竜の爺の戯言日記
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2004年04月03日(土) 長々と挨拶されて眠くなる 春の日差しに堂の中の人達

毎年新車として販売されている及び今後販売が予定されているガソリン乗用車について燃費の良いもののベスト10を国土交通省では、型式指定を受けたもののうち、取りまとめて発表している。これによると平成16年1月末現在、最も燃費の良いガソリン乗用車は、小型・普通乗用車ではプリウス(トヨタ自動車株式会社)、軽乗用車ではツイン(スズキ株式会社)だという。プリウスは燃費35.5km/l、ツインは燃費 34.0km/lで共にハイブリッド自動車だと言う。

ハイブリッド自動車は大気汚染の凶原として指摘されてきた自動車からの排気に含まれる二酸化炭素削減を目的にしたもので、燃料を外国に頼る日本としては研究し開発を進めておきたいものの1つだが、国土交通省がトヨタ自動車株式会社の小型・普通乗用車ではプリウスを一番に推挙した裏では、色々な思惑がいりこんでいて、たとえば、試験の漏洩問題やら、自動車会社からの献金やら国の官使と族議員の絡み合いが見え隠れする。

このハイブリッド自動車、国が購入者に対して補助金を出している。ガソリン車にとの差額の1/2を購入者に対して国がお金を払い戻そう、と言うシステムで、処が、これには裏があって、どんな購入方法でも補助金は受けられるのか?となるとそうではなくてて、現金とリースの場合に限られていて、いっぺんに代金を払えない割賦(分割払い)購入者には適用されないという。つまり、高価格高級車の購入金額を持っている人間には補助金を出して、そうでない人間は、補助金の恩恵にはありつけない、という事なのだ。

高級車を買えないひがみで、口を尖らせているわけではないが、二酸化炭素削減を目的にして一般に広めたいという政策であるならば、重量税の全面補助をつけるぐらいの思い切った方針を立てるべきで、世界に向けて、日本は二酸化炭素削減に取り組んでいますという言い訳にするような表面を撫でることをやめるべきだ。

それにしても、車による死者は減少しているとは言え毎年8.000人近い人が死亡している。昨年の平成15年中の交通事故発生状況では(警察庁交通局交通企画課 平成16年1月29日発表資料より)死者数 7,702人 前年比 -624人 -7.5% ・発生件数 94万7,993件 前年比 +11,272件 +1.2%・負傷者数 118万1,431人 前年比 +13,576人 +1.2% という事だ。戦争や内乱が日本にあったわけではないのに、これだけの数字が毎年重なる。原因は色々有るだろうが、その要因を全て運転する人間に求めている統計をおかしいと思わないだろうか、統計官は。交通事故の原因が車にあると言う視点で分析するなどと言う事は、多分しないだろう。三菱の例があったにしても、自家用の運転手たちが政治家に献金すると言うような事は無いから、政治屋としての面目として(笑)

今日は竜の爺の町内会の総会。11日に責任の委譲を行うが、これは形式で竜の爺の長の仕事も今日まで。さて、挨拶を1分で終わらせる思案を(笑)


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