時々日記な雑記帳

2006年12月23日(土) ss...21

***


ビックリするくらい、素直で
嘘のない、その言葉を
サラリと口にするもんだから。


そんなキミの心が
ほんの少し悔しくて、羨ましい。


+++

だから、護らなきゃと思ったんだ。

キミとの約束も、自分の言葉も。

キミの存在を、自分の価値も。

+++


たまに意地悪もしてみるけど

生まれたてのひよこみたいに
無邪気に自分を好いてくれるもんだから


もう、降参だよ。

見返りなんて、本当に求めてなかったんだね。

参りましたよ。


あとは、キミがくれた好意や愛情
鏡に映したみたいに、と云うほどではないけれど

応えてみようと、思うんだ。


その卵を、あたためて
孵しちゃったのは

誰のせい、なんて

今更だよね。


+++


あったかくて、よく眠れる。

困ったな。

此処は僕の巣じゃないのに。


自分より、ほんの少しだけ高い体温が
僕のすぐ傍で、ゆっくり息をしてる。

それだけなのに。

すっぽり包まれたみたいに
鼓動や寝息がすぐ傍で聞こえる。

それだけなのに。

困ったな。


せっかく孤独は平気だと思ってたのに。


此処は、僕の巣じゃないのに。


+++


嫌いじゃない。

でも、もう好きではない。

そこに在るのは

「無関心」


でもきっと、


これが一番、怖い。


+++


伝わりにくい愛情ばっかりで、
育ったわけでもないのに。

どうしたら素直に気持ちを渡せるのか
わからなくなっちゃった。

でも、ただただ歪んでたり、真っ直ぐな愛情の中で
育ったわけでもなかったから。

何の曇りもない、純粋なメッセージを
とてもキレイに見ることが出来る。


イビツだけど、どこか丸くて。
冷たいことも多いけど、どこかあったかいはずだよ。

僕なりの、愛情。


+++


一緒にいる夢を見た。
一緒にいられる夢を見た。

わからないのに。
此の先のことなんて、わからないのに。

一緒に笑ってる夢を見た。
一緒に笑いあってる夢を見た。

知らないのに。
此の先のことなんて、知らないのに。


きっと、幸せな夢だった。
其れは、きっと幸せな夢だったんだ。


誰も

見たことないのに。
此の先のことなんて、見たことないのに。


なのに、此の先
そうなるような気がしてしまう。

明日がまた
何の問題もなく
やって来るんだと思ってしまう。


期待してしまうじゃないか。


でも でも。

目が覚めて、一安心。
変な安堵感。

だって、まだわからない。

でも、夢でも
見れて、良かった。

少し、だけ。


+++


アナタと生涯を共にすると決まった日から

覚悟を決めなければならないのだ。


その別々の魂が
いつの日か、融合できる日が来たとしても


各々の命の長さは違う。


だから、いつか
どちらかが一方を看取る日が来るのだ。



願わくば

僕の此の命が
アナタの其れよりも長い時間を
刻みますように。


+++


まいにち、こんなふうだったらよかったのに


そうやって、呟いたキミが
僕の腕の中でもぞもぞと動くものだから

フワフワした髪の毛が、少しくすぐったい。


いつも眠くなると、ゆっくり上がっていくキミの体温が
何だか心地よくて、段々とまぶたが重くなる。


こどもみたいだね


いつだったか、笑いながらそう言ってみたら
キミはわぁわぁと何やら文句を言ってきたっけ。


すなおなかんそうを いっただけなのに


また笑いながら言ったら
今度は頬をつねられた。

そんなことをしている間にも
キミの体温が、気持ちよくて。

このまま目を閉じれば、
安らかに眠れるんだとわかった。


こどもだよ


聞こえないように、そう呟く。


キミのその体温も。

そのキラキラ光る目も。

クルクルと色んな色をした、その思考も。


どれも、僕には予想できなくて。

でも、どこか懐かしい。


キミがいる空間が、心地イイ。


+++


素敵な世界を ありがとう。


キミに アナタに

逢えて よかった。


伝えることなら、できる。


+++


ほら、また。


キミのその感性が羨ましくて。

気まぐれに振りまく、この光の粒が
ひどくあったかいものなんだって、僕は知ってる。


ああ、どうしよう。

ほら、また。


キミの傍が、すごく居心地のいい空間なんだってこと。


キミと出会えば、わかる事。


+++



幸せも不幸も、僕の中にあるって事。

嬉しいことも悲しいことも、その他色々。


僕自身の言葉も、僕の中にあるって事。


僕の中にある、僕の世界にあるって事!


だから伝えるんだ。

キミという人に出会えた事!


ようこそ!
ぼくらのせかいへ!


+++

***



2006年12月13日(水) ss...20

***

「好き」なんて気持ちが届くなら
ねえ 届いてよ

あの人の、一人で帰路につく後姿を窓越しに見ながら
「バイバイ」と呟いてみる。


ばいばい。また明日ね。


でも、本当はすぐにでも走って行って、隣に並んで歩きたいんだ。
何を喋るわけでもなくていい。
ただ、アナタを一人にしたくないだけ。

一人でも平気、なんて顔をしながら、
すごく誰かと一緒にいたいと思う時があると思うから。
そんな時、あたしが傍にいてあげたい、なんて思っちゃったんだ。

切ないって気持ちがどんなものかを思い出した。

ねえ、今何を思ってる?
あたしは、あなたの傍にいたくて、涙が出そうになるんだ。

ゆったりと水面を漂う小さな水母みたいに、
のんびりとふわふわのしっぽを揺らして懐く猫みたいに、
あなたの傍にいさせて欲しいの。
あなたの気が向いたときだけでもいい、少し撫でてくれれば、
あたしは其の温もりを、
ひどく心地のいい陽だまりみたいに感じることができるはずなんだ。

ああ、困ったね。
あたしは、あなたの事が好きなんだ。

バレてもいい、それとなく伝わってしまってもいい。
この、コントロールを失いかけてる気持ちを、
ホンの少しでも救えるなら、
あたしはいつの日か、あなたに告げるんだろうなあ。

あなたのことが好きです。
だから、傍にいてもいいですか?って。

どうせなら、気付いちゃってよ。
気付いて、確信しちゃってよ。

あなたの心に、今誰がいようと、
あたしはあなたが好きだから。

どうか、気付いても拒まないで欲しい。
もし叶うなら、少しずつでもいい、
受け止めてくれないかなぁなんて、思っちゃうわけ。
涙が出そうなのに、出ないくらいの気持ちのハザマで。

逢いたいなー。逢いたいなー。

2005++++

***



2006年12月09日(土) ss...19

***

魔法に 捕らわれた気分だ

辛いときでも
楽しいときでも

ふと、思い浮かぶのは

あなたの存在だった



捕らわれた気分だ

「好き」という魔法

落ち込んでるあなた
楽しそうに笑うあなた

そっと、傍に居たいと

あなたの気持ちに触れたいと
そう思ってしまう

あたしは


やっぱり

あなたのことが「好き」なんだ。


これが「恋」ではなくても

ただ、あなたの気持ちに
そっと住んでいたいと思う

あたしの気持ちは

「好き」なんだ


ただ ただ
純粋に


馬鹿だといわれても 構わないから

そっと
あなたの心の中に
静かに 触れたくて

そっと
住んでいたいと思う

決して巣食うことなく

ちょこんと
座っていられれば

あたしはきっと
それだけで 幸せ


嗚呼、嗚呼

やっぱり

あなたの事が「好き」だ


人を大事に想う
ふとしたときに感じる優しさは

ふわり、と
あたしの気持ちを撫でていく


あなたに「恋」すればよかったのに、ね


でも、独占欲は沸いてこなくて

ただ

その気持ちの傍に

そっと、座れればいい

ほんの少しのスペースでもいいから

あなたの心の中に

あたしが住めればいいのにって

想うの



嗚呼、嗚呼

「好き」だよ


この気持ちだけは
きっと 忘れない


あなたが そっと
あたしの頭を撫でてくれたときのこと

嬉しくて

一緒に話して、過ごした時間
それは確かに存在したこと

あなたと接触できた、そのことに

あたしは、幸せを感じるよ


好き、だよ



きっと、きっと
いつまでも

***



2006年12月05日(火) ss...18

***

キミの事を 思い出した


それから

ああ やっぱり


好き、だよ?

でも、僕の好きは。。。



勝手でゴメン。

でも、キミと離れるのは

今は怖いんだ

でも、愛すことも出来ずにいる


どれも 怖いなんて

そう思っている僕を見て

キミは、笑うかな。



逢いたい、なんて
思わないんだ、ちっとも

いや
少し 嘘

でも

この空の下の何処かで

キミが誰かの隣で
風に吹かれながら

気持ちよさそうに
微笑んでる姿を想像する


幸せ、なんだ

それだけで


キミが 
何処かで生きていてくれるんだと

そう思うだけで


キミの幸せの中に

僕という成分は
これっぽっちも含まれていなくても

僕は、全然構わない

寧ろ、そうであって欲しいとさえ思う


ズルイかもしれないね

僕は、ほんの少しでも
責任の名の付くものには
触れたくないんだ

それが

キミに関してであれば、あるほどに



でもね

ほんの少しだけ

逢いたい



僕の我が侭 だけど



でも
御祈りだけにしておくんだ





大事にしすぎて、失うくらいなら


僕から 手放すよ


でも

もう少しだけ 待って


キミの存在が無くても

大丈夫なように

僕の心を作り変えるから

それまで

待ってて。。。?



***



2006年12月02日(土) ss...17

***

これは、報復なんだ。

ルールを破った二人への報復なんだ。


アノヒトは、いずれあたしに会うこともできなくなるし、
これから、落ち着く先を探すために苦労を強いられるのだろう。

あたしは、苦悩するんだ。
自分の迂闊さや、拭えない過去を作ったこと、
これから先、知らないうちに苦労するであろう人たちやアノヒトの姿、
そして、大切にすべきだった人が苦しんだ姿を見て、
色んな事を思い、考え、苦悩するんだ。

それが、報復。

誰かに助けを求めたくったって、頼れる人がいたとしても、
きっと、頼ったりなんかしてはいけないんだ。

悩んで、一人で考えなきゃいけない。

泣きそうになっても、きっとあたしは泣かないんだと思う。

苦しくて、誰かに吐き出したくても、
聞いてくれるであろう相手は思い浮かぶのに
きっと、逢う時間を作ろうとすらしないかもしれない。



溜め込まないで、と

ある人が気付いた。


あたしの目は、そんなに余裕が無かっただろうか?

まずいな、とか、まだまだだなぁ。。。なんて
少し自嘲気味に笑ってみたりしても
そうするしか出来なかった。


バカだなー。


頼れる誰かが居ると思うだけで、
こんなにも寄りかかりそうになる自分に
反吐が出そうになる。

甘くて、バカで。

いっそ、自分は一人だと思えてたなら
もっとマシだったんじゃないかとさえ思う。


+++

傷、付けたのに。

大切にしなきゃいけないはずの人は、
傷つけられたのに

一人で立ってるんだと思うんじゃねぇぞ

なんて言ってきた。


ああ、判ってるよ。
結局、あたし一人で今日まで生きてこれるわけ無いんだ。

そう、思ったけど。


あたしの中には一欠けらでさえ存在しなかったかもしれない未来像を
その人は思い描いて、具体的に考えていた。

それについて話し始めたときは、本当に驚いた。

そこまで考えていたことにも、口にしてきたことにも。

あたしはキミを傷つけたにも関わらず
その一緒に居る未来を考えてるなんて。



キミの言う未来図を聞かされて

あたしは、自分のことしか考えていない人間だから、
あたしの思い描く未来には、キミはいないかもしれない。
自分の夢が叶うんだと思った時には、
キミの元を離れる事だって、簡単に選ぶかもしれないよ。

(簡単に、キミの事を裏切るかもしれないんだよ)

そう、伝えても。


その時はその時だよ。

だって、見返りなんて求めていないもの。
ただ、どうしたら一緒に居られるのかを考えてるんだ。




すごくすごく、変な気分で。
その瞬間に、やっぱりあたしの中には何かが欠如しているんだと
その何かが何なのか、思い知らされた。

泣きそうで。
でも、堪えて。

キミは、どうするの。

キミにも夢はあるのに。
その夢は、あたしのものとは正反対で
それを叶える為に選ぶ道は、きっと別離なのに。


キミが夢よりあたしを選ぶくらいなら、
その横っ面をぶん殴って、気持ちだけ受け取って
さようなら と
言うつもりだったのに。


あたしは、キミの夢を潰したくなんか無い。
一緒に居ることでそうなるなら、あたしは離れる道を選ぶ。


自分の夢を、諦めたわけじゃないよ。
自分の夢を叶えるには、時間や経験が必要で、
総てをそろえて実行するのは、遠い未来だから、と

なら、あたしを支える道をまず選ぶんだ、と


そう言ってきて。


どうして、と
その一言しか、頭には浮かばなくなってきた。


やっぱり、キミは
あたしじゃないほうが良かったんじゃないかな。


嬉しくて、泣きそうで、

そのくせゴメンもアリガトウも
すぐに言えなくて。

もっと、もっと
その気持ちを汲んで

まるで鏡に映したみたいに、
素直に優しく
キミを包んで支えてくれる人が

この世には居るはずなのに。

あたしじゃ、何の力にもなれなくて
自分のことしか考えてないから
そんな風にキミのことを考えてだってあげられないかも知れないのに。


キミが想うほど
あたしはキミを
想ってないかもしれないのに



何も、わからなくて
何度も何度も、考えるけど
結局答えは出なくて

あたしがどうしたいのかすら
分からなくなって来るんだ

ただ、一つだけ見えてる事だけを
考えていいのなら

楽だったのに


本当は、あたしも
キミみたいに考えるはずなんだと思う

その気持ちがあれば

でも、先の未来なんて分からなくて

未来は自分が決めることであったとしても

それは自分のことであって、
そこには他人なんて居なかった。

他人の未来図なんて、
自分が関与や予想出来得るものでは
決して無いから。

だから、入れないようにしてたんだ。



今、キミを
誰かを、
大事にしよう、としか
あたしにはきっと出来ないんだ。

仮に、その人の幸せな未来を考えたとき
いつも、そこにはあたしは居ない。

あたしという存在は
決して他人の幸せと繋がってはいないんだと
そう思ってるから



そう、思ってたから

キミの考え方や
口にする言葉が

脳に引っかかって、離れないことがある

何か、引っかかるんだ。

それは、あたしの中で欠如してるんだと思ってる
何か、の部分で

決して、一緒に居る意味が

愛とか恋とかでなくても

キミと居ると、
何か、引っかかるんだ。


まだ
だから、まだ

この状態で居させて

きっと、キミは分かってる

あたしが一緒に居る理由が
キミの望んでるものでないことも
あたしとキミの、決定的な部分の価値観が違うことも

もしかしたら、あたしの中に欠如している「何か」も



でも、もう少し
このままで居ようと思うんだ

結果、酷いことになるかもしれないけど

勝手でゴメン、かもしれないけど

もう少し、このままで

この、脳につっかえる何かが、気になって仕方ないんだ。


だから
だから
もう少し
このままで。


***


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