快賊日記「funnyface」

2005年10月31日(月) 誓いの日

古い友達の事を凄くたまに思い出す。
本当にたまにで。それはそして何気ない時。
きっともしかしたらもうずっと会えないままの
友達かもしれない。
だからこそよく思い出すのではなくたまに思い出す
のだろうと思う。それでもその頃の私にとって
とても大事な友達で。そして薄情な思い出し方の
くせして、今なお大事な思い出の人だったりする。
同じ夢を持っていた人は特別なのかもしれない。
いつか久しぶりに会ったのが最後。
綺麗な色の目をした子を抱き美しく微笑んでいた。
それでも一緒に生意気を言っていた頃の事を
捨ててはいない瞳で。私は冗談のように誓いをたて、
その人は冗談のようにその誓いに頷いた。
きっと冗談で本気で少し諦めもあったのかもしれないけど。
こうして覚えている私がいるのは本当で。
だからきっとあの時の二人の思いはやっぱり本気で
今も続いているのだと思う。
その誓いを守る為、私は今まだ必死にあがいている。
だからもし今忘れてしまったあなたがいたとしても、
私がその誓いを違えず叶えた時はきっと思い出して。
今だってあの笑顔を思い出せば、見惚れてやまない
私がいるのだから。頷いた横顔の少しの涙。
それが私の、今も続く誓いの思い出。



2005年10月28日(金) 普通の国。

日本は戦争をしない国だと憲法でうたってます。
これは他の国にはない日本だけのもの。
とても素晴らしい憲法を持った国だと思ってます。
今憲法改正案が出ているようで、この第9条の見直しが
叫ばれています。
日本も他の国と同じように、普通の国になろうと。
普通の国とはどんな国だろう。
戦争放棄はうたっても、自衛軍は持ちますと改めてしまったら
戦争放棄の意味はそのままの意味で存在する事が
出来るのだろうか?あくまでも外敵から自国を守る為、
また他国を助ける為に、自衛軍を国を決める最大の詔によって
公言してしまおうというのだけれど。
それはとても曖昧。どうにでも転がれると感じる。
それが普通の国になるという事なのだろうか。
確かに自国を守る為、自衛隊など存在するもので、
今までの憲法でいけば自衛隊の存在そのものが憲法違反
のようなものだったけれど。
自国を守るためにいつでも他国を攻めれる軍備を整える
普通の国と、決して戦争をしないと戦争に携わるものを
すべて排除する国。どちらが本当に普通の国なのだろう。



2005年10月22日(土) 転寝。

バタバタと忙しく、少ーし体が悲鳴を
上げ初めてる頃。一度どっかりと座っちゃうと
なかなか動けなかったり。
そのまま寝ちゃおうかなぁっとか絶対後悔する
事を考えてしばし葛藤したり。
進まない仕事に辟易したり。
そりゃぁもう毎日追われてる身としたら
色んな感情でいっぱいです。
のんびりなんか本当はしたくないくせに、
のんびりしたいなぁなんて口に出して言ってみたりして。
そうやって忙しくしてるこの生き方がすきなんです。
ふと横をみて、ほっと一息つける存在がある。
それだけで救われて安らげて頑張れる。
きっと本人は気まぐれに瞬きを見せるだけ。
さて、もう一頑張りしましょうか。
あなたのおかげで笑ってる自分がいるのです。



2005年10月20日(木) もらいもの。

最近東京も地震が多いですね。
先日も体にしっかり感じる地震がありました。
割と長く続いて、私はすっかり酔ってしまいました。
基本的に地震には酔います。車にも酔います。
三半規管が弱いので、遠心力のみで振り回される
アトラクションとかにも弱いです。
地震に酔ったせいか、体か極端に疲れ頭が痛くなり
次の日起きたら立ちくらみがひどくなってました。
くしゃみが出続け鼻がずるずる…
そして「おはよう」…あ、鼻声。ってか、熱。
私がそれが地震のせいではなく風邪のだと気づいたのは
丸一日以上経ってからでした…。
とっても悪質な風邪の気がします。
皆様もだいぶ流行ってるようですので、お気をつけ下さい。



2005年10月18日(火) 雨に見上げる。

今週は雨週間のようで。
冷たい雨が結構な量降り続けている。
道端の猫は寒そうに体を震わせて。
風邪引かないでね、なんて声をかけつつ道を行く。
今年は暖冬らしいですよ。仕事をしながら
世間話をする。何だか不思議な感じ。
日常の積み重ねはとても大切なものだなと
何でもない会話の中で思わされたりする。
当たり前の毎日をくりかえし、当たり前ではない
その先へ行こうとしている。
そしてたどり着いた時、それが何よりの
当たり前であり日常になる。
この予行練習も悪くはない。無駄ではない。



2005年10月12日(水) イダクオモイ

人の世は持ちつ持たれつと言いますが、
とかく「持たれつ」の方が多い気がします。
色んな人に助けられ救われ大事にされ
生きているなと…いや、生きていけてるなと
感じる事が多々あります。
どうしても感謝しつつもそれを内の中ですませて
しまう傾向にありがちなので、そこを反省しつつ
やっぱり助けられてばっかりの人生だなと
かみ締めてます。だいたいにおいて自分が一人で
生きて行けるわけもなく。
助けられるのも必然な感じも否めませんが、
だからといってそれに甘えてばかりでは
駄目だということもわかっている。
少しずつでいいから返せるようになりたい。
どんな形でもいいからそれを表現できるようになりたい。
助けてくれる大切な人たちはきっと永遠だと
信じれるけど、信頼と甘えは違うから。
だから大人として感謝も喜びも愛情も、
しっかり伝えられるようになりたいなと
今更ながらに思うのです。



2005年10月08日(土) 鳴く

涙を流すより先に出来る事は
どのくらいあるだろう。
傷つけられる事に慣れ、受け入れる事ばかり
うまくなっている自分は、そこに弱さを
隠し持っているんじゃないだろうか。
涙を拭いて、空を見上げて。
晴れた青空に描いた思いを誓えば
気はすぐに晴れたりする。
断ち切る過去があり、その上で求める未来が
あるのなら、迷う必要はないはず。
泣くよりも顔を上げて。自分ひとりの力で
痛みを封印する事なんて、ほんの些細な
きっかけで出来たりする。
強くなる事なんて本当は簡単。



2005年10月03日(月) 秋色

残暑の厳しい日が続きます。
10月なのに30度を越えたとの事。びっくりです。
それでも夕暮れに吹く風は気持ちよくて。
もう秋です。秋は自然が綺麗な季節ですね。
私にとってはそれもさる事ながら、とても
感慨深い季節だったりします。
いわゆる記念日が多い季節です。
自分にとっての記念日なんてないけれど。
誰かの結婚記念日だったり、誰かの誕生日だったり、
そして大切な誰かとの別れがあったりと、
とても思いが深い季節です。
ちょっとずつ薄れる記憶を修正して
改めて思い出して悲しくなって、頑張ろうと
心に誓ったりする大切な別れの日。
それから、毎年思い出しては嬉しくて、
今年は何を送ろうなんて考えては
自分の懐と相談してちょっとへこんだりする
大切な人の色あせない思い出の日。
秋に記念日が多いのが何だか綺麗な気が
するのはきっと、ずっと忘れない大切な日に、
秋が彩りを添えて行くから。


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