雨ニモアテズ ※作者不詳
雨ニモアテズ 風ニモアテズ 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ 意欲モナク 体力モナク イツデモ不満ヲイツテイル 毎日 塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 外デ遊バズ 朝カラアクビヲシ 集会ガアレバ 貧血ヲオコシ アラユルコトニ 自分ノコトダケヲ考エテカエリミズ 作業ハグズグズ 注意ハサンマン スグニアキ ソシテスグワスレ 立派ナ家ノ自分ノ部屋ニ閉ジコモツテ 東ニ病の人アレバ 医者ガワルイトイイ 西ニツカレタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ 北ニケンカヤソショウガアレバ ナガメテカカワラズ 日照リノトキハ 冷房ヲツケ ミンナニ勉強勉強トイワレ 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ コンナ現代ッ子ニダレガシタ
平成十年開催の小児科医学会にて 盛岡市の小児科医 三浦義孝氏披露
・・・そんな現代っ子に育てられた子供が今の現代っ子ですやね。
八年前に紹介された 「雨ニモマケズ」のパロディであります。
産経新聞に掲載されたとかで それできっと 微妙に九州では話題にならなかったのかと思われ。
私的には この「雨ニモアテズ」を「雨ニモアタラズ」に変えて 子供の親を表現したい感じだったりします。
違いますか?
イツデモ不満ヲイッテイルのは、子供でなくて大人の比率の方が高く
アラユルコトニ自分ノコトダケヲ考エテカエリミナイのも、大人
東ニ病気ノ人アレバ 医者ガワルイと言うのも、大人
西ニツカレタ母アレバ 養老院ニ行ケと言うのも大人
北ニケンカヤソショウガアレバ ナガメテカカワラズ おお! まさに これこそ大人の極意。
叱られもせず、恐いものしらず。 権利だなんだといつもいきまいてる。
給食費を払っているのだから「いただきます」とは言わせないでくれと言うのも大人。
給食費を払っているのだから、もっと美味しいものを食べさせろとヒステリックに叫ぶのも、大人。
自分の子供の出来の悪さを棚に上げ、金切り声で教師をつるしあげるのも、大人。
日の丸君が代強制するなと子供を先導して卒業式をぶちこわすのも、大人。
こんな大人にしたのは 高度成長期を支えたと自負している、家庭を顧みなかったその大人。
いつの世も「今」が「現代」で、 今の現代っ子を「こんなふうに」育てたのは メディアと大企業と政府と官僚と広告代理店に支配されている、結局は大人ですて。
親にもまけず 変質者にもまけず 祖父母にも 近所の井戸端会議おばさんたちにも負けぬ 丈夫な心をもち
自殺はせず 事件もおこさず たくさん悩んでもそれを成長の糧にする
できるかぎり ファーストフードやコンビニ弁当を避け マンガやゲームと勉強のメリハリをつけ 挫折したとしても いちいち腐らず
未来の自分の理想を心に描き その為に今できることを理解し、そして頑張る
そういうこどもで きみはいなさい。
・・・がんばれ子供。
2006年06月20日(火) |
エキセントリック害虫キラーのテーマ |
えー この四月から 私は自分の両親と共に生活をしているわけですが (これまでは同じマンソンの隣室同士でありました) 約5年ぶりに庭付き戸建て住まいに戻った母は 連日張り切って新天地での庭仕事に勤しみまくっております。
庭あれば 腕がなるなり 園芸家
彼女の手にかかれば どんな植物も甦りです。
先の地震でまっぷたつに折れたサボテンも 接骨医の如く見事な治療を施して再生させたあげく、今年は見事な花まで咲かせ 私が瀕死に追い込んだワイルドストロベリーも 今では
こんなにたわわに実をつけまくるほどにまで再生させ
幸運を運ぶかと思いきや 庭に野鳥や害虫を誘いこむ始末。
半分朽ちかけていた庭木も再生の手を施し 二度の引っ越しと私の完全放置に堪え忍んできたエビネランたちも 無事にこの植物のお医者さんの手で安住の地に定植してもらい。
最近では 庭の空いた場所に 可愛い花苗や夏野菜の苗を植えまくっては 日々、カメムシとの攻防戦に明け暮れているわけです。
誠にもって彼女は謎の植物専門名医 植物界のブラック・ジャックであります。
で その娘である私は 人への愛で手一杯。 植物を愛する気持ちなんかこれっぽっちも持ち合わせない 植物界のベトナム戦争司令官。 恐怖の人間枯れ葉剤だったりします。
致し方有りません。「私」ですから。
で そんな私ですが
最近しばしば エキセントリックな害虫キラーに変身し 日暮れ時になると家の床下や庭、外壁まわりに 鬼のような形相で 怪しげな粉をまいては カメムシ、ナメクジ、ダンゴムシ、アリ退治に勤めるのでありました。
植物の為ではありません。 私はクモ以外の不快害虫が敷地内に存在するのが非常に不愉快なのです。
ご苦労様!エキセントリック害虫キラー!!
今日も我が家が平和なのは エキセントリック 害虫!キラーがいるからさ
速いぜ 速すぎるぜ アース ハチ・アブマグナムジェット 550mL
強力10m噴射が嬉しいな 仕置きの主段さ ムシトール徳用 900g入り!
物置の中は殺虫剤だらけ 説明書よくみて使用してね
林真須美!(カレーの味見しただけや) 怪人21面相!(どくいり、きけん) 麻原彰晃!(わーたーしーはー やってないー)
さあ、みんな行くぞ!!
だけどさびしい事もある 「毎朝新聞受けの前にクモが巣をはります・・・」
がんばれ地球 がんばれ地球 母は限界だ
くらわせろ くらわせろ これは定番 虫コロリアース(粉剤) 青粒イン 550g〜
エキセントリック エキセントリック エキセントリック害虫キラー
〜『エキセントリック・少年ボウイのテーマ』でお楽しみください〜←マニアックすぎましたか
・・・ちなみに私はこの世の中で、足も鱗もない生き物が激しく苦手です。※例:ミミズ、ナメクジ
息子をスイミングに通わせはじめてからというもの これまであまり多く関わることのなかった 一般的世の奥様方の その生々しい生態を連日の如くかいま見ているおかんです。ごきげんよう。
まるで修行僧の気分です。
とにかく見学エリアにいる奥様方のお連れになってるお子さま共の 奇声、奇声、奇声。
そしてその奇声を発する物体の主の知らぬ存ぜぬ的態度。
彼女らは耳栓でもしてるのかしらと ふと思うことあり。
子供ってこんなに奇声を発するものでしたっけ?奥様。 猿の奇声のほうがまだ感情こもってて許せるかもしれません。
さて 本日は珍しいことに奇声を発する物体は約1体しかおらず 比較的落ち着いたノイズの見学ゾーンでありました。
と 安らいだ気分でベンチに座っていた私の隣に あとからやってきた奥様二人組が なにやら同じ生協グループ仲間「Aさん」の話題で ひとしきり盛り上がっておりましたよ。
ちょっとアンテナをそちらの方向に向けてみましょう。
やがて聞くともなく私の耳に入ってくるAさんの数々の所業。
・Aさんの家に呼ばれて友人と共にお茶をしていた際、セールスマンが来たといって玄関先に出たまま1時間戻ってこなかった件。
・Aさんは彼女らが生協で注文したものをチェックすると同時に、必ず自分はそれ以上の品を知っていることを激しく自慢する件。しかし、その品はいまは家にないと必ず付け加える件。
・Aさんが生協で購入したものが、賞味期限をかなり過ぎ去ってもまだ存在するのをよく目撃する件。
・Aさんは彼女らと同じマンソンなのに「ウチは実は高級住宅街に家を建てているの」と以前から言っているが、何故かその家がいつまでも完成する様子がない件。
・Aさんは最近彼女の子供たちが同じスイミングスクールに通っているのを非常に気にしており、自分も通いたいんだけどと何度となく相談してくるも、相談するわりには「通わせたいけど時間が遅くなると困るのよね」と必ずしも本気ではなさそうな件。
・Aさんは自分の子供を英会話スクールに通わせたいらしく、時代は英語だとしょっちゅう言うし興味津々らしいが、教室へはまだ一度もやっていない、または通わせる気配もない件。
・・・おやおや、話は尽きませんね。奥様。
と まあ、私はまるで同じ生協グループの一人かの如く 彼女らと同じベンチでその会話を延々と聞くことになり まったく楽しい時間を勝手に共有してしまうのでありました。
思いを馳せましたね、私はそのAさんに。
どんな容姿なんだろう どんな声色なんだろう どんな家なんだろう、と
ああAさん。
・・・てゆうか大変ね、共同購入も。
過日から幾度となく息子が
かーちゃん!「はりせんぼん」って何? と聞くので
ははーん、誰かと「ゆびきりげんまん」でもしたんだなーと思い 針が千本、たくさんあるってこと と説明したところ
「・・・僕は絶対食べないからね!とーちゃんに言っといて!」
と言うので
えーと、あれは食べるんでなく「飲〜ます」と言うて締めくくるのでは?と思ってたら なんのこたーない
今度の休日に 魚のハリセンボンを食べさせるお店に連れていってあげるからねと とーちゃんに言われ その想像を絶する姿(本物の針が全身に刺さった魚を想像したらしい)に 頑なに拒絶反応を示していたと知り 一同 爆笑。
魚のことだと始めから言ってくれれば あの可愛い姿を図鑑で教えてやったというのに。
・・・え?それでも食べる気になりませんかね?
んまいそうですよ。ハリセンボン。うへへへ・・・←いちばん週末を楽しみにしている女
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