しもさんの「コラムニストを目指して」

2003年05月23日(金) 中国側がそんなことをするはずがない

できれば政治ネタは触れたくないけれど、
あまりにインパクトがあるフレーズだったから、とほほ。
中国から帰国した、与党マスク三幹事長の発言。
「我々が感染したら胡主席にうつるかも。」の後に続けて
コメントした台詞である。
「するはずがない」という、言葉としての曖昧さと、
そう言い切れる根拠が見つからない。
「するはずがない・・と思う」「するはずがない・・と信じている」
この程度の認識ではないのだろうか。
国民には、10日間の自宅待機を促しておいて、自分達だけ1日とは。
冗句も含めて「政治家がそんなことするはずがない」と私は言いたい。
国内で起きている大きな事故の後、よく見かける
「関係者には考えられない事故」というフレーズも同じ。
考えられないことが起きたから、事故になったのではないか。
自分が感染しているかもしれないとわかっていて、
日本国内を旅行した台湾医師も、常識はずれだけれど、
この与党マスク三幹事長も、そうとうな非常識人間である。
また、それを止めなかった政治家達も、狂っていると思う。
もし、万が一、感染していたら誰が責任を取るというのだろうか?
まったく危機管理意識の低い国である。
この話も、そのうち笑い話で済まされてしまうに違いない。


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