『イブの総て』 Film No. 6
★★★★★
黒白映画。 昔のこの感じの映画は、今の映画と違って画面の中にあまり情報が 詰め込まれていなくてシンプルで見やすい。 ストーリーも1本の線の上に綺麗に沿ってる感じ。 でも、あ〜、この後、どう展開していくんだろう?とか、 どうやって終わるんだろ?みたいに、とても先が気になって、 ぐいっと引っ張り込まれる。
本当にずっと、最後どうやって終わるんだろう?と思ってたけど、 すごく納得のいく、綺麗な終わり方だったと思う。 綺麗にまとまり後味すっきり。
それと、この時代の俳優さんたちはよく知らないけど、 この配役は完璧だ!と思わされる。 Anne Baxterの“天使を装ったしたたかな女”の視線が印象に残った。
それにしても、この時代の女優さんたちには、本当にオーラがあって、 白黒の画面でキラキラ輝いて見える。まさに銀幕の美女。 マリリン・モンローがちょい役で出ているんだけれども、一際輝いてた〜。
今年こそ、映画100本観るぞ。
『マグノアリア (magnolia)』 Film No.4
★★★☆☆
ベルリンで金熊賞を受賞していて、絶賛する人が多いけど、 私はそこまで衝撃は受けなかった。
罪と後悔、罪の波及の中で愛をつかみ損ねて苦しむ人々の 姿が早いテンポで断片的に次々描かれる。 それを観てると、不安で居たたまれない気持ちになるんだけれど、 ところどころに挟まれる、警官やフィルなどの良心役が見せる優しさが、 不安な気持ちを救ってくれる。 それと、あの突飛でびっくりな“雨”が、罪もあられも不安も悩みも とにかく全部ぶっ飛ばしてくれる。
罪を憎んで人を憎まず。 でも罪には、許される罪と許されざる罪がある。 どちらの罪を犯したかで、最後に救われる者と救われざる者に分かれる。 ちょっとした助け=愛と優しさと理解が救いとなり、道標となり、 希望につながっていく。
2006年02月11日(土) |
『ぼくの好きな先生』 |
『ぼくの好きな先生(Etre et avoir)』 Film No. 3
★★★★☆
2006年02月05日(日) |
『僕のニューヨークライフ』 |
『僕のニューヨークライフ(Anything Else)』at Ebisu Garden Cinema Film No.2
★★★☆☆
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