つたないことば past|will
じゆうにそらをとんで どこまでもゆけるきがしてた かぜをきってあめすらもふりはらって いつまでもとんでいられるきがした それなのにいつしかとらわれてとりかごのなか はばたくことすらわすれたくせに それでもそらをとぶことをゆめみることり
冷えた指がかすかにふるえて 見えない明日に差し出した 届かないはずの明日を 手繰り寄せるように 生き急ぐあなたが嫌いだ 今だけ 今だけは この場所で同じ位置で 見えない明日を拒絶して
優しく腕を伸ばしたあなた 見上げた空の色は多分昔の色ではないのでしょう 私はあなたがたくさんのものをなくして 心の中で叫んでいることを知っている ごめんなさいという悲鳴のような叫び声も 見えない枷につながれた足も どうしようもなく悲しくて 笑顔のあなたさえ酷く悲しい ねえ 傍にいて 一緒に空を見上げて 今の空の色を覚えたら 私は多分一緒に歩いていける
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