連載小説
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2010年07月10日(土) BLっぽいんだけど違う

世の中の作品には、恐ろしくBLっぽい雰囲気が漂っているのだけど、男同士の恋愛を描いている話ではない。
という、どうにもジタバタしたくなる話があります。
最近、そういう作品群は「ニアホモ」と呼ばれていることを知りました。

う〜む……。
なんたるしっくりする言葉か。ニアホモ。
いっそBLにしちゃえよ、という感じではあるんだけど、BLという括りには一応なってない、そういう作品群たくさんあるからさあ。
そういうのに名前がつくと、妙に落ち着きますね。

「今日からマ王」とか、私としては、BLじゃないのよねえ…。でも空気だけは漂ってるんだけど。うーんうーん。な作品で。
男同士の恋愛を扱っていたわけではなかったので、やっぱりBLって言いたくなかったんだけど。
ニアホモって、ぴっったりだわあ。ああ、すっきり。

「裏切りは僕の名前を知っている」とかも、そうだよね。
マ王より、か〜な〜り、ホモ寄りだけど。
(BLをあえて避けた感じで、畜生、いっそBLにしちゃえよ、逃げやがってっ、とか思ってしまったくらいホモっぽい「裏僕」に対して、どーにもニヨニヨしていたのですが。ニアホモという分類で括ったら、とってもスッキリしたです)

私が書いている話だと、
「正義の味方」は完全なBL。
「歪んだ夜のむこうへ」シリーズは、ニアホモだな。

歪んだ…は、BLにするつもりはないのですが、絶対どこかに、擬似恋愛っぽい共依存関係が出ていると思っているので。
恋愛じゃないんだけど、恋愛っぽいんだよね。
つーか、描き手が恋愛じゃないもん、と思っていても、外から見たら恋愛って言っちゃっても十分いいだろ、と思われる話を書いていることは、私も承知していますし。
というわけで、ニアホモ。なんてしっくり。

なんか、そういう括りに出来るのね、と解ったら、歪んだ…の2人をもっとホモっぽく描いてもいいかもしれんな、と逆に開き直れたです。
ニアホモ。この言葉は便利だから、ある程度広がりそうな気がしますよ、私は。


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