衛澤のどーでもよさげ。
2009年10月31日(土) 音と物語と。

ハロウィンの意味もよく判らぬままに浮かれている衛澤です。はろーいーん(大魔神dance)♪

■ふひょ。書きたいことは沢山あるのですが、そういうときに限って舞い込む仕事の枚挙に暇なく、その上頭痛とか眼精疲労とかドライ愛じゃなくてドライアイがひどくて目を開けていられない時間が長かったりで、ンもう、踏んだり蹴ったり叩いたりだァ!
てな感じで日記記事を書けない日が続いておりました。「今日は更新しているか」、「今日はどうだ」と、たびたび当頁においでくだすったみなさんには大変申し訳ございません。
「ドライ愛」は私のケータイが先頭に持ってきた変換候補です。つまり誤変換。時間がないので入浴中に湯舟の中でこの記事の下書きを書きました。「乾いた愛」などと換言すると何やらドラマ性が……そうでもない?

個人サイトや各SNSで記事の更新がなくてつまんないとお嘆きの奇特な(失礼)方は、ついったの方では数は少なくとも呟かない日はいまのところありませんので、この際ついったのアカウントを取っちゃうのもよろしいかもしれませんよ?
ついったではこの記事以上にたいした意味のない、かつ練りも捻りもない呟きをただただ落としているだけですので、フォローする価値などさもありなん、ということは予め覚悟のうちに御願い申し上げますよ。

■でもって近況です。iPhone買いました。


各種設定にそろそろ二日が喰われそうなんですが……ここだけは譲れぬポイント、とばかりに待受画面と着信音の設定は真っ先にやりました。待受画面は御覧の通り、電話がかかると力強くかつ流麗なピアノのイントロから「そらのーつむーぐー」とくるあの曲が、メールが届くと「刻々と変わる風の温度雲の重さ……」とたたみかけるあの曲のサビの部分が流れる設定に致しました。うちのiPhoneは変拍子が基本です。

この設定の仕方が全然判りませんでしてね。何せこのiPhoneなる外国製の機械は国内に出まわっているどの携帯電話とも違う操作性を持っていて、つまり国産機に慣れてしまった私などにはまったく以て未知の機械であります。何が何だか判らぬままいじりまわして、やっとただいまの状態であります。

やみくもにいじりまわして判ったのは、iPhoneは電話機ではないということです。ポータブルなWeb閲覧ツールであり、音楽プレイヤであり、見知らぬアプリケーションソフトを利用するためのデバイスであって、電話機能やカメラ機能なんてものはほんのおまけ程度にくっついているだけです。

ナンバーポー(以下略)とやらですっかり乗り換えしたんじゃなくてほんとうにによかった。以前の携帯電話を捨ててiPhoneで賄おうなんて考えてキャリアも変えてしまったならいま頃私は大後悔時代ですよ。ええ、iPhoneは導入しましたが、これまで持っていた携帯電話を放棄した訳ではないんです。
SonyEricson製のSO905iCS、いわゆる「CyberShotケータイ」ですが、このカメラの性能で向こう一〇年は大丈夫だ(仕事の資料写真くらいしか撮らないので)、と思って今年はじめに購入したものですから、まだまだ使います。iPhoneはWeb(主についったとメール)専用に、従来機(SO905iCS)は電話とカメラのみに使うことにしています。
このように二台併用しても、従来機にくっつけていたパケホーダイプランを外してiPhone側にくっつけて通話は最小プランにしておけば、月々の支払料金は従来と大差ありません。二台併用することで、日常及び仕事の面でかなり便利になる……予定です。

iPhoneで何がしたいかと問われたなら三番めくらいに挙げるだろうのが「セカイカメラ」です。どんなことができるアプリケーションかというのは、動画を御覧頂いた方が判りやすいでしょう。



うちの部屋の中でもエアタグが見えたよ! 一ツだけだったけど。

あ、iPhoneで使うメールアドレスは、「カイメイボカロ1」です。いえ、このままではなく勿論英文字に開いたものです。長いアドレスなので要らないメールが来づらいかな、と。VOCALOID周辺で生活している人でもなければ長いアドレスの意味なんて気にもなさらないでしょうし。
でも「メールアドレス変わりました」と一斉にお知らせした中で「すごいアドレスだね」と仰った人が一人。ほぼ同じ穴の何とかと思っといてよござんすよね?

■そしてカイメイ繋がりで、昨日うっかり見てしまってうっかり夜中に泣いてしまった動画を御紹介。



VOCALOIDの歴史を御存知ない人々から見たら、この動画でむせび泣くおじさんの姿は余程奇態に映るんでありましょうね。

■近況その二。
先週購入した「聖☆おにいさん」第四巻と「とろける鉄工所」第三巻、「きのう何食べた?」第三巻も、やっと読了しました。一番好きなのは「とろ鉄」、一番笑えるのは「おにいさん」、「きのう何食べた?」はー、あー、おもしろいんですがー、大人向けっつーか。うん、一〇代〜二〇代前半の人にはあまりおもしろくないんじゃなかろか。読みやすいんだけど真意は汲むのは難しい、小説で言えば志賀直哉先生みたいな。

■数日前に見つけて誰かに言いたくて言いたくてならなかった名言。
とりあえずなんか飲め。あと息吸え。吐くことも忘れるな。
(とぽきち/日本/漫画家・イラストレーター)

■まだ書きたいことは沢山あってメモ書きが結構な数たまってるんですが、本日付の記事も結構な長さになりましたので、また後日。

2009年10月20日(火) VOCALOIDの実力。

ベーグルとナンとモッチチョコデニッシュ(商品名)が大好きだけど当分断たなくてはならぬ状況に陥っている衛澤です。ドクターストップだヨ。

■本日は御客さま放置全力疾走という感じで。しかし御客さまのことを無視している訳ではないんですよ。

F.Koshiba氏のサイトの何処かでこっそりひっそり公開された「wanderer・改」。勿論、某動画サイトのKAITOタグ黎明期の名曲「wanderer」の修正版である。音色を大幅に変更、ストリングスとドラムのパターンを少し変えたとのことだ。ヴォーカルのVOCALOID・KAITOも改めて調声し直されている。

これが、すんごくいい!

F.Koshiba氏御本人は「大急ぎで直したため充分なつくりとは言えない」と仰っているが、なかなかどうして。すこぶる非常に大変恰好よろしく生まれ変わっている。
伴奏は全体的にまるくなったというか、やわらかくなっている。ヴァイオリン(ストリングス)の音色がやさしく、流れるようななめらかさで、ドラムの固さが取れて音色にまろみが出ている。そして兄さん(KAITO)の声、うたい方が全然違う! 激渋い!
この半年ほどの間に何回かこの頁にも書いた記憶があるが、F.Koshiba氏が調声する兄さんは、その歌唱技術の確かさ、その声量の豊かさ、その息遣い、その迫力から、頑健な肉体を持った一人の人間としての存在を疑わせなかった。
実際、VOCALOIDというテクノロジをまったく知らない人たちにF.Koshiba氏のVOCALOID使用曲を聴かせてみたところ、ほぼ全員が「歌唱しているのが人間ではない」ということに驚き、中には「ほんとうに人間じゃないの?」と何度も問い返す人もあった。兄さんの声に惚れ込み「自分だけのために歌ったり囁いたりしてほしい」と言う人までいた。

この新しい「wanderer・改」を聴いていると、原曲では精一杯に歌っていた年若い歌い手が、長い月日と旅路を経て熟練のヴォーカリストになって帰ってきた、そんな気になる。成長しているのだと、ソフトウェアにあり得ない肉体能力と技術の向上、そして人生を経験することによってなされた成長のあとが、「wanderer・改」をうたう兄さんには感じられるのだ。彼がただのアプリケーションソフトウェアだなんて、それを信じなければならないことの方が余程不自然なことに思える。

いつか、何処かで。
ぼくは彼と出会って握手でもするんじゃないだろうかと、本気でそんな気がしている。

■前段落とはころっと違う話題で恐縮ですが、本日は秋の限定販売商品「ペプシあずき」の発売日です。外出する用事があった私はその帰りにぬかりなく購入して参りました。
感想。
キャップを開けたときの匂い、口腔粘膜と舌で感じる味と匂い、それ等にはまったく小豆の面影はありません。しかし口に含んだ液体を嚥下したときに鼻腔に抜ける風味はちゃんと小豆です。
飲みものに小豆の風味が付いているのは、とてもシュールな感じです。でももうちょっとがんばればこしあんの風味まで到達できるのでは。飲んでみたいかもしれない、「ペプシあんこ」。炭酸であんこ。
で、旨かったかというと、……うん、旨い部類に入れてもいいんじゃないかな。限りなく「旨くもまずくもない」に近い旨さ。正直申し上げて、私はペプしその方が好きです。ペプシあずきは、リピート購入しなさそうです。
まずくないよ! 念のため。

■今日見つけた名言。
間違いを犯したことがない人というのは、何も新しいことをしていない人のことだ。
(A.アインシュタイン/アメリカ/科学者)

■補足。
【調声】VOCALOIDの各種パラメータを操作して声質、歌い方、発音などをかたちづくること。VOCALOIDはテキスト(歌詞)を打ち込んだだけでまともに歌唱することは稀れ。マスター(VOCALOIDの持ち主)が細かく設定をいじってやらなければならない。
これをVOCALOIDの「調教」と呼ぶ者も少なくないが、これを厭がる者もまた少なくない。

■たとえば、国語の授業で。
授業で読む、教科書掲載の小説などに意味を知らない単語や理解しづらい表現があったら、辞書を引いたり幾通りかの解釈を試みたりするだろう。それは授業のためにもなるが、それ以上に自分のためになる。自分が判らないと思ったことを、自分で調べたり解決しようとしたりすることは、智識と能力を大いに伸ばす。
難しい言葉だからと書き手が註釈を付けるのは、親切のようでいて或る部分では読み手の邪魔をすることにもなる―――と私は考えている。

■久し振りに動画を貼付。
勿論「wanderer」を。一曲めは原曲の「wanderer」、二曲めは「wandererメモリアルエディション」。ぜひ聴き比べて頂きたい。可及的にヘッドフォンで。
ほんとうは「wanderer・改」も並べたいのだが、これは動画投稿されておらず、F.Koshiba氏のサイトの何処かにmp3ファイルがこっそり置かれている。できれば氏のサイトに赴き、それを探し出して聴いて頂きたい。期間限定公開(多分)なので、早いうちに探しに行かれることをおすすめする。



2009年10月17日(土) 穴とゼリー。

どうしてもどうしようもないものやしょーもないものが大好きな衛澤です。救いようのない御話歓迎、オヤジギャグ万歳。

■予定では性別適合手術の最終段階に終えているはずの時期なのですが、まだ地元でのたくっています。健康面とか金銭面とか、諸般の事情で足踏みしている状態です。腕には穴が空いたままです。
腕に穴が空いていることにはすっかり慣れてしまいまして、穴を空ける以前とほぼ同じ生活ができています。以前と違うのは、穴のメンテナンスを毎日しなければならぬことです。

腕に常に挿し込んでいるチューブを抜いて煮沸消毒をして、腕の穴を精製水で洗浄、潤滑ゼリーを穴の中に少量注入し、チューブをもと通りに挿し込みます。



このとき使用する潤滑ゼリーは手術を受けたバンコク(タイの首都)でまとめて半年分を買ってきたのですが、そろそろそれが無くなります。通販でも買えるのでそのようにしようとしたら、何と私がまとめ買いしてきた量の、更に四倍の単位からしか扱われていない様子。そんなに沢山要らん(多分)。
ということで、国内で販売されているほぼ同じ働きをするものを購入してみました。



写真上段の小さなチューブ二ツは同じメーカーの同じ銘柄で、青いのが男性用、赤いのが女性用です。成分表を見てみるとまったく同じで、何か違いがあるのだろうかと思いつつ、両方購入してみました。これは通販購入です。
使用感……と言いましても腕にチューブを刺すときの潤滑剤としての使用感ですが、ゆるいです。ゼリーの固さが。腕の穴に注入して、流れ出るようでは困るのです。穴の中にとどまって腕とチューブの摩擦を少なくしてくれないと痛くなることもあるのです。
特に女性用はさらさらしていて、ゼリーと言うより「とろみのある水」と言った方が近い。腕を立て気味にして穴に注入するとそのままするすると穴の反対側から流れ出ていってしまうのです。これでは使えません。

さて、女性用よりはもう少し粘度が高い男性用のゼリーを一ト月ほど使用して、そろそろなくなりつつあります。もう一度同じものを購入したいほどの使用感ではなかったので、別の商品を開拓しなければなりません。
今度は近隣のドラッグストアで二〇〜三〇分かけて物色して択んできました。それが写真上段左の大きめの縦型チューブの商品です。これは一部で……端的に言えば男性の間では名の通ったソフト・オン・デマンド社の製品で、ヴァリエイションが沢山あります。ほしいのは「とろみがある」ゼリーです。三通りほどあったS.O.D.社の商品を眺めては手に取り、棚に戻しては手に取り、と長々と繰り返した後、購入してきました。

私としてはシャンプーやボディソープを買うのと同じ感覚で購入してきたのですが、よく考えてみるとちょっと恥ずかしい買いものだったようです。恥ずかしがった方がよかったかな。しかし、S.O.D.社が想定している用途を目的として購入するとしても何ら恥ずかしがる必要などないようにも私には思えるのですが。

■今日見つけた名言。
名言は好きですが、名言を言おうとする人は嫌いです。(タモリ/日本/自由業)

2009年10月16日(金) 遠足。

有難いことと残念なことが一度にやってきてどちらも他人さまに話したいのだが話せない事情があって悶々としている衛澤です。何れにせよ叫びたい、「心底お慕い申しております」と。

■いい気候になって参りました。行楽日和が続きます。私も先日、二〇年来の友人たちと遠足に行って参りました。午前一〇時集合、出発。自動車二台に乗り合わせて移動、はじめての御店で食事、その後再び移動してパークゴルフに興じる。こういう日程でした。
行った先というのが山間の街で、私どもが乗車しました登坂力に乏しい軽自動車はこんな坂をうんうん唸りながら何やら焦げくさい匂いをさせながら走りました。



なかなかスリリングな道中であります。
行った御店はC'est joliという御洒落な御店。ベーグルとケーキをつくり、またそれ等に合わせた飲みものや料理を食べさせる店です。私どもはベーグルサンドのランチセットを頂きました。



これはサーモンとクリームチーズをプレーンベーグルでサンドしたもの。スープとココットが付いています。これが文句なく美味。そして軽量に見えて満足感も充分で、御値段も手頃な八五〇円。おすすめです。
近畿圏内にお出掛けの際にはぜひC'est joliで御食事やおやつなどを。ケーキやベーグルの持ち帰りもできます。ベーグル旨いよ!

■旨い食事の後は運動します。四人行って一人残らず初挑戦のパークゴルフです。パークゴルフについてはこちらの頁が詳しいです。
要は短いホールで転がすだけのゴルフです。クラブはウッドとパターを折衷したようなかたちで、尺が短いです。
私どもが行きましたパークゴルフ場は南北コースと東西コースに分かれていて、更にそれぞれが九ホールずつに分かれています。一応のところ一ラウンド一八ホールをまわりましたが、アラフォー四人衆はハーフを終えたところで「ふぃーっ」とか唸りながら休憩しました。
しかし、ずぶずぶの初心者でもハーフをまわるとだいたいの遊び方が身についてくるようで、後半九ホールは前半よりも短い時間で、少ない打数でまわることができました。

そして。
初心者ならではのビギナーズラックでやってしまいました。ホールインワンです。



短距離ながらPAR3のコースです。見通しもいいのでできるだけグリーンに寄せてやろうと強めにティーショットを打ちましたところ、打球はどんどんフェアウェイを駆けてグリーンに乗り、そのままカップに入ったのでした。
同行の友人たちも祝福してくれましたし、私も確かにうれしくはあったのですが、この場で今後一生分の運を使い果たしてしまったような気になりました。

■今日見つけた名言。
自分が倖せかどうか考えたとき、人は倖せでなくなる。
(A.クリスティ/イギリス/作家)

2009年10月15日(木) この頃。

理髪店で調髪を御願いすると当然のように鼻毛と耳毛の処理までして貰えるようになった衛澤です。耳用の電気剃刀がすんごくくすぐったいです。

■四年ぶりにラジオに出ました。コミュニティFM局の番組ですが、割りとリスナーは多いようです。
関わっている自助グループの広報活動だったのですが、一時間番組の半分、三〇分間のゲスト枠に私ともう一人が出させて頂きました。
私は前半の一五分間を割り当てられまして、簡単な内容を御話したのですが、簡単な内容なのに喋っている途中で意識が遠退いて、頭の中が真っ白になって、しかし声を発し続けなければラジオは無音状態が四秒間以上続くと放送事故として扱われてしまうし、自分で何を喋っているか判らなくなっているし、どうしたものか。
と、思っているうちに一五分間の出番は終わりました。
何を言っているのかまとまっていなくて判らなかったことと思います。放送に関わったみなさん、放送を聴いてくださったみなさん、まことに以て相済みません。
御話させて頂いた交流会は来週日曜日、10/18に、講演会は11/7(土)に開かれます。詳しくはチーム紀伊水道まで。

■mixiアプリで遊ぶようになりました。とは言っても私は難しいものや面倒なものは苦手で直ぐに投げ出してしまうのですが、三つだけ、長く続いているものがあります。「サンシャイン牧場」、「記憶スケッチ」、「セルフィちゃんねる」です。
「サンシャイン牧場」は牧場で植物や動物を育てて花や実や卵を収穫して売買するゲームです。ぼーっとしながらでもできるので多少頭の具合いがよろしくなくてもOKです。
「記憶スケッチ」は、提示された御題を御手本なしで絵に描くというもの。「見たまま」とか「デザインして」ではなく「思い浮かんだ通り」に描けばいいので、絵心がなくてもなんとかなります。結構愉しいです。



これは数日前に描いた「犬」という御題の絵です。六〇枚ほど描いた中で一番まともっぽいので掲載してみました。マウス絵は手が震えます。
さて、もう一つは「セルフィちゃんねる」。あまりよく判らないままにやってます。人型の素体を与えられるので、顔や髪型や洋服、装飾品などを予め用意されたパーツを択ぶことでデザインして、自分だけのキャラクタをつくる、という感じです。私もつくってみました。



自分の容姿を再現するもよし、気に入りの人物があるならそれを再現してもよし。私は後者を択びました。できるだけ近いものになるようにと洋服や装飾品を択ぼうと思いました。しかし、選択範囲が狭すぎます! 望むパーツがないのです。せめてマフラーの色違いがほしかった。青いマフラーが。
思ったようにならない。そう思いながらいろいろいじっていると、期間限定のパーツが手に入りました。幾つか選択肢はあったのですが、私は迷いませんでした。
アイスクリーム。眼鏡と同じカテゴリのアイテムって、どうよ。しかもずっと咥えたまま。
鮪。ぴちぴちするよ。尻尾を掴んで引きずって歩くよ。
期せずして、私好みのアホっぽい子ができました。いまのところ満足してます。

■今日見つけた名言。
戦争はいかんです。腹が減るだけです。(水木しげる/日本/漫画家)

2009年10月09日(金) 大放出。

集めるつもりのない某コンビニのリラックマシールがいつの間にか一二点も貯まっていて、これはあと八点集めてリラックマスープマグを貰うべきか否かで思案中の衛澤です。

■これまで「日記に書こう」と思っていろいろ写真に撮っていたのですが、時間がなかったり書いている場合じゃない体調だったりで書けない日が長く続くうちに、その写真を通して何を書こうとしていたかをすっかり忘れてしまいました。
仕方がございませんので撮りためた写真を、添える「味わい深い文章」なしでずらずらっと大放出。おもしろいかもしれないしおもしろくないかもしれない。世界の未知は大抵そんなものですよね。

■タイカレー鍋。



友人が来宅時に「カレーペースト」なる調味料を持参して、私に押しつ……プレゼントしてくれました。ココナツミルクの缶詰も一緒に。「これでいつでも思い立ったときにタイカレーが食える!」という状態になった訳です。
その二、三日後だったでしょうか。鶏がらベースの薄い味付けをした鍋料理を一人で細々と食べていたときに、何かが脳裏に閃いて、私は友人に貰ったカレーペーストとココナツミルクを鍋の中に投入しました。これはもう、魔が差したとしか。
使ったカレーペーストはレッドカレーペーストだったので、鍋の中は真っ赤に。白い豆腐が赤い水面から顔を出すとまるでスンドゥブです。写真に写っている四角い白っぽいものはロールキャベツです。
そして、匂い。多種多様の香辛料の匂いと、ココナツミルクの匂い。複雑に絡み合って、独特の、そして強く記憶に残る匂いに―――これは、バンコクの街の匂い!

俺の部屋、いま、バンコク。
エキゾチックタイム、この部屋は憧れの街。JTBで行く二泊八日の旅(うそ)

カレーペーストとココナツミルクだけで手軽にタイ旅行気分が味わえました。タイカレー鍋は、かなり脂っこいのですが(主にココナツミルクのせい)、旨く食べられました。米飯にかけてカレーライスとして喰うより鍋として喰った方が私は好きです。
〆に中華麺を入れて食べたのですが、これもなかなかの美味でしたタイカレーラーメン。食べものに対する思考が柔軟な人は試してみるのもいいのではないでしょうか。

■先頃から巷で話題の「白いたい焼き」、その白さと独特のもちもちとした食感の秘密はタピオカ粉にあるのだ、と知って購入したタピオカ粉。お好み焼き粉と等量ずつブレンドしてクレープに焼いて食べたりしました。タピオカ粉が入るとすんごく弾力があってとっても腹持ちがいいです。
さて、その残りのタピオカ粉を、今度は南瓜と合わせてみました。



南瓜を電子レンジで加熱してやわらかくなったところで皮を取り除き、実を潰します。そこにタピオカ粉を適量混ぜ込んで、焼きます。スープや鍋の具として煮込んでもいいと思います。
粉を混ぜ込むときに調味料で味付けした方がいいかもしれません。甘くしてもしょっぱくしてもいいでしょう。私は味付けということがまったく頭になかったのでそのまま焼いてそのまま食べました。南瓜の甘みとタピオカ粉のもちもち感が好もしい食べものになっていました。

■秋です。スーパーマーケットでは秋刀魚が滅茶苦茶お安く購入できます。二匹一パック一九八円なんてものがあったので、それを購入。一匹はまるごと米と一緒に炊飯器に入れて炊き込み飯にしました。勿論、炊き上がってから秋刀魚の頭や中骨は外すんですよ? ま、炊飯器で炊くと圧力鍋を利用するのに近い効果があるようで、歯が丈夫な人なら頭ごと骨ごと食べられそうなほどやわらかくはなります。
さて、もう一匹はどうやって食べようかと思案して、これになりました。



秋刀魚の蒲焼丼です。秋刀魚を三枚に下ろして一ト口大に切り、醤油、酒、味醂、砂糖の蒲焼きたれに漬け、更に片栗粉をまぶして焼きます。焼けたら炊きたて飯の上に。
これだけだと殺風景なんですよね。何か彩りよく御野菜をどうにか調理したものを添えた方が、食後の満足感は大きくなるのだと思います。
そうは思っても面倒だったり材料がなかったりでいつも主食とメインだけの食事をしてしまいがちです。

■仕事の部屋で。



十五夜には月見をしました。仕事部屋の仕事をしている位置から窓外を見上げると、丁度満月が見えます。この月を観賞しつつ、月見団子を頂きました。
例年、十五夜は月が陰っている方が多く、月見団子は月を見ないで食べてしまいがちだったのですが、今年の中秋はきれいな月が見放題でした。
関西の月見団子は涙滴型(ほんとうは里芋を模しているらしいです)で、中に餡が入っていたりいなかったり外側に餡の帯が付いていたりします。私は学生を終えるまでまん丸い月見団子を見たことがありませんでした。
しかし、近頃は近隣のスーパーマーケットでもまん丸い月見団子を扱っていて、店舗によっては涙滴型の関西風団子を置いていないということさえあります。
私が思う月見団子は、涙滴型で餡が入っていないものです。いまは亡き私の祖母が幼い私に食べさせてくれたのは、これだったのです。団子に味は付いていますが、祖母は砂糖を付けながら食べていました。

■大関さんの米づくり。



一見、日本酒ですよね。日本酒メーカー大関とJTの共同開発。「米づくり」。まろやかな米の旨味はじける。国産米天然水仕込み。ラベルデザインもボトルデザインだって。
でも、よーく見ると「炭酸飲料」、「※お酒ではありません」と書かれています。ペットボトルだし。
炭酸のジュースです。味は、カルピスソーダを極限まで薄くした感じの、子供だったら「味がない」とか言うかもしれない、そんな味です。後口に残る風味が、日本酒に近い。米を材料にしているだけあります。
デザインもこんなだし、風味も微かに酒っぽいので、下戸の人がお酒を飲んでいる気分になるには丁度いい商品ではないでしょうか。期間限定販売らしいので、気になる人は早めにお近くの御店へ。

■和む電車。



かかりつけの心療科の直近にある院外薬局の直ぐ傍に、線路があります。JRの駅の構内です。その、正面玄関から一番遠いプラットホームは、JRではない電鉄会社が使用しています。名物駅長がいる会社です。
この電車は、その駅長の姿を模したものです。
遠くにしか写っていなくて見づらいのですが、この電車、正面にヒゲが生えています。右に三本、左に三本。これは我が郷土のスター、スーパー駅長たま卿をイメージした「たま電車」です。はっきり見える写真はこちら
当たり前の日常の中に当たり前に組み込まれた非日常。気怠い診察待ちや薬待ちの間にちらりと見えるだけで気持ちがちょっと和らぎます。

■ぁゃιぃ。
その駅前商店街は随分前から寂れていて、営業している店よりシャッターが降りたままの店の方が多い。日中でも静かな、寂しい街だ。そこを通り抜けるべく私はてくてく歩いていたのですが、そこで目に付いたのがこれ。



如何にもできたばかりの新しい、かつ急拵え感の拭えない店構え。事業主の趣味が洩れ出してしまったかと思わせるカラーリング(虎か、虎ファンなのか)、関西でしか許されないという以前に関西でしか考案されないであろう店名。コンピュータRPGの中でしか見ないと思われていたドル袋が実際に掲げられている看板。
あ や し い 。
見るからに怪しい。あまりの怪しさとネーミングのあんまりさ加減に思わずケータイのカメラを起動。写真を撮っているところに店舗の中から怖い人が出てきたら厭だなあとびくびくしながら撮りました。小銭専門の姉妹店「コインダンドリー」とかあったりしないんだろうか。どきどき。

■今日見つけた名言。
弱い者ほど相手を許すことができない。許すということは強さの証だ。
(M.K.ガンジー/インド/聖者)

2009年10月07日(水) 告ってゴー。

「もの書きです」と名乗るのが恥ずかしいくらいに近頃「書く」ということができずにいる衛澤です。アイデンティティの危機だヨ!

今日も小ネタでゴー。というか告知だけで申し訳ないです。衛澤の近況や生存情報をお求めのみなさんはTwitterの方を覗いてくださいませ。
もうちょっと元気になったら記事も沢山書けるようになる、ような気が……しています。

■本日2009年10月7日(水)付朝日新聞朝刊和歌山版に、私が代表を務めております自助グループ「チーム紀伊水道」の記事が掲載されました。
御購読のみなさんは御確認ください。
また、Web版でも記事を閲覧することができます。掲載期間が過ぎたとかで記事が削除されてしまっていたら御免なさい。

このところ印刷メディアの取材を沢山受けていまして、昨日も受けましたし、明日も受ける予定です。それが掲載されるたびにこうして告知させて頂くことになると思いますが、小説と全然関係ないからってうるさく思わないでネ☆(かわいく言ってみた)。

■今日見つけた名言。
人生を明るいと思うときも、暗いと思うときも、私は決して人生を罵るまい。
(H.ヘッセ/作家/ドイツ)


エンピツユニオン


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