あやめとりこの日記

あやめとりこの無駄話
アニメ中心に面白かったあれこれを
一応日記と称してますがたまにしか更新してないです

2006年07月15日(土) 時をかける少女の疑問(あやーとり)

待ってました!ネタバレ感想いっきまーす!

の前に。


初日二回目の鑑賞後、あやめが言うことには。

「真琴、なんでゼロになったの覚えてたんだろ?」

えーなにそれ。どこんとこ?

「タイムリープ使いきっちゃったこと覚えてたじゃない。でも、それって千昭によって戻されたから忘れてるはずでしょ?」

えーあーほんとだ!!

タイムリープを行った本人以外の身体は記憶も含めて戻ったところの時点から改めて動き出すわけだよね。そしたら真琴の「0になっちゃった」記憶も無いはずなのに、覚えてるんだよね。だから「01」の表示を見て驚いたのだもの。
あれーーーーー?!?!

早速絵コンテ本でチェックチェック。
うーん、覚えてるね。千昭のほうは「事故のことをお前は覚えてないだろうけど」といってるけど(これに真琴が答えていないのが何とも微妙)真琴は自分がもう飛べなくなったことを覚えてる。というか飛べないものと思い込んでる(実際このとき既に真琴の二の腕は01の表示になってるのに)のよね。そうでないとこれ以降の話のつながりがおかしくなる。
ここ、辻褄あいませんよね。私らが何か見落としてるのかなあ?だったらいいのだけど。
この疑問に答えて下さる方いませんか〜?
右下のmailボタンをぽちっと押してお教え下さるとありがたいです。
うーん。わからん。



一応、二人して一晩悩んでこじつけてみたのは。。。

この前後をよくよく見てみると、千昭がタイムリープしたのはいつなのか、という疑問もでてくるんですね。あの事故が起きたのは、真琴と千昭がケータイで話したすぐ後。野球場と事故現場がどれくらい離れているかはわからないけど、真琴の「トマレトマレ」の言葉に答えるように止まった時の数字は16時直後を示している。いっくら未来人であっても、特殊な能力や加速装置でも所持していない限り、千昭がその時事故現場に遭遇するのは不可能。ある程度時間が経って、列車事故や責任を感じて泣きわめく真琴を知って、千昭はタイムリープを行ったと考えるほうが自然かと。
そうすると真琴の「トマレトマレ」に呼応してとまったあの「時」は…
あやめ:真琴は自分の力で精神のみタイムリープして、千昭が戻った時点に行った。自分でタイムリープしたので、そこまでの記憶が残ってる。
とりこ:真琴は「トマレトマレ」と念じて自分の心の時間を止めた。なので千昭のタイムリープによって戻されても自ら止めたときまでの記憶は残ってる。

ちょっと違いますけど、似たような答えに行き着きました(^^:
どっすかねー。苦しいけどこれでなんとかならないかしら。




2006年07月09日(日) ぼーっとしてます(と)

WEBアニメスタイル時かけ応援企画の錦織博さんのエールがいいなあ。
面白い作品は現場も刺激的で活気に溢れてるんだろうな。
ウテナの回を重ねる毎に加速度的にヘンになってく様子が見えるような。


一昨日から時かけ感想めぐりしてますが、このエールを読んでも感じたことだけど、時かけにいまいち乗れなかった、楽しめなかった、とコメントしてる人って、もしかしたら真琴のキャラクターに馴染めなかったのかもしれないと思った。客観的な描写を重ねながらキャラクターへの共感を呼び起こし、クライマックスに至ると主人公の気持ちをダイレクトに強く伝える演出は、その人物にシンパシーを感じられなかった人には大きく空振りになるだろうから。
TVシリーズではある程度確立したキャラクターを使って作品を作るから、オリジナリティーの強い細田回をそう感じる人が多いのも納得できたけど(私自身、あれ?と思ったことあるし)、ほぼオリジナルの作品でもあり得るわけね。ただそれが性格面での好みなのか、そういう演出に対する好みなのか、という疑問は残る。

今回一緒にアップされたアッココラムの再録もナイス企画。
細田演出のテンポと捻りをここでも楽しめます。
おまけに非常にタイムリー(ややネタばれ)




2006年07月06日(木) 「時をかける少女」試写会(とりこ)

もう昨日になりますが、7月6日の試写会、ありがたいことに運良くいってきました。封切り前なのでネタばれなしで。


まずは六年待った甲斐があった!というところでしょうか。
すばらしいものを見た、と見終わってしばらくして、ようやく気が付いた。
余韻がね、たまらなかったですよ。


作中に「魔女おばさん」と呼ばれる女性がでてくるのですが、細田守こそが魔女、じゃないな魔法おじさん?というのも何だかな〜普通に魔法使いと言えばいいのか。
とにかく時間と空間を自在に操る魔法使いによって、全てをコントロールされた98分の魔法を体験してきた…と言っても過言じゃないくらい、調和と緊張の保たれた時空間でした。
見終わった後、女三人してこめかみが痛い痛い言い合っておかしかった。ちょうど「山盛りのかき氷食べたみたい」(Sわさん)にこめかみが…特に右側がしばらくズキズキしてました。神経集中しすぎてた、てこと?よく分からないけど不思議な感覚だった。ちょっとしばらく立てないわ、てな放心状態と共に。

今回の映画はネタばれなしで見た方がいい。ちらとそんなことを聞いていたけど、確かにネタばれ無しで見た方が絶対にいいのだけど…うっかりあらすじや結末を知ってしまっても、十分に楽しめる映画だと見終わってから思いました。あの画面で語られるからこそ感じられる説得力、音と映像が一緒になってこそ分かるもの、感じられるものがある。あーなんて言ったらいいんだろ。音や映像は言うまでもないですが、今回は台詞にやられまくった。シナリオにおいても細田マジックが炸裂してました。

えーとちょっとネタばれかも。
あやめが帰り道でしみじみと「時かけで初めて細田を知る人がうらやましいよ」と繰り返し言うのに笑ってしまって、でもそうかも、と頷いてしまった。
私たちがデジを見てから鬼太郎やアッコちゃんやウテナやるろ剣を知って驚愕したように、「時かけ」をきっかけとしてどれみやナージャやルイビやデジモン等などに初めて触れる人はどんなに楽しいだろかと思う。
「まっさらな状態で、細田作品を知らないまま『時かけ』を体験したかったよ…」
そうね。ちょっと思う。そして私もかなりうらやましい。かも。

そしてこれは女の子のための映画だと思った。
全ての乙女と乙女心を持つ人に向けて作られた作品。
もーその辺歩いてる子たちに前売り押し付けたくなる。
近所の女子校行って校門前でチラシ配りたいくらいっすよ!


ネタばれなしって難しい、というか辛い。。。

いい映画です。幸せな作品だと思う。
成績だの評価だのとは関係なく、多くの人に愛され、長く語られる作品になるでしょう、必ずや。
そんな映画の生まれたてほやほやに立ち会えた幸運を感謝します。
最後ですみませんが、こんなところ見てるかどうかも分かりませんが…
Zさんありがとうございました。



 < 過去  目次  未来 >


あやめ&とりこ [MAIL] [HOME]


My追加