじめ」となんら変わらない図式が見え隠れする。 あまりいき過ぎた追及は、国民感情を逆なでするのではないかとも思える。 ここらで「まぁまぁ」とお互いの肩を叩き、 「ここはこの辺で」とリーダーシップを発揮し、仲裁できる政治家の出現を、 私は望みたい。 今、一番大切なことは、重箱の隅をつっつくのではなく、 なにが今、国民に求められているか、を大所高所から判断することである。 野党議員が「木を見て森を見ず」にならないことを切に願いたい。 http://www.janjan.jp/government/0702/0702069593/1.php
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