衛澤のどーでもよさげ。
2007年07月31日(火) あひゃーせしぼーん。

半年ほど前の当頁の記事に「拙作が或る賞を受賞した」と書きましたが、その賞の最高位を貰えると踏んでいたものがいま一つ伸び悩んで口惜しかったので、次回賞レースに参加できるようにだだだーっという勢いで一篇、読切小説を書き上げて投稿しました。

「投稿」のつもりだったのですが、その後受賞作が雑誌掲載されるときに編集部から手紙(メールじゃなくて手紙です)が届いて、「次回作からは賞への投稿ではなく編集長宛てに提出してください、草案の段階での相談も可」というようなことが書かれていました。
つまり、一度入賞した者はその賞レースには参加できないのですね。別の雑誌でも大賞次点に入賞して賞への投稿ができなくなったので(作品を提出すれば掲載してくれて原稿料も貰えるのですが)新しい賞に挑戦してみようと思っていたのですが、こちらでもできなくなったということです。

せっかく投稿したのに残念なことじゃ、と思うだけ思って忘れた頃に。

投稿した雑誌のWebサイトを偶然に覗いたら、何と半年ほど前に再戦のつもりで送った読切小説が来月号掲載作一覧に名を連ねているではありませんか。
編集部から「掲載のお知らせ」を頂く前に掲載されることを知ってしまいました。そんな訳で吃驚して思わず口から発したのが今日の表題です。

賞は貰えないけど、原稿料が貰えることになりました。実は賞よりそっちの方がうれしかったり。名が売れるより作品が売れた方がうれしい。入金もあるし、自分が書いたものに売れるだけの価値があるのだということが実感されますから。
何れにせよ「衛澤」の話ではないのですけどね。何だか「衛澤」以外の仕事ばかりしていて、「衛澤」がいなくなりそうです。


【今日の聴く度に】
「アヤカシNIGHT」はヴォーカルがコーラスに喰われてしまっているよねえ。

2007年07月28日(土) 今年も乗った!

なかなか当選しない海上自衛隊の体験航海(艦艇広報)の乗艦券が、昨年に続いて当たりました。


毎年、地元の商業港には艦艇広報のために護衛艦が二隻ずつ来港します。今年来てくれたのはDDH-142「ひえい」とDD-158「うみぎり」。「ひえい」は第四護衛隊群(広島県呉市)旗艦(隊司令乗艦艦)です。

私が今回乗艦させて頂いたのは「うみぎり」です。体験航海は例年七月の何れかの土日に催され、二隻の艦が土日交代で航海に出ます。今年は土曜日の本日は「うみぎり」が、明日日曜日は「ひえい」が沖に出ることになっていました。
私は明日は所用で別の場所に行かなければならないし、以前に「ひえい」には乗艦させて頂いたことがあるので、今回、今日の「うみぎり」乗艦券が当選したのはほんとうに幸運だったと言えます。

第四護衛隊群所属DD-158「うみぎり」はこんな艦です。


基準排水量三五五〇トン、全長一三七メートル、全幅一四.六メートル、速力三〇ノット、定員二二〇名。
兵装は高性能二〇ミリ機関砲二機、62口径76ミリ速射砲一機、短SAM(シースパロー)装置一式、SSM装置(対艦弾発射装置)一式、アスロック装置(対潜水艦弾発射装置)一式、三連装短魚雷発射管二機、哨戒回転翼機一機。
この艦に乗って港周辺を周遊しつつ、アスロック装置の操作展示やラッパ演奏展示などが第一甲板上で行われます。海上自衛隊では現在もラッパによる号令で総員起こし(起床)から巡検(就寝前点検)までを行動します。

出港前の第一甲板艦首部。純白の第二種常装(夏の制服)を着用した乗務員のみなさんが出港準備をしています。


きびきびとした動き、うつくしく整えられた制服が夏の陽光と艦の塗装色とに映えています。
護衛艦をはじめ海上自衛隊の艦艇の艦首部には国旗が、艦尾部には艦旗が掲げられます。

飛行甲板(第一甲板艦尾側)には哨戒回転翼機が展示されています。


ブレード(回転翼)が折りたたまれているのがお判りかと思います。海上自衛隊ではとにかく省スペースを心掛けなければなりません。艦上のスペースは限られているからです。回転翼機の翼が折りたたまれているのも甲板上の格納庫に入るためには必要なことだからです。

「うみぎり」艦内には神棚があります。


海上自衛官に限らず船乗りは信心深いもので、どんなに科学が発達しても神仏や縁起は大切にされます。

艦内食堂のテーブルにはこのような掲示物が。


「食改善番付」です。乗務員の健康を図るための給養員の工夫が窺われます。鶏卵、卵黄は「控えたい食品」に、卵白は「摂りたい食品」に含まれるのは悩ましいところですね。


第一甲板上では乗務海曹氏が体験航海に参加している民間人と交流しています。


海曹氏の制服に御注目。「折り目正しい」制服です。海上自衛隊ではシャツやズボンのプレス線で「髭が剃れなければならない」と言われるくらいにアイロンのかけ方を厳しく指導されます。

沖を一周して入港する「うみぎり」から見た停泊中の「ひえい」。



そして体験航海参加者を岸壁で出迎える海上自衛隊マスコットくん。


手に持っているのは記念品。「貰って帰ってね」とアピールしています。
記念品は海上自衛隊マスコット柄の手提げ袋に入った、何故か航空自衛隊のパンフレット、航空自衛隊マーク入りブックカバー、海上自衛隊マスコット柄入りポケットティッシュでした。
艦艇広報で航空自衛隊のパンフレットを配布するということは、空自が最も人員不足なのでしょうか。

マスコットくんと一緒に記念撮影。


海軍式の「挙手の敬礼」をしています。陸自や空自の「挙手の敬礼」とは違って、肘を張らずに可能な限り脇を締めて手を制帽の鍔にかざします。これも艦艇に関わるものの省スペースの一環です。乗務員が並んで敬礼するときに肘を張っていたら乗務員が甲板からはみ出てしまいます。

マスコットちゃんもいます。


マスコットちゃんには「パセリちゃん」という名前があります。マスコットくんの方の名前は残念ながら忘れました。

2007年07月26日(木) 熱暑。

目が覚めたのは朝。既に暑かった。時刻は七時半。身体がひどく重怠い。

重怠いから起き上がれず、そのまま横になっていたらうとうとしたものの、細切れに目が覚める。九時半頃にやっと身体を起こせるようになったので、仕事の準備をはじめるが、怠さが抜け切らなくて仕事は手につかず。
何処か具合を悪くしたか? 様子を見るためにもう少し横になってみる。

ああ、これは……暑いんだ。暑くて動けないんだ。
それが判ったのは、現在使用している冷風扇に氷を追加して、氷枕を頭の下に敷いてからのことだった。頭を冷やすと幾らか気分がましになった。とは言え、身体を起こして何かをするということができるほどでもなく。
少々無理をしても空調機を購入すべきだったか、と少し後悔。

しかしいまそれを思ってももう改めて空調機を購入するだけの金銭も手許にはなく、原稿を書いて稼ぐしかない。しかししかし、それをやるには暑すぎる。
どうしてくれよう。

思いつくのは春先から初夏にかけてやっていた「ファストフード店マイオフィス化」。原稿制作道具一式を詰めた鞄を持ってファストフード店に入り、安いメニューを注文しておいて、ほぼ一日居座って食べながら原稿を書くという店舗側から見ると少々傍迷惑な仕事の方法だ。これなら安く腹を満たして冷房の問題も解決する。

しかし……しかし。
私が暑いということは、同居猫のまめも暑いということだ。まめを自宅に置いてほぼ一日留守にするということは、まめが暑さでバテてしまっても放っておくことになりかねない。
今日のまめは暑いのは暑かったようだが、冷風扇を向けてやると他所へ行ってしまった。冷たい風が当たるのは厭だったようだ。だから、暑さの許容範囲は私よりも広いと思われる。それでも、熱中症になどならないか心配だ。
先月末に断食センターに入所してリセットした味覚や体質がファストフードでもと通り、というのも頂けない。

これからが盛夏。もっと暑くなりそうだ。この暑さ、どうしてくれよう。原稿が書けないと問題は解決しないし、問題が解決しないと原稿が書けないし。むむむ。


【今日のそれよりこちらを見てみたい】
「平野レミーのうるさいレストラン」

2007年07月25日(水) 吐息も出ず。

知人が不規則な発熱(朝は何ともないのに午後から体温が上がるなど)や猛烈な怠さを訴えていたので、一緒に病院に行ってきました。熱は今日のところは微熱程度で動ける様子だったので、動けなくなるかもしれない可能性もある訳だし動けるうちに、と急かして行ってきたのです。
私などは病院大好きなのでちょっと具合いが悪いかな、というだけでどんどん行ってしまいますが、知人は何でも気合いで治してしまおうとする人なので、放っておくと自分では病院に行かなさそうなので急かしました。

採尿やら採血やらレントゲン撮影、CTスキャンなどうらやましい(不謹慎だが本心)メニューをこなした後、軽い腎盂炎との診断。受付で会計の後、院外処方箋を貰ったのを見せて貰いました。

クラビット
ロキソニン
ムコスタ

クラビットは抗生物質で炎症を治す薬、ロキソニンは鎮痛消炎剤、ムコスタは胃薬で抗生物質や鎮痛消炎剤とは大抵セットで処方される。前述のような薬は胃を荒らすことが多いので荒れないように先手を打って胃薬を服ませる処方をするのだそうな。

ということが処方箋を見た途端に全部判ってしまった薬ヲタクの自分がちょっと厭になりました。薬局の薬剤師さんの説明がきちんと自分が思った通りだったこともちょっといやーんな感じです。
勉強した訳でもないのに身についた智識って、うれしいようなかなしいような。


【今日の看破】
ハリー・ポッターの本体は魔法でも額の傷でもなく「眼鏡」である!

2007年07月24日(火) 訓練中。

「ビリーズブートキャンプ」続けてます。今週は応用編(Disc2)をやってます。……応用編めっちゃきついです。
基礎編が「これならがんばれるな」という程度だったし、回を重ねるごとに「できる」ようになっていくのを実感できたので、応用編もそうだろうと思っていたのですが、それは勝手な思い込みで。

応用編は「とにかく動き続ける」有酸素運動の要素が濃いことに加え、日常生活ではほとんど使っていないだろう筋肉に負荷をかける運動が入っているのでなかなか身体が慣れないようです。
でも、「キャンプイン」してから一〇日が経ちますが、早くも大胸筋や上腕筋に以前の張りが戻りつつあります。やっぱりやるとやらないとでは違うのねん。

贅沢を言えば日本語吹き替え版があると有難いのですが、日本語版は字幕版しかないのですよ。洋画を観るときは絶対字幕派ですが、「ブートキャンプ」の場合は吹き替えにしておいてくれないと、動きながら画面を見る訳ですから、画面から離れて見る訳で、そうすると私は近眼なので字幕が判読できないことが多いのです。
もっと贅沢を言えば邦訳は戸田奈津子さんでビリー氏の声は玄田哲章さんがいいな(ヲ発言)。

そんなのあり?ところで先日この頁に書きました「わさびらむね」、「カレーラムネ」ですが、それぞれ確かにそんな風味がするものの、当たり障りのない清涼飲料水という感じの飲みものでした。もっとひどいめに遭えるかと期待していたのですが、小さくまとまってんじゃねえよとか思いました。強いて言えばNUDAにわさびやカレーの香りがついているような。

なーんだ、などと思いつつ「わさびらむね」を飲み終えようかというときに、写真の文言を発見しました。

「原材料にわさびは使用していません」

それ、どういうこと……?


【今日の歌い損じ】
B'zの「MOTEL」を聴きながら合わせて歌っていたというのに「ひとりよがりの禊」を「ひとりよがりの三十路」……自分を歌ってどうする。

2007年07月22日(日) 貰った。

昨夜、友人と一緒にレイトショウで「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を観てきました。
おもしろかった。
原作ファンのみなさんにはもの足りなかったかもしれませんが、私は「久し振りに愉しい映画を観た」と思いながら帰宅することができました。

原作を読んでみようかとも思ったのですが、「ハリー・ポッター」シリーズは私がこれまでに経験した唯一の「原作を読んでがっかりした映画」なので、ちょっと躊躇しています。実は三作めまでは原作を読んでいて、四作めは購入したものの読む気が消失、という過去があります。別訳か文庫版が出たら改めて読むかもしれませんが、当分それはなさそうです。
ビルドゥングスロマンは最終的にはどうしても心理戦になってしまうのだな、と物語の雛形を見た気もしています。これは皮肉ではなく、いい意味で。ベタベタの方がおもしろいってことです。

それは置いといて。

一緒に行った友人が自動車で郊外のシネコンまで送迎してくれたのですが、迎えに来てくれたときにこれを御土産にくれました。

「からい」ラムネ

……「飲め」ってことですよ、ね?


【今日の分】
スターバッ○スのマンゴーフラペチーノはマンゴー分が足りないと思います。

2007年07月20日(金) あー。

……としか言えないんですよね。

昨年末辺りから心療科のかかりつけ医と相談し合っているホルモン剤の投与についての御話です。
先日まで通っていた某婦人科病院はよく休むので、定期的にホルモン剤投与を行わないとホルモンバランスを崩して精神面にも影響を受けやすい私には少々困りものです。これを心療科で話したところ、このような回答を先日頂きました。

「同じ地区(医者にも管轄地域というものがあるらしい)の泌尿器科医が性同一性障碍についても勉強しつつ治療の範囲を広げていきたいという話をしていたから、その病院宛てに紹介状を書いてあげましょう。一度行ってみてください。」

これは有難い。その泌尿器科で何らかの(性同一性障碍ではない)病名をくっつけて貰えば保険も適用されるかもしれないし、盆暮れ正月などの病院が休みになる時期にはテストステロンパッチでも処方してくれたら「定期的」が損なわれずに済むので、私も調子を崩す機会が減るというものです。
こういった経緯で前回の通院日に紹介状を受け取り、今日、その泌尿器科に行ってきました。

こーの、ど素人め!

泌尿器科の先生、私を「女性に変わりたい男性」だと思い込んでました。心療科医の先生が紹介状に書いてくれていなかったんだろか。話が噛み合わないったらありません。

「生殖器は手術したの?」
「内性器は摘出済みです」
「ペニスはまだついたままなの?」
「それはこれから形成して貰わないと……」
「まだついてるの?」
「(先生、間違ってるよう)いえ、私はまだ戸籍上女性で……」
「いや、戸籍は女性でも生まれたときは男性だったんでしょ?」
「(勉強しつつって、特例法の内容さえ知らんじゃないか、この御医者)いえ、生まれたとき女性で、男性への変化を望んでいるんです」
「いつ頃から男になりたかったの?」
「いや、なるならないの問題ではなくて、ものごころついたときから既に性自認は男性で、身体の方が間違っているので訂正しようとしているんです」
(↑この辺りでちょっとイラッときている)
「ああ、そうか。下、ちょっと脱いで見せて」
「(当事者が一番厭がることをさらっと言いやがったな)はい、いいですよ」
「ははあ……でも、胸はあんまりふくらんでないね」
「胸は一番最初に切除しちゃいましたから」
「あ? ああ、そうか。逆だと思ってた」

「勉強しつつ性同一性障碍まで治療の範囲を広げたい」って、「まだ思っている」段階だったのですね。「勉強をはじめた」訳ではなかったのですね。
そうでなければFTMとMTFをごっちゃにしてしまったり、外性器の形成まで済ませないと(一部の例を除いて)戸籍は訂正できないという特例法の内容を知らなかったりするはずがないもの。
表題の通り「あー」と声を出したっきり絶句するか、「とほほ」と呟くか。私がこのときできることはこの何れかのみでした。
だってね。
私が診察室から出た後、「性同一性障碍って病気として認められてるの?」って御医者が看護師さんに訊ねてるんですから。国連WHO(世界保険機構)が「疾病である」と認めてますよ、って声を張り上げてやろうかという気力さえ湧かず。

御医者が知らないんだから、御医者ではない一般の人々が性同一性障碍を正しく理解しているはずがないよね。これからこの地で、当県唯一の性同一性障碍自助グループの代表として周知活動していかないといけないんですな、私は。
せっかく県が催事開いてくれるんだから来ておくれよ医療関係者さま。

結局、尿検査と血液検査だけして、その結果によってホルモン剤の投与の可否を考えましょう、とか言われて今日の診療はお終い。
でも、これだけで疲れた。泌尿器科の御医者先生、すっごい早口だし患者の話を聞かないし。

病院からの帰りに癒しを求めて某ドーナツ専門店に入り、そこで昼食。朝一番に診察券を出したのに、心療科と泌尿器科の診察だけで正午過ぎになってしまったものね。
新商品のポン・デ・マンゴーヨーグルトとポン・デ・アロエヨーグルト、マンゴーヨーグルトクリームとスパイシーチュロを頂く。マンゴー大好きだけどトロピカルチュロは経験済みだから今回はスパイシーに。

そんで、現在ポイントカードで貰えるポン・デ・どんぶり(違)を貰いました。

正しくは「ラーメンボウル」

ポン・デさんが好きな私は貰わずにはいられなかったのでした。バスタオルもスクイーズ人形も傘も持ってます。ぬいぐるみはほしかったけどスクラッチで外れました。

そして帰途上にある百円ショップで諸々のついでにこのような品を購入。

ちりんちりん風鈴

なかなか風流ざんす。風が流れて風流ざんす。転居して気分が変わったので、こういった小物も買ってみようかという気分になったのですね。以前の小箱みたいなワンルームに住んでいた頃はこんなこと、ちっとも考えなかったもの。

住環境って、大事ですね。この写真は背景がアレだけど。


【今日の飲みもの】
先月漬けた梅ジュース炭酸水割りが疲れた心身に心地よい。

2007年07月19日(木) アクティヴ我が家。

ああ、愉しい。ビリーズブートキャンプ愉しい。やめられん。まだ三回しかやってないけど。
まだ三回ですが、回数を重ねるごとに少しずつ自分の身体が「動ける」ようになっていくのが実感できます。これならトレーニングジムに通っていたときの運動能力を取り戻すのに長い時間は必要なさそうです。
早く回復してまたジムに通いたいです。

ところで、我が家の同居猫まめ。どうも悪食のようです。
肉や魚を食べていても揚げものだと見向きもしません。しかし、パンケーキやドーナツだと他所見をしている間に強奪していったりします。今日はバウムクーヘンの小袋を咥えて走っていきました。勿論奪い返しました。

その後、昨日食べたキャベツの千切りの残りを盗み食いしていました。甘党でベジタリアンですか、猫で男の子なのに。


【今日の新作】
ポン・デ好き、マンゴー好きにはたまりませんな、ポン・デ・マンゴーヨーグルト。

2007年07月18日(水) 俄かガーデンファーマー。

何故潔く「俄か庭農夫」と言わないのか。何故ベストを尽くさないのか。

新居に越してきて一週間が経ちました。荷解きも終わり、必要な生活用品の買い揃えもほぼ終わり、ビリーズブートキャンプにも入隊して訓練に励みつつ断食センターで憶えてきた玄米菜食をできる限り実践しています。
ときどき急ぎの仕事が舞い込んできたりもしますが、それ以外は適度にのんびりと体力と気力の充実度に合わせたいい生活ができています。

さて、新居はこれまで住んだことがなかった一階の角部屋で、小さな庭があります。物干台を置いたりもできるのですが、地面が土のままなので、ここを耕して香草を植えようかと考えています。
先ずは紫蘇、パセリ、バジル。これ等は生命力が強くて多少無精な人間が育ててもきちんと生長するらしいです。特にパセリなどは刈っても刈っても勝手に生えてくるらしいです。

そういったものを育てつつ食し、体内浄化を図る試みです。
断食センターで頂いた回復食についてきた味噌汁には紫蘇が入っていました。青紫蘇の葉を刻んで入れると、味噌汁もさわやかな香りがします。おいしかったのでやってみようと思ったのだけど、紫蘇の葉はスーパーマーケットなど食材の店で購入すると高価なので、栽培しようと思ったなんて内緒だよ。

パセリはこれからの季節、疲れを取るのに適しています。皿の上の飾りだと思っていてはいけません。ビタミンCが豊富で、豚肉や鰻と一緒に食べると疲労回復に役立ちます。
バジルは白御飯に刻んで散らすだけでも旨いし、勿論パスタやリゾットなどに使ってもいい。紫蘇の代わりに味噌汁に入れてみてもいいのではないかと想像しています。多分旨い。

土いじりなんてしない人種だと自分で思っていたのだけど、年令を経ると好きな音楽も食べたいものもやりたいことも段々変わってくるものなのですね。落ち着いてきたと見るか年寄りくさくなってきたと見るかは、他人ではなく自分次第であります。
私はただいま青春の入口に立ったばかりだと思っております。これから思春期だし。


【今日の胃袋】
久々に揚げものを一人前食べたら痛みはじめた。店が開いているうちに液○ャベを買っておくべきか?

2007年07月17日(火) 休んでもいい、だが必ず戻ってこい!

先頃から巷で話題沸騰の「ビリーズブートキャンプ」ですが、私はまだ「ワンコインフィットネス」が密かに話題になりはじめた頃から深夜通販番組で見て知っていました。そして、「これはほかの気休めダイエット商品と違っておもしろそうだ」と思ってもいました。それは私がミリタリファンで「ブートキャンプ」が「新兵訓練所」という意味の言葉であることを知っていたからかもしれません。

それが昨冬だったでしょうか。その頃には今夏にこんなにも話題になって「隊長」ことビリー・ブランクス氏が来日して毎日のようにテレビ出演するようになるとは思ってもいませんでした。
だから、「他人さまがあまり見向きもしないようなもの」が好きな私は余計に「ビリーズブートキャンプ」が気になっていたのかもしれません。

しかし、話題になり流行になり、その御陰で私は割合に楽にそのDVDを入手することができました。そして転居を経て「大きく動けて多少足踏みしても近所から文句を言われない環境」を手に入れた私は、ついに「ビリーズブートキャンプ」に「キャンプイン」しました。先週の土曜日のことです。

先ずは基礎編から。ビリーズブートキャンプは「基礎編」、「応用編」、「腹筋編」、「最終プログラム編」と四枚のDVDから構成されています。基礎編は「ビリーズブートキャンプ」というエクササイズを行うために必要な基礎体力を身につけるための運動メニューが組み合わせられています。
画面の中でビリー・ブランクス氏が数名の「隊員たち」と一緒にエクササイズを行います。時折、数名の「隊員たち」にビリー隊長は「指導」を行います。そして、DVDを再生しているモニタの前にいる私たちにも隊長は声をかけてくれるのです。

「俺についてこい!」
「努力には必ず結果がついてくる!」
「つらければ休んでもいい。だが諦めるな。必ず戻ってこい!」

そのように声をかけつつ、自ら運動を実演して見本を見せてくれるビリー氏は、私のイメージでは「隊長」というよりは「軍曹」です。何故って、新兵の教育をするのは士官ではなく下士官であり、大抵の教官は軍曹の階級を持っているからです。

さて、基礎編。実際にやってみると、これがトレーニングジムを二箇月間も休んで鈍っている身体には少々きついのだけど、何故か愉しい! 既に数回基礎編ばかりをやってみていますが、飽きが来ない。
おそらくこれは、一つのエクササイズをやっている時間が短く、短時間で効果を上げる組み合わせが練られているからでしょう。「しんどい、怠い、早く終わりたい」、そう思う前に次の運動に移ってくれるのでへとへとにならずに済むのです。

ああ、愉しい。これなら通信教育では勉強できない私でも続けられます。一、二箇月ほど「ビリーズブートキャンプ」で基礎体力を養って、もの足りなくなったら近所のスポーツジムにまた通いはじめようと考えています。
勿論、スポーツジムに通いはじめてからもキャンプは続けるつもりです。


【今日の知りたい】
クッキーの缶を捨てる思い切りのつけ方。

2007年07月13日(金) 電波。

えーと、先ずお報せ。過去日記を更新しています。六月末に某施設にいたときのことや、転居日のことなどを。お暇のある方はお読みくださいませ。

さて、転居から四日が経ち、新居にも慣れてきました。最初の三日間はぴったり一日中ぼくにくっついていた同居猫も今日は離れた自分の部屋で一人で寝ています。
荷解きも終わり、インターネットもケーブルテレビも電話もガスも開通しました。そろそろ当たり前の生活をはじめようかというところです。

インターネットとテレビと電話は一括してケーブルテレビ局のサービスを利用することになったので、工事は一回で済みました。開通したのが昨日のこと。昨日までは音がないと寂しかったので、ラジオを聴いていました。

ぼくはこれまで四回ほど転居していまして、そのどの場所でもFMラジオの受信状態は著しくよくありませんでした。しかし、今度の部屋はきれいに受信できるので、いい場所に来たなあと思っていました。
しかし。
インターネット開通と同時に受信できなくなりました。パソコン一式か、それともモデムやら何やらか、そういったものが妨害電波を出しているのでしょうね。仕事をするときはFMラジオが一番効きやすくて仕事の邪魔にならなくて有難かったのですが、いまは雑音だらけで聴けたものではなくなってしまいました。

ちょっと寂しい。


【今日の簡単大掃除】
「強力カビキラー」ってほんとうに強力なんだなあ。

2007年07月10日(火) 転居。

さあ、転居だ。もう窮屈なワンルームにぎゅうぎゅうに詰まっていなくていいんだ。
そんなハレの日なのに朝から雨模様。荷物の搬出は午後からだけど、それまでに上がってくれるかな。と思っていたら晴れてきましたよ。

ビバおれ! 日頃の行いがものを言ったぞ!

と思っていたら、いざ移動の時間には土砂降りに。移動手段は自転車。猫も一緒に行かなければなりません。ああ、これがおれの日頃の行いの報いか。そう嘆くだけで済めばよかったのですが。

自転車の後ろかごに猫のキャリーバッグを積んで、雨に濡れないようにナイロン袋を被せていたのですが、ずっと室内飼いで雨に打たれたことがないうちの猫は、ナイロン袋に大粒の雨がばちばちと当たる音にパニックを起こしたらしく、キャリーバッグの中で暴れて、そのせいでキャリーのファスナーが開いてしまったようです。自転車で走っている途中でキャリーバッグから外に出ていました。

危ない! もしかごから飛び出していたりしたらと思うと冷や冷やものです。土砂降りの中、雨をよける屋根もない場所で自転車を止めて急いで猫をキャリーバッグの中に戻します。そして更に土砂降りの中を自転車で行きます。
到着まで約三〇分間。気が気ではありませんでした。

荷物は業者に頼んであったのでトラックで運ばれてくるのですが、トラックより自転車の方が早く着きました。
業者さん二人でぼくの一人暮らしの荷物を搬出・搬入してくれました。搬出・搬入、何れも二時間ほどです。
ワンルームから3DKへの転居。荷物が新居にどんどん搬入されて、がらんとしていた新居に生活感が漂いはじめています。そして部屋が埋まっていき……その光景に愕然。
あの狭いワンルームにこんなに荷物があったのですか。窮屈だったはずだ。

ともあれ、すべての荷物を搬入し終えても、まだ寝転がることができるだけの空間が充分にあります。以前のワンルームに引っ越したときは荷物を片付けなければその夜眠ることさえできなかったというのに。
猫も広い部屋に昂奮して走りまわっています。猫というものは不慣れな場所ではおとなしくなるものだというのに、うちの猫は全然緊張していません。

広い。そして静かだ。それだけでとても有難い。

取り敢えず荷解きは明日からでいいや。久し振りにベッドで猫と一緒に寝ました。

2007年07月09日(月) しようがない。

転居を明日に控えた衛澤です。
あっ、まともなコメントから入っちゃった(´△`)ゞ

転居日前日ともなると慌しいのかと思いきや、荷物の梱包は済んでしまい、後は運送業者に搬出・搬入を御願いするだけ。何もすることがない。
じゃあ、仕事でもすればいいじゃないかと思われるでしょうが、仕事道具も全部梱包してしまっているから、何もできないのですよ。こうしてこの記事を書き込んでいるパソコンも、もうすぐ電源を落として結線を外しておかなければなりません。

何もすることがないのではなく、何もしようがないのです。「しようがない」ってこういうことなのか、と三十路後半になってからはじめて実感しています。
テレビもない。ラジオもない。パソコンもない。仕事道具もない。調理道具もない。冷蔵庫も早めに電源を落としておかなければならないから食料もない。

……暇だよ? とっても。

これから明日の昼までこんな感じです。明日の午後から家財道具一式の搬出がはじまり、夕方には転居先への搬入が終わっているはずです。それから暫くが忙しそうです。
サイトトップページでも告知していますが、本日夜半から七月一二日まではインターネットに接続できません。ですから、この期間にパソコン宛てにメールを頂いても直ぐには御返事できません。そして、この頁の記事の更新も勿論できません。御了承ください。

では、落ち着いたら、或るいは思いのほか暇で携帯電話の電池に余裕があれば、この頁の記事の更新を行いますので、それまで御機嫌よう。


【今日の過ごし方】
猫と同じ。

2007年07月08日(日) 海賊の話。

尾田栄一郎氏原作「ONE PEACE」劇場用最新作に孤高の海賊船船長というゲストキャラクタが登場。ルフィたちゴーイングメリー号乗員一同の敵か味方か不明なまま、小競り合いを続けたり小さなピンチを助け合ったりしているうちに、凶悪な巨大海賊船団と遭遇。ゴーイングメリー号と孤高の海賊船は協力し合って海賊船団に立ち向かう。

御話のフォーマット通りにゴーイングメリー号乗員は海賊船団の幹部たちとそれぞれが戦い、傷ついていく中、ルフィは海賊船団の総帥とついに相まみえ、対決。しかし御約束通り窮地に追い込まれる。
最早やこれまで、というところで孤高の海賊船長がさっそうと現れ、ルフィを窮地から救い出し、協力して凶悪海賊船団を壊滅させる。

最後は勿論、孤高の海賊船は孤高を保つべくゴーイングメリー号と別れ、広い海原の果てに船影を消していく。何れ再会するかもしれない。しないかもしれない。何れにせよ、ルフィたちの航海は続く。

この御話の主題歌がB'zの「OCEAN」で、孤高の海賊船長役が稲葉浩志氏である。
という夢を、昨夜見ました。稲葉さん棒読みでもぼそぼそでもなかったよ。恰好よかった。七夕の夜の夢でした。

私、「ONE PEACE」についてはあまり詳しくないはずなんですけどね。読んだことないし。


【今日のあらあら】
起床後最初の作業がこの記事。

2007年07月06日(金) 年下の人に。

朝から雨天でしたが、転居に必要な手続きを取るために役所をはじめ各機関を自転車で梯子してまわりました。

最後に立ち寄った、運転免許証の住所変更のために立ち寄った警察署にて。

二〇代前半と思しき、明らかに私より年少の窓口のお姉さんに、手続きの際に「衛澤くーん」と呼ばれる。
はじめて携帯電話から「ブラいち」が流れたときよりも吃驚しました。

身元と住所の証明に住民票を提出したのですが、生年月日欄も性別欄も見なかったのかな、あのお姉さん。


【今日の日頃の行い】
一日中雨。帰宅した途端に雨上がる。

2007年07月05日(木) 野性味溢れる。

同居猫の三種混合ワクチン接種のために動物病院へ行ってきました。

生まれ年の三種混合ワクチン接種は、二回に分けて行います。今回は二回め。前回のときよりも身体も倍ほどに大きくなったうちのまめさんは、はじめて診て貰った生後五週間めのときから獣医師に「この子は元気だな」と重ね重ね感心されていましたが、前回は注射をしてくれようとする医師に向かって潮を吹き、今回は勢いよく飛びかかりました。

獣医師先生も驚いて「この子は野性が強いなあ」とまたもや感嘆の声を上げます。それだけでとどまらず、うちでは爪を切らせてくれないので専門家に御願いしようとそれも頼んだところ、前回の注射のとき同様、エリザベスカラー+保定要員二人が必要になりました。
看護師さんに脚の保定をして貰いましたが、私の手には猫キックによる深い傷が。

もう直ぐ生後半年になるので去勢手術の相談をしたら「この子は去勢したくらいの方がいいかもしれないね」と獣医師。
うちのまめさんは一般の仔猫さんよりも元気が有り余ったやんちゃくん(オレ様とも言う)らしいです。

野性味溢れるまめのセクシーな寝姿



【今日の食いしん坊万歳】
「納豆のたれ」の袋を猫に奪われかける。……そうか、かつおだしか。

2007年07月04日(水) 低音のティンパニーから。

私の携帯電話はメモリ登録してあるもの以外の電話番号から着信すると、ブラームスの交響曲第一番(通称「ブラいち」)が着信音として流れます。
メモリ登録していない番号から電話がかかってくることなんて先ずないのでこれまで聴いたことがなかったのですが、転居を控え、引越業者などから着信することが度々になった最近、ようやく自分の携帯電話から「ブラいち」が流れるのを聴くようになりました。

怖いです。

「ブラいち」の最初の方は「絶望」を表現しているので、鬼気迫るものがあるのです。着信音なんて最初の方しか聴かないものだし。「ブラいち」は絶望から希望への主題の変化がすばらしい交響曲ですが、最後まで聴かせてくれる気の長い電話主なんていない訳だし。


【今日の素敵さん】
「ぶらいち」を変換すると「ブラ位置」と少々セクハラっぽい変換をしてくれるATOKくん。

2007年07月03日(火) 取り敢えず。

先月二三日から昨日までの某施設入所は無事に終わりました。入所期間中の体験などは一応デジタルメディアに記録しておりますので手が空き次第順次掲載していきたいと考えておりますが、私、実は一週間後に転居を控えております。

という訳で、また暫く当頁の更新は滞ります。通ってくださる方には申し訳ありませんが、もう暫くお待ちくださいませ。

今日はラジオ番組の収録に行って参りました。和歌山放送が聴ける範囲にお住まいの方は今月二六日午後一〇時三〇分から放送の「つれもてナイト」という番組をお聴きください。私が和歌山放送アナウンサー小田川和彦氏の流暢なナビゲーションによって気持ちよく喋らせて頂いております。


【今日のオチ】
で、収録の帰りに違う路線のバスに乗ってしまってぐるっと遠まわり。

2007年07月01日(日) 最終日。

断食施設を退所する日がやってきました。
いつもと同じように朝の礼拝に参加して、居室への帰りがけにT先生から思いがけぬプレゼントを頂く。何と、薔薇の花びら。施設内で栽培しているものを採ってきてくだすったのだ。封筒に入れてくだすったのだけど、封筒越しにもとてもいい香り。

そして気分よく施設での最後の食事。ほぼ通常食と言っていい豪華な食事です。


玄米飯も毎食ごとに量が増えてきて、ほぼ茶碗一膳。茄子の煮浸しに煮豆と冷奴、そして味噌汁。
同じ日に退所する人がほかに三人いて、口々に「うわあ、豪華だなあ」などと感嘆の言葉を洩らしてしまう。いや、ほんとうに豪華です。こんなに食べたら満腹になるよ。

食事をして、退所の時間まであと僅か。居室の掃除をして、荷物をまとめて。退所時間が来たら、バス停まで施設の送迎車で送って貰います。バス停からは来た道を逆戻りして帰るのですが、ぼくは名古屋駅周辺で一泊する予定があったので、名古屋駅でストップ。
退所時間が昼過ぎ、名古屋駅まで二時間ほど、名古屋駅構内で土産ものを見てうろうろしているうちに夕方に。土産を見定めて買い込む前に「せっかく名古屋に来たのだから」と名物「ひつまぶし」が食べられる店に入りました。

長らく憧れていたひつまぶし。入った店のメニューにはひつまぶし「大」と「小」がありました。以前のぼくなら迷わず「大」を注文したでしょう。しかし、今日は迷わず「小」を注文。一食の絶対量が断食前と比べて減っているようです。


ひつまぶしは「一杯めは普通に鰻丼として、二杯めは薬味を乗せて、三杯めは茶漬けとして」食べるとされています。このひつまぶしも茶碗に軽く三杯程度の御櫃の大きさでした。
満腹。
それもさることながら、何より驚いたのは、ものすごく味が濃く感じられたことです。「これが名古屋の味付けか!」と思ったのですが、どうやらそうではなく、私の味覚が断食によってリセットされていたようです。

何故それが判ったかというと、この後、コンビニエンスストアに立ち寄って断食以前から好きだったペットボトル入りのコーヒーを飲んだのですが、そのときに「げ、こんなに甘かったかこのコーヒー!」と思ったのです。こんなに甘いものを五〇〇ミリリットルも飲めないぞ。そう思いました。以前は平気で一日で飲み干していたのに。

体質リセットだけでなく味覚までリセットしてしまう断食。これからは調味料もほとんど必要がない食生活ができそうです。

それにしても。
名古屋という街は何とも不思議な造形が幾つもある街ですな。


これとか。


これとか。


エンピツユニオン


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