快賊日記「funnyface」

2003年01月26日(日) 孤高の人

まず何より自分の存在意義を疑わない。
自分に何が出来るか。自分が何をしたいか。
決して見失うことなく生きていく。
その目は真っ直ぐ前だけを見て。
何でもない事だと言う。何でもない事のように言う。
それはこの目にはとてつもなく大きく深く。
惹かれてやまないというのに。
その姿さえもおこがましいと笑う。
そしてその姿にさえ熱が冷めないというのに。
その目にはこんな感じようは卑屈に見えるはず。
そう思う心さえも卑しく思えて情けなくなる。
それでも恥じる心さえ必要ないと気付かされる。
そんな気持ちも受け止め、そして流してく。
きっとそれはすべてを知ってるから。
卑しさも恥も焦燥も卑屈さも臆病な心もすべて。
痛みも悲しみも負け惜しみも羨望も
すべて持って、その高みだけを臨むから。
しっかりと地を踏みしめ風を受け瞬きもせず立ちつくす。
そこには先しかなく、何て独りが似合うその姿。
高く高く空よりも高く、上り詰めていくその姿を
僕はいつだって求めてやまない。
大地に焦がれて雨を降らす天のように、
その姿にこの心が繋がるよう頑なに目を開き
すべてを確かめようと僕は生きて行くんだ。
孤高という言葉の似合う背中を、決して見失う事なく。



2003年01月19日(日) 風見鶏。

最近いろんな方からのメールが増えました。
快賊に興味を持ってくれる人が増えたんだなぁと
とても嬉しく思います。
メールをくれる人の内容はもちろんいろいろで
求める事もいろいろ。
でも皆自分の居場所や自分の生きるべき道を
探してうちに立ち寄ってくれたりしてます。
当然合う人もいれば合わない人もいるわけで。
そこでさよならする人もいれば一緒の未来を
見つめたりする人もいる。
それでもほんの少しの出会いでも
別れはちょっぴり寂しかったりするし、
ほんの少しの出会いでも
長く続くその人生の中で快賊を見つけてくれた
事が嬉しかったりする。
一瞬の人も永遠の人も共に自分のあるべき
姿を探して。そうして明日をまた生きる。
心に優しい風が吹く。その風はいつだって追い風で。
風の吹き抜ける場所を目指して僕らは進む。
そんな出会いにいつもいつも励まされたりする。



2003年01月10日(金) スイート・ホームタウン

いつも明かりが灯ってる。
夏には夏のあたたかさ。冬には冬の優しさがある。
帰れば落ち着くそこは、どんなに時を重ねても
変わらない。世間様に遅れを取るなと改装を施した
その家はそれでも、初めて目を開けたあの日のまま。
初めての色。初めての匂い。初めての思い出。
その家でたくさんの初めてを経験した。
目を閉じればまだ幼い自分が当たり前にいる。
階段を駆け足で上って、手すりで滑って着地。
ピアノのすぐそばには柱時計。もう何年も動かないはずの
その時計が一回だけ鳴った時はさすがにビビッた。
長い廊下を歩けば代々受け継がれて来た自分の部屋。
今の方が断然格好いいけど。それでも愛した自分だけの
秘密基地。それからちょっと憧れた両親の部屋と
いつも一緒にテレビを見てた祖母の部屋。
そう、いつだって産れ育った家は当たり前に
自分を受け入れてくれる。そしてたくさんの気持ちを
教えてくれる。いっぱい笑っていっぱい泣いて。
大切な人との永遠の別れも、やっぱりこの家。
暖かくて優しくて、だからこそ切なくなる大切な家。
今年はもっと頑張るからって手を合わせ、
寒さに震えて電車を待つ。そういえば走り出す電車から
チラッと見える筈。そう思い、暗い窓の外目を凝らせば
いつだって出来の悪い子供のための、人待ち顔の姿が見える。
不確かな時刻表に遠慮がちに手を振るその姿に
鼻がつんとなる。あの明かりがずっと消えないように。
あの明かりを目指せばいつだって帰れるから。
小さくなる影に声を殺して、シートに深く座って
寝てしまおう。あの日の皆の夢を見よう。
つく頃きっとまた一つ元気になってるはず。



2003年01月01日(水) ハッピーニューイヤー。

幸せはこうして新しい年を迎えられる事。

幸せはまた新しい夢を見られる事。

幸せはあなたと年を迎えられる事。

幸せは一つ年を重ねる事。

幸せは笑顔と共にうまれるもの。

幸せは朝日と共にやって来る。

最高の今年に幸せを知る。

今年もたくさんいい事があなたにあるように。

今年もたくさん幸せになれるように。

明けまして、おめでとう。


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