2015年08月23日(日) まだプチ。
短期間に三つの講演依頼があって三つともテーマが違って3本の原稿を平行して書いていた衛澤です御機嫌よう。取り敢えず全部書き上がってほっとしてるヨ!
と、手許の仕事が一段落したので、2週間ほど前に納車されたばかりの単車に乗ってプチツーリングに出掛けました。小用で乗って出掛けることは何度もあったのですが、長めの距離を走るのははじめてです。
天候はお誂え向きにくもりで少し風があって、遠出するには丁度いい感じです。地元市内で用事を済ませて、その足で出掛けました。背負うボディバッグには道路地図と水ペットボトルとタオルを入れて。
国道26号線に出てそのまま北上、孝子峠を越えます。南海本線沿いに山道を走り続けると、峠が終わって町に出ます。急な下りで急なカーブが続いて、最初は少し怖かったのですが、そろそろ新しい車体にも慣れてくる頃で、カーブで車体を傾けるときにあった恐怖心も次第になくなってきました。
新しい単車は以前乗っていた単車よりも車体が少し大きくて重いです。その分、取りまわし方も捌き方も以前と勝手が違って、小用で街を走っていたときはずっと違和感を覚えていたのですが、この日ようやく単車と身体が馴染んだようです。心地よく走れました。
孝子峠を越えると地元県外です。新しい単車ではじめて県境いを越えました。感慨深い。
深日町に出て深日中央交差点で国道26号線とさよなら、深日港方面へ。岬加太港線を辿ります。
始点から1時間ほど走った辺りで海沿いに出ます。そこで出会うのが道の駅「とっとパーク小島」。休憩のために立ち寄ります。
ここには駐車場と休憩所のほかに海上釣り公園と、
何故か鳥羽一郎さんの「
大阪湾」の歌碑があります。
歌碑の傍らにあるのは「来場者10万人記念碑」。沢山の人が来るんですね。多分、半分以上は釣り客。残りがドライブやツーリングで立ち寄る人たちなのでは。
「とっとパーク小島」は急勾配の上にあるのですが、ロードレーサーに乗ったサイクルツーリストも数人、休憩に来ていました。何たる脚力。
休憩ののち「とっとパーク小島」を後にして、海沿いをずっと走ります。少し走った地点に再び県境い。小島漁港があるのですが、そこには「魚類供養塔」なるものが建っています。
さあ、ここから再び地元県。加太に向かって走ります。
山間で長いトンネルに入り、そこを抜けると間もなく加太。山間を過ぎると道はまた海沿いに。
加太では淡島神社に立ち寄りました。
ここは人形供養で有名な神社です。駐車場から直ぐにある拝殿には人形が沢山並んでいます。
並んでいる人形が何故か全部日本人形。黒々とした真っ直ぐな髪とアルカイックスマイル。大勢。怖い。
針塚もあって毎年2月には針供養が行なわれます。
その他厄除け、学業成就、交通安全などをお願いできるほかに、良縁、子授け、安産、万病平癒などのご利益もあります。特に女性に霊験あらたかで婦人病などをよく治してくださるとか。そのため女性の下着が納められて供養もされるらしいです。
この日の加太の海は台風が近付いている影響か少し波高でしたが、海水浴客も釣り客もサーフィンの人も大勢いました。
夕陽と海と我が単車。
加太を後にすると今度は一路、地元市内(加太も市内だけど)へ。国道26号線に戻って紀ノ川を渡り、和歌浦方面へ向かいます。旧南海電鉄和歌山港線沿いに走って雑賀崎に出て、高津志山を一周して新和歌浦へ。そこからシーサイドロードを走ってマリーナシティに入ります。
マリーナシティは1994年に開催された世界リゾート博の会場としてつくられた人工島。現在も当時の施設の幾つかを残して運営されています。テーマパーク「ポルト・ヨーロッパ」、フィッシャーマンズワーフ「黒潮市場」、県産品が買えたりドームシアターで映像を体感できたりの「和歌山県立わかやま館」、黒潮温泉、ロイヤルパインズホテルなど。
写真はマリーナシティ西端にある親水式防波堤から和歌浦・雑賀崎方面を見た図。肉眼では防波堤北端に、世界リゾート博のマスコット「ワックン」を象った
ワックン灯台が見えたのですが、写真には写りませんでした。
マリーナシティには二つの橋が架かっています。シーサイドロードから繋がっているのはサンブリッジ、海南市方面に続いているのはムーンブリッジです。ムーンブリッジを渡って国道42号線を北上して帰路。
途中、JR紀三井寺駅東側にある「庭のパン屋さん」に寄ってパンを幾つか購入。ネコさんのパンがなくてちょっと残念でしたが、にくきゅうパンがあったので買って帰りました。ほんのり甘くておいしい。お気に入りのパン屋さんです。
とまあ、こんな感じの全行程約5時間(うち1時間半ほど休憩その他で停車)でした。走行距離約63km、給油量約1リットルと、流石にカタログ通りとは行きませんが、まずまずの燃費。
短距離でしたが県境や峠を越えたり、山の中と海沿いと両方走れたりして、愉しいプチツーリングでした。
今後は自分で或る程度の整備などできるようになって、長距離ツーリングに出掛けられるようになりたいです。来年辺りは運転も上手になって、高野龍神スカイラインを走ったり、本州最南端地までエルトゥールル号慰霊碑を拝みに行ったりしたいなと考えています。
もっと経験値がたまったらお伊勢さん詣りなんていいなあ。夢はふくらむ一方です。
2015年08月17日(月) 喋ります。
アロハシャツが好きで着たら「東南アジア系のチンピラ」とか言われてしまうほど柄が悪く見えるけど実は小心者の衛澤です御機嫌よう。冬以外はサンダル履きだヨ!
さて、告知です。
来る9月12日土曜日、
gid.jp関西支部さんにお招き頂きまして、大阪某所にて一時間ほどお時間を頂いて喋ることになりました。テーマは陰茎形成術。FTMの性別適合手術の最終段階ですね。これの体験談を喋ります。腕の肉を削いでちんちんをつくった話をするヨ!
また、当日はエピテーゼ(医療用人工人体パーツ。ここでは人工陰茎)の
匠さんもおいでになります。エピテーゼの実物を見せて頂けたり、お話を伺ったりもできます。
割りとめずらしい体験ができる会かと思います。
お代を少し頂くことになりますが、損にならないように精々努めますので、どうぞご参加ください。FTM以外の方もご参加頂けます。
以下にgid.jp関西支部さんから頂いた案内を貼り付けておきます。
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gid.jp 関西FtM向け交流会のお知らせ
「取りもどそう 自分の体を!」
関西支部では、昨年度に引き続き、FtMさん向けの交流会を開催する運びとなりましたので、ご案内をさせて頂きます。
今回は、チーム紀伊水道代表の衛澤 創(えざわ そう)様とFTMエピテーゼ専門店の匠-TAKUMI-様をお招きしてお話を聞かせていただきます。
衛澤様は、和歌山県下唯一のセクシュアルマイノリティの自助グループとして活動しているチーム紀伊水道を主催され、交流会の開催や相談活動・啓発活動など幅広く活躍されています。今回は、ご自身が受けられた陰茎形成手術の貴重な実体験を聞かせていただきます。
匠様は東京、大阪、福岡を拠点にエピテーゼの販売をされています。今回は、特別に実物を持ってきていただき、詳しい説明・紹介をしていただけることになりました。
参加者をFtMの方々に限定しているわけではありませんので、皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げています。
【日時】
2015年9月12日(土) 13時30分〜17時30分
【時程】
13:00 受付開始
13:30 開会(あいさつ・諸注意)[5分]
13:35 エピテーゼの紹介(匠さん)[60分]
14:35 質疑応答&実物紹介・装着体験など[30分]
15:05 〜休憩〜[15分]
15:20 手術体験談(衛澤さん)[60分]
16:20 質疑応答[10分]
16:30 〜休憩〜[15分]
16:45 自己紹介・フリートーク[45分]
17:30 閉会(片付け)
18:00 懇親会
※細かい時間は当日の進行に合わせて変更することがあります。
※途中参加、途中退席可能です。
【参加費】
会員 500円 (会員のご家族・パートナーも含む)
非会員 1000円 (当日入会も可能です)
高校生以下 無料(身分証明書などの提示を求めることがあります)
【懇親会】
交流会終了後、会場を変えて懇親会を行います。
参加費用は、別途実費になります(3000円程度)。
会場は、当日ご案内いたしますが、参加ご希望の場合は交流会の 申し込み時に必ず明記くださいますようお願いいたします。
なお、懇親会だけの参加も可能ですので、お問い合わせください。
【参加資格】
gid.jp会員の方、GID当事者の方、およびそのご家族、ご友人の方、支援者の方、研究者の方などGIDに理解のある方であればどなたでもご参加いただけます。また、性同一性障害に関して相談したい方、gid.jpの活動に興味のある方などもどうぞご参加ください。
学生さんや初めての方でも、歓迎致します。
※ 「交流会」ですので、取材や研究目的での来場は、お断りいたします。
【参加申込】
参加される方のお名前(通称可)と、参加人数を書いていただき、
meeting-kansai◎gid.jp
まで、お申し込みください。
(◎を@へ書き換えてメールをお送りください)
折り返し、開催場所をお知らせ致します。
【その他】
*飲み物は各自でご準備ください。会場の近くに自動販売機があります。
*アルコール飲料はご遠慮ください。
2015年08月08日(土) きたー!
昼食は
ザバスミルクと
サラダチキンであっさりさっぱり済ませている衛澤です御機嫌よう。たんぱく質を沢山摂るよ!
ここ8年ほど中古で安価に購入した
チョイノリに乗っていたのですが、そろそろ寿命なのかエンジンがかかりづらくなってきていて、保険の更新日も近付いてきているし、乗り換えを考えなければならない時期に差しかかっていました。
8年乗ってすっかり慣れてしまったし、次もチョイノリ、と考えなくもなかったのですが、暫く以前に既に生産中止になってしまっていて、中古購入しても修理部品に事欠くのではないかという危惧もあって別の車種を択び、どうせだからと新車を発注しました。これが先月末のこと。
そして。
来た。
来ました!
新車来た!
待ちに待った新車、
ホンダZOOMERが私の許に本日、来ました!
オプションのシートフレームネットとリアキャリアを付けて貰い、リアバスケットはチョイノリに付けていたものを流用。これで多少の買いものも大丈夫。
短い距離ばかりですが、乗っていく用事が幾つかあったので早速乗りました。吃驚。
ぬるぬる動きます。鈍いのではなく、静かに滑らかに走るのです。チョイノリは「ガリガリガリ」という感じに走ったのですが、ZOOMERは「ぬるーーーり」という感じです。エンジン音も静か。「原付スクーターってこんなのだっけ?」と戸惑うほど。
と言うのも、チョイノリは「走るための必要最小限」のものしか搭載されていなくて、よく効くサスペンションもなければセルスターターも、距離計も燃料計もありませんでした。
サスペンションがないのでちょっとした段差でも乗り上げると「ガツッ」という衝撃がハンドルを握る腕にもシートにすわる尻……と言うよりも会陰部に響いて、結構痛かったのです。それがZOOMERにはほとんどありません。
距離計がないので燃費を計ったりエンジンオイルの交換時期を計算したりもできなかったし、燃料計がないので早め早めに給油するかガス欠になるまで走ってリザーブタンクが切れる前にガソリンスタンドに走るしかありませんでした。
エンジンの起動はキックスターターしかなかったので毎回キックペダルを踏まないといけませんでした。冬場はエンジンがかかりづらいので何度も何度も踏むことになります。
収納スペースがないのでリアキャリアに付けたバスケットだけが買いものの頼りです(これはこれでこと足りていましたが)。
そんな「ちょっとした」不便がZOOMERにはないのです。もうこれだけで楽園。
有難いZOOMER。これから大事に少なくとも10年は乗ろうと思います。いまは何かと用事をつくって、炎天下でもいいから走りに出たい浮かれた時期であります。