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ワニおじさん  2005年02月25日(金)
小田急○設にお勤めの野○さんのお父様が亡くなって、今日は、告別式。
野○さんは、15年ほど前から『東紅苑』の常連さんで、
小田急○備に出向し、当時就職してなかったあたしをパートで入れてくれた人。
だから、その後こうして正社員として働いているのも彼のおかげ。
親会社に戻った後も、毎月家族で『東紅苑』に来てくれます。

そんなわけで、溝の口の斎場での告別式に行ってきました。
お通夜でも良かったんだけど、事務所内に誰もいなくなっちゃうし、
30分早く会社を出てお通夜へ行くよりも、
朝のんびり出てこれる今日の方が楽っていうのが本音。

乗り換えがスムーズにいって、式の始まる20分前に着いてしまった。
受付を済ませ、常務も来ていたので、後ろにくっついて中に入ると、
野○さん夫婦が常務に挨拶に出てきて、ついでにあたしも少し話した。
すると奥さんが、


  ○×もとさんも、みえてるわよ


とあたしに言った。
「○×もと」さんという知り合いはあたしにはいない。
いったい何のことだろうと首をかしげたが、
旦那様に呼ばれ、話途中で向こうへ行ってしまった。


  ま、いっか。


時間になったので、常務の隣の席に着く。
後から入ってくる参列者は、当然親会社のお偉い様が多いのだが、
あたしはほとんどわからないので、常務にあわせて会釈していた。
すると、どこかで会ったことのあるような顔が...


  だれだろう?


一緒にいる人は、社長の運転手だった人だけど...



   !



思い出した。



  ワニおじさん



彼の名前は知らない。
頭はかなり白くなったけど、肌の感じも随分お年を召したようだけど、
メガネの奥の小さな黒目は、間違いない、ワニおじさんだ。
あれからもう5年以上経ってるもんな。
そういえば、彼は親会社の役員だったっけ。
さっき野○婦人が言っていたのは、この人のことに違いない。
::ワニおじさんについてはコチラを見てください::

読経が終わり、お別れの準備をする間、隣の広間へ集められた。
ワニおじさんが、あたしの前に立っている。
これも何かのご縁でしょう...思い切って肩をたたいてみた。
振り返るワニおじさん。


  あの,,,小田急相模原駅を利用していらっしゃいますよね?


風邪のせいで喉の調子が悪く、声がかすれてしまった。
怪訝な顔のワニおじさん。



  あ,,,良く電車で起こしてもらっていたんですが...



...気まずい沈黙。
声をかけたことをちと後悔。


  ポク...ポク...ポク...チーン♪  


  



ワニおじさんの表情が柔らかくなった。
どうやら思い出してくれたらしい。



  その節は、大変お世話になりました  (o_ _)o



彼は、あたしもオバQの社員ということを知らずに起こしてくれていたらしい。
その後、野○さんからあたしのことを聞いて、
何度か一緒に、東紅苑にも来てくれたらしい。
ワニおじさんは、見かけと違って話し出すと止まらず、
あたしは社長(我が社の)と一緒にいたのでちとヒヤヒヤしてしまった。
社長とワニおじさんてどっちが偉かったんだろう?
ま、何にしろ、やっとお礼が言えて良かった良かった。








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