そろそろ持病の薬が無くなるので病院に行くつもりだったのに、主人が陽性判定食らったせいで困った事になった。 こんな事なら、昨日行った病院で事情を話して処方して貰えば良かった。抜かった。
週末は主人の実家関係の予定があったのだが、こんな事情なので我が家はキャンセル。 序でに来週の予定も色々とキャンセルした。 夕方のタイヤ交換もキャンセルするかと思ったが、人と接触しなければ買い物には行っても良いらしいので、今のところ濃厚接触者どまりである私が行く事になった。 タイヤを車に積むのは昼間のうちに主人にやって貰ったのだが、先に部屋に戻った主人に「手は洗ったよね?」と何の気なしに訊いたら、まさかの「そう言えば洗ってなかった」という返事が。 「えっ何で汚いタイヤを触った後なのに手を洗っていないの? 馬鹿なの?」 と訊くと、 「だってアルコール入りのウェットティッシュで手を拭いたし。あれじゃ駄目なの?」 「駄目に決まってんでしょ! あれは手が砂でザラザラしているだろうから取り敢えず拭いて貰っただけで、ちゃんと石鹸で手を洗わなきゃ駄目でしょうが。 てか部屋に入るまでにもエレベーターのボタンなんかに触ったでしょ? 不特定多数の人がどんな手で触ったかわからないんだよ? 何で汚いと思わないの? それより何より、家に帰ったら手を石鹸で洗うってのは普通の事じゃないの?」 と主人を洗面所に追いやりながら捲し立てたのだが、その後何故か不機嫌になっていたので、 「何で被害者ぶって逆切れしてんの? 半島人なの?」 と訊くと、 「……あっち行って」 と完全に不貞腐れていた。 その後も事あるごとに「どうせ僕は黴菌だから」と拗ねていたが、拗ねたいのはこっちだっつの。 食事を運ぶのもあちこち消毒するのも面倒臭いのよ。ウイルス持ち込んだ本人がやってくれればいいのに何で私が……。 主人が隔離施設に入ってくれれば楽なんだろうか。しかしその準備と後始末も私がやらなきゃなのかと思うと、もういっそ私もさっさと感染した方が楽な気がして来た。
2022年11月18日(金) |
エピデミック来ました |
我が家にもとうとう武漢ウイルスが持ち込まれた。
昨日の仕事中に滝のように洟が出て、夕食後には頭痛がし、今朝には37度超えの熱が出たために仕事を休んだ主人は、午前中に病院に行くと言いながら布団の中でぐずぐずと過ごし、結局出掛けたのが14時過ぎだった。 そして1時間後、抗原検査の結果陽性だったとの一報が入る。 私が盛大に舌打ちしたのは言うまでもない。だからさっさと病院行けって言っただろうが!! いっっっつもこうだよこいつは。何で60年近くも生きてて学習しないの?馬鹿なの? 大体主人は衛生観念がまるで希薄で、帰宅したらまず手を洗えと私が何度も言っているにも拘らず、腕時計を外して携帯電話をポッケから出してあれこれやってからでないと洗面所に向かわないのだ。 いやまず手を洗えよと。 そしてその手洗いもいい加減。指先にちょこちょこっと石鹸の泡を付けて、ちょこちょこっと流すだけ。 そうじゃないってば、手首から先全部を洗わなきゃ!と私が1プッシュ分の泡を出して洗ってやると、否だ手が溶けると言う。もう全身溶けろよ。 苛々するので全身にアルコールを吹きかけてやりたいが、こういう奴に限ってアルコール不耐なんだよな。黴菌か。
私もすぐに病院に行って検査を受けたが、取り敢えず陰性だった。今のところ症状も出てないしな。 問題はこれから。実は我が家、寝床が一つしか無いのだ。 主人を寝室に隔離すると、私の寝場所が無い。 どうするかな……と思って先に帰宅した主人に電話すると、背後でテレビの音がする。 「えっ? 今どこにいるの?」 「居間でテレビ見てるよ」 正直、こいつ馬鹿だろと思った。 私は陰性だったって既に言ったよね? 感染者は家庭内でも隔離されなきゃならないって知らないの? なんで家の中うろうろしてんの? 自分がキャリアだって自覚無いの? 主人の事は好きだけれど、こういう所は本当に腹が立つ。 これだから衛生観念の無い土人は嫌なんだよ! しかも帰宅してみたら、台所を使った形跡まであった。 何でわかんねーんだよこの馬鹿、アンタは黴菌そのものなんだよ自覚持てよ! 病院で散々待たされて腹が減っていたのもあって、倍増した主人への怒りはそのまま本人にぶつけられたのであった。 さて寝床どうするかな……。
姪っ子は妹の子供なので私と血の繋がりはある筈だが、見た目も性格もあまり似ていない。 千数百年前に生まれていたらモテたであろう高貴な和顔。 1歳にして舌打ちをマスターし、時にニヒルな笑顔を浮かべるクールな2歳児。 なのに、 「お前は本当に目が小さいなあ」と父親(我が妹の連れ合い)に言われて、咄嗟に持っていた棒でグサッと刺すという熱情の持ち主。 (その話を聞いて「ディスられたと理解するなんてお利口さん!」「ちゃんと抗議の意を示すなんて偉いね!」と褒めるばかりで、誰一人として暴力に訴えた事を咎めない実家の大人達……笑) 兄である甥っ子も母親である私の妹も短気で、「一寸待ってね」に対して「まてない!」或いは「またない!」だったのが、姪っ子は、 「待てますか?」と訊くと「まてます!」と言えるお利口さん! 血の繋がりを感じないわー。
そんな姪っ子にも弱点が。 それはお掃除ロボットである。 自宅のルンバも、母親の実家に伯母(私)が持ち込むバッタもんも大の苦手。 一度お掃除ロボットが稼働すると、「ルンバこわい」と泣いて必死で抱っこを要求する。 取り敢えず言う事を聞かせたい時はこの手で何とかなるが、ずっと抱っこし続けなければならないのが辛いところ。 ではスーパーマーケットにいるペッパー君もどきはどうだろう? そう思って連れて行ったところ、やはり駄目だった。 去ったと思ったペッパー君もどきが踵を返したところ、姪っ子はカートに乗っていても悲鳴を上げて抱っこを要求。 犬や猫は好きなのに、生き物じゃない何かが音を立てて地を這うのが駄目なんだろうか。 一方この年頃の甥っ子は、お風呂に浮かべるとお喋りしたり歌ったりする小さい玩具(おしゃべりトロリン)が嫌いだったなー。 喜ぶと思ってお風呂に浮かべてみたのに、ギャン泣きで頭にしがみつかれた思い出……。
両親を施設に入れるミッションが終了したので、東京に寄って幼馴染と会う心積もりでいたのに、母親が忘れ物をしたために実家に引き返さねばならないという事態が生じたのが一週間前。 施設に引っ越すから準備しとけよって言ったのに、2週間以上あったのに何してたの?馬鹿なの? 妹宅からは東京を経由して帰宅するつもりで、もう一度実家に戻る事は想定しておらず軽装だったため、公共交通機関の中は私には涼し過ぎて、風邪を引いてしまったのであった。 先月姪っ子からうつされた風邪がやっと治ったと思ったらこれだよ! こんな事なら人目も憚らずにデザートピコとかいうモコモコの部屋着を引っ張り出して着れば良かった。 結論:人目を気にしたら負け
幼馴染にはキャンセルのメールをしたものの梨の礫だったので、一応電話を入れたら、メールに気付いていなかったとの事で逆に謝られてしまった。 取り敢えず怒ってシカトされていた訳ではないようでほっとした。 電話だけでもこれだけ盛り上がれるのだから、実際会ったら話が止まらないだろうな……。 それほどに我々は会話に飢えているのだ。
やっと両親を施設にぶち込んだ。 まだ実家の片付けやら色々と始末が残っているが、取り敢えず一区切り付いたという事で、妹夫婦の豪邸にて祝杯を挙げていたところ、義弟が 「お父さん達には永生きして欲しいね」 と口走ったので脊髄反射的に 「えっ何で?」 と訊いてしまった。 吃驚したような困ったような顔をして二の句が継げない義弟の代わりに妹が、 「だってほら、折角施設に入ったばっかりなんだしさ」 と言ったので、 「嗚呼なるほど、入所金が勿体無いもんね」 と一応肯いてみせたのだけれど、どうやら義弟はそういう意味で言ったのではなかったらしい。 「何かさあ、未知の生物を見るような目で見られちゃったよ!」 と自宅にいる主人に電話で訴えると、 「そりゃね。ドビーちゃんも僕もシオンがどういう奴か知っているけれど、彼はそうじゃないだろうからな。 まあこれで晴れてドビーちゃん家には出禁だね」 と言われる始末。 何なのよう、まるで私が悪いみたいじゃないの。 つーかもう十分永生きしたでしょ。呆け老人がこれ以上生き永らえて、限りある社会のリソース食い潰してどうすんのよ。 そもそも私は昔からこういう考えなのだ。 無駄に永生きし過ぎる老人の記事を読んで、安楽死制度(尊厳死制度でもいい。この際呼び方なんてどうでもいい)は必要であると結論付けた高校生の頃から全く変わっていない。たとえそれが自分の親であっても自分であってもだ。 「さっき、私の発言に狼狽えてたわよね、アンタの亭主」 と後で妹に言ったところ、 「ホラ、彼の周りって保育士とか介護士とか、弱者に寄り添う仕事の人が多いからさ……お姉ちゃんみたいなタイプには今まで遭遇した事が無かったから」 という回答が返って来た訳だが、弱者って何かね。 私に思想信条の自由と言論の自由は無いのかよ!
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