快賊日記「funnyface」

2005年07月24日(日)

ほんの少し痛みから脱する。
自分の力は何一つ役に立たなかったけど。
ましてや半歩ずれただけのようなもの。
それでも喜びがあり希望がある。
それだけで前に進めると思える。
悲しみしか知らない日々には
見えなかったものが見えてくる。
いつでも誰かに何かに助けられ救われ
許され生きている。
失って初めて気づくのはもうやめて。
毎日繰り返される日々が大切なのだと
もう一度改めて心に刻む。
大切なものがこの手に戻って来た日。
まだまだこれからだと分かっても
期待せずにはいられない。
今度は私が頑張ろう。
愛する者同士一緒に頑張ろう。
誓える事の喜びをもう一度味わえた自分は
何て幸せ者なんだろう。



2005年07月22日(金) 涙の日

後悔の波は留まる事を知らない。
自責の念なんて生易しいものでは
許されるはずもない罪。痛み。
誰も私の怠慢を責めたりしない。
罪を負い罰を与えるのも自分だけ。
絶望という言葉しか浮かばない自分へ
その思いが罪であり罰なのだと戒める。
そしてもっともっとと願う。
絶望を超えるほどの罰が欲しいと。
許されたくないと、そう願う。
本気で助けを乞う時。
人は何より純粋にひたすらに想いを募らせるのだと
思う。そして涙はつきず…。



2005年07月18日(月) 熱冷まシート。

知らず知らずに傷をつくっている自分がいる。
傷をつけられている事に気づかないまま…
本当は気づいていて、でも目をつぶって。
その間にかなり深いところまで来ていて。
少し疲れてしまったり、感動する気持ちの反応が
鈍くなったりする。
たった一人の人の声だけ信じていていいと
思うのに、その言葉にさえ本当の気持ちを
つつかれる。
もう大人だから、そう落ち込んだり本気で寝ても覚めても
忘れられない程傷つくこともなくなってるけど、
笑って過ごしてる中で頭を行ったり来たり
する場面があって。
ごまかしつつごまかしつつ時を重ねても
不満は残るしちょっとした痛みもある。
大人だから、という言葉は似つかわしくもなく。
あまり物分りのいいふりをするのも考えもの。
バランスを取る事と熱を冷ますのは別の事。
覚ましすぎると風邪も引きやすくなる。
気持ちを抑えた冷えた体はきっと、不要なもの。
これから暑い日は続く。
少し熱を取り戻すには多分ちょうどいい。



2005年07月14日(木) フロウ。

人と人の出会いは面白い。
些細な事がきっかけで近くなったり
離れたりする。
久しぶりに会った友人に懐かしさを
覚えて。それでも話し出せば相変わらずなもの。
日常はそう変化はなく。いつの間には
毎日会ってた頃のような空気になる。
それでもまたねと手を振れば
少しの淋しさが心を通り過ぎる。
人は人と出会い流れていつか
行き着く場所を知るんだろうか。
風が流れるように人も流れる。
もっともっとたくさんの人と出会いたい。



2005年07月11日(月) プレゼント。

幸せは突然やって来るもの。
大きな喜びも小さな喜びも
同じように人の心を優しくする。
人の心を暖かく育てるもの。
幸せは包み込むようにそっとそっと
舞い降りてくるもの。
人から与えられるもの。自分が返す事も
出来る事。
幸せは未来への道標。成長の礎。
そして生きて行くための糧。
そうして人は大事に大事にそれを育てて行く。
前を見て大切な事を見失う事なく、
ずっともっと幸せになりたい。



2005年07月08日(金) シネマ。

最近やたらと映画を見ます。
映画館だったりビデオだったりそれはまぁ
いろいろ。暫く観ないと禁断症状が軽く出て、
そして見始めると延々と見つづけるくらいには
映画は好きです。
あの世界が好きなんです。現実と嘘の真ん中に
ある、あの世界が。
行ってみたいと切実に思ってしまう。
冒険活劇の世界も魔法の世界も。
そこには子供の頃から追い求めた夢がある。
まぁ、ホラーの世界には行きたいとは思いませんが。
人間の英知が成しえるイマジネーションの世界。
人の手は夢を創る。夢を与える。
壊すだけの手なんてきっとないのだと思う。
悲しいニュースを見た後に深く深くそう思った。



2005年07月07日(木) 天の道標

見上げた空は雨は降っていない
ものの、完全な曇り空。
幼い頃に聞いた物語の大切な一日は、
ほとんどがこんな天気。
まぁ梅雨の時期の関東に住んでいたら
仕方のない事だけど。
久しぶりに思い出した物語。
多分それはまだ幼い彼のせい。小さい彼が
口にした動物のお医者さんになりたいという夢。
あまりに可愛くて大きな笹の葉に願いを託した。
まだ字も知らない子供の素敵な夢。
代わりにペンを取った私はきっとその日一番の
笑顔だったはず。
彼は今どうしているだろう。今日の曇り空を悲しい
思いで見上げているだろうか。
届かない思いに小さな胸を痛めているだろうか。
時に大人の都合で淋しい思いをさせてしまうけど。
でも、大丈夫。たくさんの愛を貴方はこれから
もらって生きて行くはずだから。
見上げた空は星が見えない今日だけど、
私が見上げた空と君の空は繋がっている。
一年に一度しか会えないなんて神話だけ。
いつだってすぐにだって、その愛しい瞳に会いに行く。
いつからか雨が気にならなくなった七夕。
今年からは幼い頃と同じ思いで空を見上げる事になりそうです。



2005年07月06日(水) ループ

他愛もない話というか、内容がほとんどを
占めていると思われるこの日記。
公式HPを使って管理人が自由に自分の
思った事を羅列しているだけの日記。
何だかとんでもない事のような気がします。
私が書く言葉に何があるのかは分からない。
実際ずいぶんと個人的かつ稚拙な内容と思える。
そして時に赤裸々な内容であったりもする。
いつ止められてもおかしくないこの日記でも、
読んでくれる人がいて、それを楽しみにしてると
言ってくれる人がいる。
私が書く言葉に何があるのか。
それでも自分自身時々読み返してみる事がある。
そして昔の自分に助けられる事も時には。
もしかしたらそれと同じ気持ちを感じ取って
くれてるのかもしれない。
長くもなく、といってそんなに短くもないこの人生で
私が感じるいくつかの事柄。
普段胸のどこかに閉まってあった何かきっかけでもなければ
開ける事のないその扉を、私の言葉によって開く事も
あるのかもしれない。そう思うと無駄ではないのかも。
だから今日も取り立てて何も変わった事のない日常を
書き連ねている。照れ屋の友達がメールをくれた事が
嬉しくて。そんな気持ちをもらえる間はきっと私の
言葉はずっと続いて行くのだと思う。



2005年07月05日(火) BabyTalk

満たされる思いがあります。
愛する人といる時間が何よりそう。
疲れたりちょっと面倒だったり自分の事を
一番にしたい思いにかられる時もしばしば。
それでも私にとって始めての思い。
小さな手を絡めて、歩幅をあわせて歩けば
その幸せに知らずに笑顔が零れる。
動物と子供には敵わないとよく言うけど
本当にその通り。
いつだってペースを乱され振り回されるけど、
それでも疲れて眠ってしまった姿にまた笑みが
零れる。眠った体を支えれば、意識がないのに
必死でしがみついてくる。愛しさでいっぱいになる。
小さな子供に教えられる。愛情とは何よりも
人を育むものなのだと。
少しずつ大人になって与えてもらうばかりの愛から
与える事の出来る人間になっていく。
ゆっくりでいい。誰かを守って生きていける人間になりたい。
少なくとも今は胸に抱かれて眠る小さな手を
守っていけるような、そんな大人になりたいと思う。



2005年07月04日(月) 傘を差して

早朝、夏とは思えないような
少し肌寒い一日の始まり。
今日は雨だという。梅雨だから仕方ない。
でも梅雨の天気はわりと変わりやすくて
昼になったら急に暑くなったりする。
気温の変化が激しいこの時期。
風邪引いたり早くもクーラーにやられたり
何かと大変ですが、乗り越えればカラリと
元気な夏が来る。
梅雨は好きではないけれど、何となく。
そう、何となくだけど。新しい傘を差すと
あまり雨も嫌じゃなくなる。
新しい綺麗な傘。雨を凌ぐ為だけのものとはいえ、
何でもおニューというのは嬉しいもの。
もう少し、この新しい傘でちょっとだけうっとおしい
今を乗り切ろう。そう思って、ちょっとした買い物にも
付き合ってもらう。
広げた傘。くるりと回してみたら、
子供の頃の雨の日をちょっとだけ思い出した。



2005年07月03日(日) ticktack

自分にとって大切な人が傷つけられるというのは
かなり痛い。自分だって喧嘩したりわめいて騒いで
傷つける事はあるくせに。
自分ならよくて他人なら嫌なんて勝手な言い分だけど
そこはまぁ愛情の度合いの問題として。
とにかく自分じゃふさげない傷ならなおさら
どうにもならず、苦い思いが広がって
頭から外そうとしても離れない。かなりへこむ。
どうするかといえばどうにも出来ず、
ただ時という不確かな友達にすがるのみ。
気持ちは、ある。心境を思えばこっちが悔しくて
歯噛みして涙も止まらない。
それでもその痛みを和らげるのはきっと時なのだろう。
だから、親切な友達よ。今日という残酷な日を
過去にしてしまって。時は過ぎて行く。誰にも平等に
時は流れる。だけど今日の日は早く早く流れてしまって。
早く早く、痛みが止まりますように。



2005年07月02日(土) 鉢植え

覚えておきたい事は山ほどあるのに、
思い出せない事の方がはるかに多い。
大好きだったフレーズ。好きな小説。
その一文。思い出の手紙。大切な人の言葉。
間違いなく心を支配するものなのに。
思い出せない何かが嵩になって襲って来る。
なぜ記憶はいつでも鮮明ではないのだろう。
薄れる記憶の中にしまってしまった事は
いつになったら思い出せるんだろう。
同じ失敗は二度としたくないのに。
幸せはいつまででもかみ締めていたいのに。
でも囚われない心にはきっといい事があるの
かもしれない。
何となく覚えてる幸せが心地いいから、
同じ気持ちを求めて進めるのかもしれない。
今年の花が終わったら、来年の為に新しい鉢に
植え替えるように。
気持ちも新しく再生し続ける為に、何度だって
鉢をかえて。その度に大きく大きく育っていく
のかもしれない。



2005年07月01日(金) 月と月の間

大人になるにつれて時間が経つのが
早く感じるようになっている。
子供の時と違ってやる事が多いからでしょうか。
考える事もどんどん増えてきて。
子供の頃は夏休みは本当に長かった。
毎日何をするでもなく過ごし。
それでもやっぱり8月も半ばを過ぎると
ちょっとあせったり。
最近では温暖化のせいか夏がとても長くて。
夏休みが終わっても暑くて暑くて
まだまだ夏なんだと勘違いしてしまうほど。
気が付いたらとっくに終わっていて急に秋の風が
身を包み少しの淋しさを運んでくる。
今日から一年の後半のスタート。
6と書いたノートを二重線で訂正して、はにかんだように
笑った近所の叔母さん。ああ、よくあるなとつられて笑った。
あっという間。でも何だか少しゆっくりな気もする。
ここからが早いのよ。母はいつも言ってた。
だから少し助走をつけて、置いてかれないように。
大事な自分の時間を無駄にしないように。
限られた時間にどれくらいの事が出来るだろう。
まだまだ頑張らなきゃいけない日は続く。


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