希望されときながら 我侭に振舞う自分を 恋しいとは想えない けれど確かに思える 愛しいはずの自分だと
抜け出して夜を 朝にしないで欲しい 昼下がりのダンスで 君を滅ぼしてしまいたい
消滅
機械仕掛けの道具たち
理解不能
攻撃的な夜を消し去って
そして
消滅
あたしの名前を呼んで
今すぐに
あたしの名前を呼んで
全てを制して欲しい
あたしの名前を呼んで
あたしを手に入れて欲しい あなたのその腕に包まれたい
あたしの名前を呼んで
あったまって 凍える体を火照らせて
置いてかないで 君の手だけを 求めている僕だから
白い窓に浮かぶ君の横顔が とてつもなく儚いモノに見えたから 思わず君の手を探してしまった
あの日飲み込んだ言葉 行く先を見渡しても 君以外の何処にも辿り着けない 君以外の何処にも辿り着けない
2004年12月20日(月) |
HOLY HEART |
聖夜に降り積もる雪は 何処までも果てしなく 限りない世界の終わりと始まりを告げる
あなたの居ない世界では あたしは生きてる意味も無く その価値すら皆無となるから だからせめて同じ世界に留まって 隣に居ることは無理だとしても 傍に居させてこの世界の中で ひとりぼっちにしないで欲しい
あなたを想うことでしか 救われないあたしを赦して
なんだかあなたに聞いて欲しくて いつも電話しちゃう 迷惑かなって想うと ちくっと胸が痛い でもいつもくだらない話でも ちゃんと聞いてくれる あなたに会えたからあたしは今日も生きてる
世界初 時空を越えた想い 一等級に輝くあの星みたいに 切なくて眠れない夜だって 頷いてあなたに微笑んだ三日月
宇宙一 季節を変える想い 咲き乱れる花火が散って終わっても 哀しくてあなたの手を望んだ あたしにだけ笑った泣きそうな満月
コーヒーでも飲もうか きっと一人じゃ淋しくなるから 今のうちにあったまろう ってもう冷めちゃった? 君がぼんやりしてる間に 僕が見惚れている間に え 何に見惚れていたかって?
・・・ほらもうすぐ雪が降るよ
死にたい
と口に出来る程 あたしは生きているのだろうか?
何色にも染まらずに愛されたい 同じように愛したい それがどんなに難しいか 自分の色なんて何処でも転がっていて 所詮は色など関係無くなってしまうから
凛としていて 傍に居て あたしだけのあたしで居させて
2004年12月14日(火) |
comprehension |
谷川を流れる雪解け水のような そんな澄んだ心持でいられたら 世界は遠くへ誘われ 歴史は小さく収縮していく
遠近法で使われる数多くの言葉たちも 思案に辿る木の葉に変わってしまう
移動する感情を冷静に判断して 貴方にとって何が一番かを理解して欲しいだけなの
空気がざわついている 落ち着かないこの感じ あなたの身に何も起こらないコトを 心から祈るばかり
遠く離れているからこそ 感じる身近な温度と気配
あなたを救えないようじゃ 生きてる意味も価値も無い
だけど根本的に間違っているのは 誰かを救おうと想うその心 救えると想うその心
救いの手は神様に 任せておいて間違いは無いから
あなたに逢いたくて 街を出て 独り 彷徨う月下 ハートのシールも 役に立たない
絨毯に貼り付いて 一向に剥がれない この想いと共に
流されてしまおうか このまま箱庭で あなたを待って 独り朽ちていくのも まぁいいかも なんて想ってしまう
病気なあたし
話をしようと想う でも話をしなくてもいい とも想う
あなたはあたしに沢山のコトを教えて来たけど あたしはあなたに何を教えてあげられたんだろう ほんの小さな言葉だけで 伝わる温度は地球規模で 愛しいとさえ想わせる あなたの口ぶりは天才的
やっぱり淋しいから 話をしよう 今夜は二人 夢に堕ちるまで
探せば探す程見つからない
言葉なんてそんなモノで あたしに出来るコトなんて ほんの僅か限られているから
生命体は露にもなれず 待っているのは本当の消滅 でもそれで良かったのかもしれない ねぇあなた
綺麗な言葉なんて見つからないから 今はただ自らの排出した言葉を 抱き締めてみてちょっとだけ 待っているフリをしてみよう
嘘ばかり並べても 幸運はやって来ないから
期待しすぎて待っているのも辛いくらい あなた愛しちゃってるみたい
木々が淋しく啼いてるよ 華はもう枯れて終わったから 世界を救う手立ては無いの?
手を伸ばして掬い上げる 地球のビー球を丸めて投げるのさ 何処までも沈んでいくよ 綺麗に彩られていくよ
青に負けないくらい傍に居たい あなた愛しちゃってもいい?
永遠に届かないなら このまま海に沈めてしまおう
言えない想いを抱いて 一人静かに心痛めるなら このまま海に沈んでしまおう
初雪のように儚く散ってしまう この身体も心も 永遠にあなたに届けられないのなら このまま海に沈んでしまえばいいのに
2004年12月05日(日) |
アイデンティティークライシス |
私は何故此処に居るのか その存在意義さえ疑問になってしまう そんな日々ではあるけれど
緑がまだ緑のままだから もう少しだけ歩いてみないか
固められた道路は冷たく 天はいつまでも明るいけれど
自分が壊れるその前に 君を探してみたいと想うよ
今のあたしに出来るコト
あなたを信じて待ち続けるコト
それがどんなに苦しくても それがどんなに辛くても あたしはやらなきゃいけないから
流星が降りしきる夜 ただあなたの横顔を想って 静かに眠りにつこうと想うの
「おやすみなさい・・・」
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