moonshine  エミ




2001年10月31日(水)  本当は前から決まっていること

 最近、書く頻度が少なくなっています。残業と勉強のせいだ。
 11月には、2週連続で資格試験を受けるのです。
 フルタイムプラスアルファで働いているのに、家に帰ってまで勉強とは・・・トホホ。

 今日は月末なので、それらしい話を一つ。

 うちの会社は、グループ会社いくつかと一緒にビルに入っているため、更衣室も共用である。
 私のロッカーがあるブロックには、あるグループ会社のロッカーもあって、会社は違えど新入社員同士、会うと話すようになった。
 今朝、その子“あっこちゃん”が、
「今日で、うちの同期、一人辞めるんだ・・・」
 と言った。
 その、辞めるという子は、話を聞くと、小柄で目がぱっちりとしていて、いつもかっこいい服を着て、颯爽と歩いてる子だった(話したことはないけど、やっぱり更衣室で見かけるのですね)。
 ナルホドねェ・・・と、妙に納得した。
 まあ結果論だけど、何となく、OLさんていう感じの子じゃなかったのだ、見かけからして。派手とかって意味じゃなくて。
「いま本当にしたいことはなんなのか、そういうのがあるんだったら、若いうちにやったほうがいいと思って」
 と彼女は言っていたらしい。
 そういう言葉が、いかにも似合いそうな子だった。

 辞めるっていうのは、入るのよりも、よほど勇気と決断が必要なことだと思う。
 その人が決めて辞めるなら、新しい道を行くことを、祝福したい。
 
 そして、新しい道っていうのは、本当は、自ずと決まっている場合があるってことを、私はいつも心に留めておきたい。
 その人がこれまで送ってきた人生、なにげなく、けれど確実に選んできた小さな分岐点が、必然的にその道へと誘導していくのだ。良くも悪くも。
 私たちは、知らないうちに、いつでも選んでいる。
 
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2001年10月28日(日)  週末備忘録

 そういえば5日間も日記を書いていなかったことになる。
 
 先週の金曜日は同期と飲んだ。
 男の子二人と、私。
 仕事が終るのが遅いのはこの3人だから、なんとなく、最近こうなるのだが・・・定着しつつあるこのメンバー・・・「新メンバーを募集しよう!」と言い合う。
 あ、そういえば、その場には新メンバー・・・じゃなくて、ゲストがいたのだった。
 うちの部の主任だ。

 11月には、2週連続で資格試験を受け(させられ)る。
 平日は勉強なんてなかなかできないので、土日にこそ気合一発!と思うのだが、やはりそうはいかない。
 土曜日、天神へ買い物に。
 自分の洋服と、姉の誕生日プレゼントと、本を4冊買うのに5時間ほどかかり、家に帰るとものすごい集中力で本読みにふけり、「夕飯よ」と言われたのでリビングに行ってテレビをつけると、「ターミネータ−2」が始まったばかりだった。
 3時間しっかりと見て、お風呂に入って、寝てしまう(結局この日の勉強時間はゼロ)。

 日曜日は、しんちゃんちへ。
 ちょっこりと勉強道具を広げつつ、天皇賞を見たりブロードバンドをしたりで、進まず。
 夜はちゃんこの「御島」に行って、満腹で、帰る。
 急いでお風呂に入って11時からの「情熱大陸」に備える。
 この日の人物は『武豊』!!
 すずしげで、引き締まっていて、軽やかで・・・ラヴ・・・
 しかし、フランスという土地柄しかたないとはいえ、30分の番組中3回もキスシーン!があったのには憤慨。

 そして見終わった後、幸福な気持ちで、もちろんソッコー寝たのでした。
 
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2001年10月23日(火)  Where are you from?

 この「エンピツ」という日記ツールでは、訪れてくださった人の簡易アクセス分析ができます。

 まあ、だいたい多いのは
「私のHPから来る人」
「私の日記を“マイエンピツ”に登録してくれている人(ありがとう!!)」
「エンピツサイトでの新着ランキング」
「エンピツサイトでのランダム機能」
 てとこですかね。

 ほかに、検索エンジンでキーワードを入れて、この日記が出たので来た人、というのもけっこういます。
 これで、ダントツ多いの、何だと思います?

 なんと、「ハモネプ」関係なんです。
 しかも、その中でも、「チン☆パラ」がさらに多い。
 「おっくん」「けんぞう」「ボイパ」も勿論あります。「ニコラス」もあったな。
 チン☆パラ好きな人、来てみて怒らなかったかなー。だって私ってばファンでもないし、ほめてもないしねえ。
 ま、検索結果のリンクをたどってきても、目次ページかなんかにくるので、多分9割の人はキーワードが書いてある日まで来なかったでしょう(笑)

 あと、これまでにあったのは、
「愛し愛されて生きるのさ」
「ブギーバック」
「moonshine」
「救命病棟 宮迫」
「藤竜也」(←笑!)
 などでした。

 あなたは、どこから来てくれました?
 
 
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2001年10月22日(月)  音楽の効用

 心も沈む月曜日・・・。
 ただし今日は給料日でした。これから半月くらいはバブリーな私でしょう。

 8時半まで残業して、資料を仕上げる。
 ひとり、また一人とフロアから人が去り、帰るときの女子更衣室には、人の気配もない。
 さ・・・さみしい・・・。
 でも、残業をしにくい雰囲気ではないのと、時間がかかってもへなちょこでも、最後までやらせてくれる部の雰囲気は、まあまあ。(と、いうことにしておこう。とりあえず。)

 残業がぐんと増えてから、1日の短い短い自分の時間の中で、音楽の比重がぐっと大きくなった。
 行き帰りの道のウォークマン。
 夜、部屋でネットをつなぎながら。
 そして、ベッドに入って眠るまで。
 好きな歌を聴くと心が洗われるね。
 
 本も読んでるけど、音楽には、一瞬の昇華性がある。
 最近しつこいようにジャクソン5を聞いてるんだけど、
「I WANT YOU BACK」のイントロが流れてくると、わーっと心が高いところまでいくっていうかね。
 きらきらとしていて、透過性がある感じ。
 眠る前にはニーナ・シモンの深い声を聞いてます。
 
 これはお酒を飲んでいい気持ちになってるときにしんちゃんに熱く語ったことなのだが、
 吉本ばなながあるインタビューで、
「音楽と小説と、あなたにとってどちらが偉大だと思いますか」
 という質問に対して、
『音楽。小説の限界を、音楽は軽く超えることがあるので。』
 と答えていたのがものすごく印象的で、かっこいい!と思った。
 この姿勢。
 私もこういう人間でありたいものだ、と思う。だからばななさんは精進を重ねていけるのね。
 で、1日働いて、ぐったりとして電車に乗り込み、ウォークマンを再生して音が流れ出したときに、
「音楽って、なんて、なんて・・・」
 と、小さく心は震えるのです。
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2001年10月21日(日)  村上春樹、菊花賞のことなど

 HPからここに来られている皆さん、ようやく!日記の扉ページ、新しくしました。
 3分の2月も9月のままでしたもんね。

 おとといの日記、タイトルはもちろんヴァン・ヘイレンの名曲からとったつもりでしたが、今日本屋に行ったら、Every Little Thingの新曲のタイトルもそうだった。
 なんて素敵な偶然(?)

 そして、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を読み終わった私は、本日は同じ村上春樹の「村上朝日堂」を買いました。
 吉本ばななもどこかで書いていたが、エッセイを読むと、「ああ、意外と普通の日常をおくってるな、この人も。いつも小難しいことばかり考えているわけでも、いつも大変な目にばかりあっているわけでもないんだ、よかった。」と思う。
 
 私が驚いたことには(←英文和訳調)、村上春樹は、その青年時代、8年もジャズ喫茶を経営していたという。
 さらに、早稲田大学では、文学部演劇科(だったかな?)に所属していた(しかも、7年も。3留だよ!)。
 どおりで、小説に音楽や映画の記述が多いはずだ。

 さらにさらに、大学時代の恋人と、22か3で結婚したらしい。ということは、学生結婚だよおい。
 しかも、このエッセイでは、かなり早婚賛成派だった。何だか好印象。
 ちなみに、奥さんは、大学に5年間いたらしいっす。

 菊花賞。
 レース前に、レース日程が2週間早まったことに対する批判を、えんえんとやっていたのが何だかおもしろかった。JRAに怒られないのか?!
 そして大荒れの結果。
 蛯名のガッツポーズ、かっこよかった。そりゃあしたくもなるでしょう。
 観客が誰もそれに応えなかったのがかなりかわいそうだったけど、そりゃあそうでしょう。
 
 武の騎乗は妥当だったと思う。
 ジャングルポケットとエアエミネムは、やっぱり騎手が迷いすぎたのかな・・・。
 でも、こんな結果になったら、ほんと、10月に菊花賞をやるってのも、どうかと思いたくなるよね。
  
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2001年10月19日(金)  JUMP!!

 はあ、一週間が終了・・・
 ではありません。
 明日も会社です。女子社員研修。何だよそれ! 意味あんのかよ! と、更衣室では大ブーイングの嵐が吹き荒れる、当然でしょう。

 うちの部にはギタリストがいた。
 ことが、判明。しかも二人。両方とも35歳、男、既婚、子持ち。
 エドワード・ヴァン・ヘイレンにリアルタイムで薫陶を受けた世代らしい・・・。
「学生時代、カーディガンズなんてやったことあります」
 と言ったら、
「ああ、スウェディッシュ・ポップね。○▲□★×(と、人名を言われたが、私は知らなかった)が、プロデュースしてたっけ」
 と、すらりと返された。これにはちょっと、びっくり。

 ごはんどき、ミュージックステーションを見る。
 
 森進一と昌子の子供がジャニーズJrにいるらしく、襟裳岬を歌う。声はどっちにも似ていなかった。
 ELT。いろいろやってみたいんでしょうね。がんばれ!
 マッキー。音楽に対する真摯な姿勢は変わらず。
 ケミストリー。何か白いほうも黒くなってた。この人たちほんとに、あんな歌が歌いたいんだろうか。バカ売れしてるけど、どうも私の耳には空虚に聞こえます。
 浜崎。特にいうことはない。
 ポルノグラフィティ。この人の乾いた声って、たまに聞くとけっこういい。
 
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2001年10月18日(木)  どうにも解せない

 日々はたゆまず流れている。
 あっというまに10月も半ばを過ぎちゃった。
 
 最近気になることといえば、MD。
 何か、音が飛ぶんです。ブツ、ブツ、って、2〜3秒に一度。飛ぶっていうかね。ブツ切れるっていうのか。
 ウォークマンでもコンポでもそうなるってことは、MDのソフトが悪いのか。
 先週、エゴ・ラッピンがこの病におかされた。
 翌日には、これまた何故か、ケロリとなおっていた。
 今日は、ジャクソン5が。
 そういえば、1年くらいまえ、ウルフルズもこうなった(それは確か、なおらなかった。)
 よく聞くやつに限って、発症するようだが・・・。
 それでも、エゴ・ラッピンとジャクソン5は、両方とも、最近落としたものだから、まだ100回も聞いていないだろう。
 レコードじゃあるまいし、それくらいで音がダメになるなんてこと、あるのか、許されるのか。
 これってどういう現象?

 ココリコの黄金伝説を、少し見る。
 私は、どうも、大食い企画ってのが好きじゃないんです。
 ごはんは、おいしそうに見えてこそ。
 ものすごい量の食物を、苦しげに食べてるのなんて見ても、全然おもしろくありません。
 テレビチャンピオンの大食い選手権とか、勘弁して欲しい。
 でも、今日のはなんか、おもしろかった。
 これが、ココリコ(と、構成作家とか番組スタッフ)の力・勢いか?
 苦しそうに食べるシーンがあんまり長くなくて、早回しを多用してたからかね。
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2001年10月15日(月)  ニーナ・シモンを聞きながら(「アンティーク」もみました。)

 オットコ前な彼女の歌声。
 いつの時代のものなのか、歌っているのはどんな人なのか、これは何と言うジャンルなのか、とにかく想像のしにくい、形容のしがたい、けれど優しく、温かい、音楽だ。

 なーんて優雅に始まった今日の日記ですが、定時退社の優雅なOL生活も今は昔。
 日に日に、帰る時間は遅くなる一方・・・。
 あーん。あれやらなきゃ。これやらなきゃ。と、(帰宅後にまで)するべきことがいくらでも思い浮かぶ。
 しかし毎日、ホドホドで、寝る。
 いやーとても全部はできません。
 
「アンティーク」をはじめて見る。
 見るに耐えないものではないが、どうにも、中途半端。
 テロップで、「謎が」「また謎が」とかなり煽っているが、テロップの効果こそ私には謎だ。
 ミスチルのBGMもやりすぎっしょ。
 笑いと感動も、ちょっとチープぎみ。
 それを狙ってるのか・・・それでいいのか、本広克行?!
 しかし、男3人は、やっぱりかっこいいっす。
 小雪も大好きだし。
 そして、ああいう変テコ役がすっかり板についた阿部寛。

 ちなみに、脚本は「ちゅらさん」と同じ人のようです。

 
 
 
 
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2001年10月14日(日)  やっぱり馬が好き

 本屋さんに行って、買おうかな、という候補が、いくつかあった。

今月号の「ダ・ヴィンチ」
吉本ばなな「本日の、吉本ばなな」
銀色夏生「(題名忘れたけど、屋久島の旅行記)」
小野不由美「十二国記シリーズ第1巻」

 しかし、なぜか今月号の「サラブレ」を手にして帰路に着く私がいた。

 ということで、秋華賞。
 テイエムオーシャン、強かったねえ。
 ローズバドも、スタートつまづいたからこそ、最後はかっこいかったねえ。
 何だかいいレースだったよ。
 やっぱり、強い馬が勝つっていうのが、一番納得できるもんさね。・・・なんて、馬券を買ってないと、いくらでも冷静なコメントができる。
 
 田原師の逮捕。
 詳しいことが知りたい。
 月並みな心境だけど、今はまだ、「裏切られた」て気分でもあるなあ・・・でも、そういう自分の気持ちが、どこか間違ってるような気もするんだ。

 来週の菊ではダンツフレーム。再来週の天皇賞ではステイゴールド。
 に、武豊が騎乗!
 ああ、豊の騎乗も滅多に見られないからねえ。楽しみやね。すごくね。勝ってほしいね。
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2001年10月13日(土)  世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド/ブロードバンド

 まだまだ世の中には、私の知らない素晴らしい作家がたくさんいる。
 ということで、コツコツと、未読作家の本を読んでいこうと思っています。
 いまは、村上春樹。
 読書大好き、と称しながら春樹を呼んだことがない人間も珍しいだろう。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」
 いま、上巻の半分くらいのところ。
 よくもまあ、こんな話考えつくよなあ、と思う。
 まあ、私があまり触れないジャンルだからそう思うのかもしれないけど。
 すっごく面白い。・・・なんか悔しい。なんでだ?

 ブロードバンドが開通(? というのか?)したしんちゃんちで、高速ネット体験。
 まだコンテンツも少ないし、今すぐ欲しい!とは思わないけど、やっぱりあの速さは魅力だ・・・。

 夜はまたアンシャンテへ。
 ワイン、フルボトルを一本頼んだら、絶対満足するだろうと思ったのに、絶好調の二人。
 飲み始めると、やめられないんですよねえ。
 しんちゃんとは、(飲みたいときは・・・。ていうか、飲む相手だとわかっているので、たいてい飲みたくなる)高い店には、行くまい
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2001年10月12日(金)  ブラボオ!マイケル!

 心も躍る金曜日。
 が、終業時間が近づいても、いっこうに片付く気配の見えない仕事・・・。
 結局8時近くまで粘ったが終らず、「もう諦めます」と宣言して帰ることに。

 新しい部署で、仕事も慣れないし経験もないしで、やっぱり一日気を張っている(と、思う)ので、寝る前にはしばしゆっくり、好きな音楽をかけている。
 今はジャクソンファイブ。
 いやー、ほんとに、癒されます。
 癒しと励ましを同時にやってくれる音楽って、なかなかないと思うので。
 マイケル。やっぱり天才。
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2001年10月10日(水)  私は元気なのですが

 フロア中で風邪が流行っている。
 私の席の両隣、目の前、いずれの人も激しい風邪っぴき。
 
 偶然同期二人と終る時間が一緒になったので、夕飯を食べに行くことに。
 軽く飲みつつ、社内のいろいろな噂など、興味深く聞く。
 男の子は、やっぱり、女の子の知らない情報を握っている。
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2001年10月08日(月)  距離感をなくす

 よりちゃんと待ち合わせて、シズラーに行く。
 の前に、私は天神で買い物。
 ブーツが欲しいので、早速先日(9月1日の日記参照)の靴屋に行ってみる。
 小足さんのためのコーナーに、ブーツがたくさん並んでいる。
 ミディアム丈がいいから、とこだわる私に、
「あんた、せっかくだから、いろいろ履いてみたらいいじゃないの。
 試したくても試せないときが多いでしょ、足が小さいんだから」
 とすすめるおばちゃん。
 結局、履いてみたら、ミディアムより少し長いのがえらくかわいくて、それにした。
 ハンコも、いっぱいついてもらって(スタンプカードだ)、おまけに値札より2000円、安くしてくれた。(なぜ?)

 よりちゃんは帰国後、超多忙。
 今日も、大分のおばあちゃんの家に行ってから、私とのデート。
 電話が入り、大分から帰る道が混んでいて、遅れるとのこと。
 さもありなんと思った私、丸善で前から読みたかった本を購入、先にシズラーに入る。
 グラスワインを2杯飲んで本を読んでいると、かなりご機嫌になってくる。
 そこに、よりちゃん、小走りで登場。
「えみちゃん、本当に、本当に、ごめんね」
 と、かなり恐縮している。
 私が人を待つのも待たせるのも嫌いな性分であることを良く知っている。
 でも、全然怒ってなかったよ、よりちゃん!
 私との待ち合わせに遅れる人は、本か酒を与えることがポイント。

 よりちゃんの今回の帰国では、私は3回も遊べて、ラッキー。
 5日間の間に3回も遊んでいると、もう何だかよりちゃんがドイツ在住とは思えなくなってくる。
「大分のおばあちゃんにもね、『孫の中で、よりこちゃんが一番遠いところにいるはずなのに、
 なんかよりちゃんが一番しょっちゅう帰ってきようごたあねえ』(←註:一番頻繁に帰ってきているようだねえ)、って言われてるんだよ」
 と笑うよりちゃん。
 
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2001年10月07日(日)  天使が舞い降りてきた

 おなかが痛くて、昼までやる気がおきず。

阿川佐和子「その場しのぎの英会話」
三谷幸喜「オンリー・ミー」
鷺沢萠「でんでん虫国創立!」
日経新聞社「なるほど!不思議な日本経済」

 等を、ぱらぱらと拾い読みしながら過ごす。

 昼過ぎてようやく痛みも一段落。
 簿記→部屋の片付け と動く。
 
 3時に「ドリーム競馬」がはじまったので、片づけを続行しつつ見る。
 渡辺薫彦、ゴール前で落馬。
 命に別状はなかったが、そういう瞬間を見てしまったあとって、やはり落ち着かない。
 直線で「3頭たたきあいか?!」と思って身を乗り出したところで、渡辺ががくっと投げ出された。
 
 ジャクソン5のベスト盤をレンタル。
 すごくいい。
 私の部屋に、天使降臨って感じだ。
 やんちゃで元気な、ね。
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2001年10月06日(土)  さよならだけが人生サ

 ニュージーランドへ1年間の留学に出発する加奈ちゃんを、よりちゃんと一緒に見送りに行く。
 空港に行くのは、4年ぶりだった。改めて、私って旅心のない人間だなあ、と感じる。

 行きがけ、カードを買って、地下鉄の中でメッセージを書く。
 空港に着くと、加奈ちゃん一家が、おじいちゃん、おばあちゃんまで勢ぞろいしている。
 きゃしゃな加奈ちゃんが、いつもよりもうすいメイクで、ラフなかっこうで、重そうな荷物を持っている。
 何だかそれを見ただけで、もう、長旅、て感じがして、お別れなんだ・・・と思って、胸がつまる。
 何とも言いようがない。家族の笑顔も、つらい。
 晴れやかで、祝福すべき、でもどうしようもなくさみしい、旅立ち。

 見送ったあともしばらく気分は晴れず。
 いま一時帰国しているよりちゃんも、来週にはまたドイツに帰って、来年の夏まで帰らない予定。
 加奈ちゃんも行ってしまったし、来年には、なみちゃんも外国へ行ってしまう。
 くー、見送るさみしさよ。
 
 天神でなみちゃんと合流し、気を取り直して、アペティートでパンなど買い込み、カラオケへ。
 3時間、歌いつづける。
 そのうち1時間はドリカムアワーだった。
 私たちって、ドリカム世代。
 なみちゃんが、最後に、「More than Words」をきれいな発音で歌う。
 なんて久しぶりに聞くんだろう。名曲。
 そして、ちろりと、しんちゃんのことを思い出す。若き日の。

 夜は、「電波少年スペシャル」を思わず見通す。
 鮒子の企画は、けっこう、これまでも見ていて、もうかなり親近感をもってしまっていた。
 彼女をパリに行かせたのは大正解だったと思う。
 凱旋門やベルサイユ宮殿、ルーブル美術館の横を、ママチャリで颯爽と走り抜ける異相の主婦・・・。絵だけで十分おもしろい。
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2001年10月05日(金)  出会いもある

 この日知ったのだが、新しい部で私のマンツーマン指導にあたってくれる先輩(♂)は、10月1日に子供ちゃんが生まれたばっかりらしい。二人目。
 そういえば、昨日の夕方、全然元気そうなのに「ちょっと病院に行ってきます」と行って出ていたので、どこが悪いんだろうこの人、と思ったものだ。
 産婦人科だったのね。

 さて、この先輩。私にマンツーマンで教えてくれているのは、仕事というよりむしろ経済・金融知識。
 授業料もとらずに申し訳ない、と思うくらいだ。
 この二日間で、かなり私の脳内は活性化された。
 しかし、こんなに頭を使うのは本当に久しぶりで、
「来週あたり、知恵熱出そうです」
 と、訴える。

 仕事のあとは私の歓迎会。
 予想通りのお上品な店だった・・・。
 大皿料理、なんてなくて、きちんと一人前ずつ出てくる。
 もちろんメインは魚。
 もちろん2次会はなし。店を出たところで、先輩がたは「明日、○○時くらいに出てくるわ」と、休日出勤の打ち合わせをしている。
 営業部では、土日に出勤している人は、いなかった。
 これが内勤のつらさだなあ、と思う。
 なんせ私も、「うちではGWに休みはないから」と申し渡されている。
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2001年10月04日(木)  別れもある

 引継ぎも終え、今日が異動初日。

 男ばかり(しかも、既婚者だけ)の部だが、とても優しく迎えられる。
 朝、荷物を持って異動すると、私専用のパソコン(うちの会社では稀・・・)の飢えに、クマのぬいぐるみがおいてある。
 クマは、「いらっしゃい! ここでもがんばろうね!!」というメッセージをもっている。
 仕事は、覚えれば覚えるだけハードになりそうだが・・・。


 仕事のあとは、シズラーッ子と飲み会。
 毎日精神的に疲れて、先週から異動にまつわる飲み会も多いし、今日はほんと、帰ろうかと思ったが、やっぱり参加。

 土曜日にニュージーランドに行くかなちゃんの壮行会と、留学先のドイツから一時帰国したよりちゃんを迎えての会。
 シズラーッ子は、国際派が多いのがすばらしくて、そしてさみしい。

 今日飲んだことで、また明日はきついかねえ・・・
 明日は新しい部で歓迎会をしてもらう。
 でも、やっぱり、友達と飲むお酒、食事は、なんともいえずいいものです。
 
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2001年10月03日(水)  温度差

 なんか、パーッと発散するというよりは、のんびり休みたい気分。現実を離れた感じで。

 そう思って、今度の3連休にしんちゃんとのんびり泊まれるところにでも行きたいなあと思ったが、無理っぽい。
 まあそりゃあそうだろうなあと思った。
 あたしが学生でも、そういう気分にはならないんだろう。なけなしのお金、はたいてまで。
 これは、どうしようもない。どんな友達とかカップルでもそうだけど、絶対、いつもいつでも温度差がまったくない関係ってのは、ないだろうからね。
 ま、それがどんどん開いていったらさみしいけど・・・。
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2001年10月02日(火)  松永真理さん好きです

 同期の女の子3人で、ご飯を食べに行く。
 愚痴や不安など、ひとしきり喋るとけっこうすっきり。
 家に帰って、iモードををつくった部の女部長さんだった松永真理のエッセイを読む。
 その本を読むのはこれで3度目だったが、1回目より2回目、2回目より3回目のほうがおもしろく読める。
「なぜ仕事するの?」という本。
 PHP文庫系の、自己啓発ぽい本って何となく苦手だが、この本にはおしつけがましいところや妙に前向きなところがなくて好き。ていうか、この本、角川文庫だけど。
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2001年10月01日(月)  別れの宴

 朝、辞令の発令。
 今回の異動はうちの部に集中していたので、引継ぎなど慌しい雰囲気になる。
 私も新しい部署に挨拶に行く。
 
 夜、自動車部の送別会。
 半年なんて、長い会社生活の中ではあっという間だろうに、みんな別れを惜しんでくれて、そして異動を祝福してくれる。
 幹事をつとめた同期のけいちゃんと、最後、お互いに泣きそうになる。
 かなりの感動。
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