これが全て
仕組まれたストーリーなら
このシナリオを知りたい、と思った。
ほんの少し、先のシナリオでいいから。
運命、なんて言葉は 何となく使いたくない。
嫌いなわけではないんだけど、 なんとなく諦めにも聞こえる時があって。
諦めるな、と 僕はあの人に言えるだろうか
電話の話を聞いて
予想をしてた展開が起こって
いざそうなると、複雑だった。
僕は、これからどうすればいいだろう。
少しだけ、怖いと思った。
いつか来ると覚悟していた瞬間が 一瞬頭を過ぎる。
諦めるな。
でも、覚悟もしておいたほうがいいんだろうか。
泣くのかな。 寂しく思うかな。 後悔とか、するのかな。
改めて、そんなことを考える。
こんなこと考えるのは、すごく久しぶりだ。
ドク ドク 。。。
胸の奥の方で、低く鳴るのが分かる。
大事にしてこれたか、と問われたら
きっとNOだ。
言葉を閉ざし始めた時から蓄積されたものは大きいと思う。 憎んで渦巻いた黒い感情だって感じてた。 面倒臭いと感じて見ないように避けた時もある。
懇ろ大事に、とか それが出来てたのは幼い頃かもしれない。
あの頃は、怖いと思いながらも きっと尊敬はしてたから。
にじみ出してくる感情が、分からない。 ちゃんとそれが何の感情か、自分が認めることが出来るかも分からない。
ただ、時間はゆっくり、でも確かに流れる。
それが、自然と答えを手元に連れて来るんだ。
シナリオがあるなら、少しだけ見てみたい。
それが出来たからって、自分が何をするかは考えてないけれど。
でも、生きてれば行き着く先は一緒だ。
どんなに親しい者でも 好きな者でも 嫌っていた者でも 憎んでた者でも 尊敬してた者でも
今少し泡立っている気持ちが これからどうなるのか、分からない
ただ、ほんの少しー
何か変化が訪れるのかな、とか。
ぼんやり。
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