子守りから帰還。 最近は隔週ではなく2週おきなので随分楽になったが、今回は体力的に結構ハードであった。
男の子って、どうして乗り物が好きなのだろう。 先日、駅のホームで新幹線を待っていると、甥っ子ぐらいの見知らぬ男の子から、 「ぼくね、これからはやぶさにのるの!」 と実に嬉しそうに話しかけられた。 甥っ子も最近はシンカリオンとかいう新幹線合体ロボアニメに夢中で、特に赤い新幹線こまちがお気に入りらしい。 以前、私がこまちとはやぶさの連結シーンをスマホで動画撮影したものを見せると、何度も再生を強請っていたので、そのうち本物を見せてやろうと思っていた。 親が連れて行ければ良いが、土日の新幹線ホームで用も無いのにウロウロする子連れは他人様の迷惑になるので、利用者の少ない平日に行くべきだろう。 次回の子守りは11月。 その頃の盛岡駅ホームは長居出来ない寒さになるだろうから、行くなら今しか無い。 という訳で1日だけ保育園をお休みさせて、甥っ子を連れて日帰りで盛岡に行って来た。 未就学児なら膝の上に載せれば料金は無料になるので、私一人の新幹線料金で済むのは有難い。 往きは丁度良い時間のこまちが無かったため、はやぶさで盛岡駅へ。 え〜こまちに乗りたかったのにぃと文句を言う甥っ子に、こまちなんて狭いし赤いのは外側だけで中は黄ばんでイマイチ綺麗じゃないしはやぶさの方が断然いいぞと言ったのだが、それでもこまちに乗りたいというので、じゃあ帰りはこまちに乗ろうねと約束して納得させた。 E席を取ったので、仙台駅を出て数分の所にある新幹線の総合車輌センターで沢山並ぶ新幹線を見る事が出来た。 盛岡駅に到着したが、こまち登場までは暫く時間がある。 折角盛岡に来たのだからじゃじゃ麺でも食べに行こうかと思ったが、甥っ子に訊くと「おなかすいてない」と。 普段なら保育園ではとっくにお昼の時間。空腹ではない筈がないのに、甥っ子は新幹線ホームから離れたくない様子。 ここでずっと新幹線見てる?と訊くと、うん!と強く肯くので、じゃあここにいようかと私が言うと、甥っ子は安心したように笑顔になった。 しかし私は腹が減った。連結まで時間があるからトイレ行こうねーと甥っ子を誘導、トイレで用を足した序でに駅弁を購入し、再びホームに戻ってベンチで弁当を広げた。 甥っ子の好きなイクラ入り弁当は御飯が圧縮されていて子供の力では箸が立たず、解してやってもぼろぼろ零しそうだったので、私が食べさせてやる事に。 その最中にはやぶさが入場して来たので、慌てて弁当に蓋をして荷物を持って連結位置に移動。 更に、駅員さんの邪魔にならないよう少し離れて、柵の上から覗けるように甥っ子を抱える。 動画を撮ってやって欲しいと妹から言われていたので、もう片方の手でスマホを操作。なんで私がこんな曲芸みたいな真似を……。 ほら、こまちが入って来たよ連結するよ〜と言いながら甥っ子を見ると、何故か撮影中のスマホ画面に見入っていた……そっちじゃないだろ、肉眼で実物を見ろよ!何のために重たいのに抱っこしてやってると思ってるんだよ! 連結して東京へ向かう新幹線を見送ると、ベンチに戻って昼食を再開、甥っ子はぺろりと弁当一つを平らげた。 次は私の番。私が弁当をかっ込む間、甥っ子は自分のリュックサックから、家から持参した新幹線のシールブックを取り出して、「これであーそぼっ」と言ってシールを剥がし、停車中の新幹線に翳すと、幸せそうな顔をしてシールブックに貼り付けていた。 その後も2、3本の連結と切り離しを見学して、盛岡駅から一歩も出ずに新幹線ホームに2時間ほど滞在した。 改札からは数分だけ出た。帰りの切符を買うために。 到着してからずっとホームにいたので、もしかしたら時間オーバーでエラーが出るかもと危惧したが、ちゃんと通れた。 そしてすぐに帰りの新幹線の切符を購入。モバイルsuica便利! しかも紙の切符より安い! 帰りは甥っ子念願のこまちに乗ったのだが、甥っ子は途中で力尽きて眠ってしまった。 そして起きない。 降りるよ、起きてー!このまま東京まで行く訳には行かないのよ〜とパーカーを着せリュックを背負わせても起きないので、床に立たせると、目が開かないままフラフラしながら「ねむいの……」と。 わかる。いつもなら保育園でとっくにお昼寝の最中だもんね。 甥っ子を無理矢理立たせている間に私も急いでコートを着て、抱き上げてやると、コトンと頭を凭れて眠った。 と思ったら起きた。「あ、しんかんせん!」と。 どうやら他の車輌が視界に入った模様。 新幹線の改札を出た所の売店で、新幹線グッズを欲しがったが、甥っ子は既に山ほど玩具を持っている。 これ以上増やして良いかどうか……お母さんに訊いてからにしようねと保留にした。 しかし最寄駅に到着してから、「あのしんかんせんほしかったのに」と思い出したように不満を口にした。 車内で騒ぐ事も無く、ずっとお利口さんにしていたし、記念の品として買ってやれば良かったと後悔。 甥っ子と過ごした後は、いつも何かしら反省する事になる。次回に生かせれば良いのだが。 それにしても甥っ子はタイミングが悪い。 目の前の実物を見ずにスマホ画面を見ていたのもそうだが、動き出す新幹線の窓から若い車掌さんがニコニコしながら甥っ子に小さく手を振ってくれていたのに、明後日の方向を見ていた……ほんとタイミングの悪い子。
昼寝が短かったせいもあって甥っ子はその日は早めに寝て、翌日は元気に登園して行ったが、私は2人を送り出した後は昼まで二度寝した。 物凄く疲れたが、甥っ子は楽しかったらしいので良しとしよう。
☆おまけ☆
帰宅してすぐにブロックでこまちの感動を再現した作品。
2018年10月17日(水) |
アニメ「未来少年コナン」 |
むかーしむかし子供の頃にちらっと観た事はあるのだけれど、当時は家庭用録画機なんて普及していなかったし、ちゃんと通して観た事は無かった。 それがわうわうで一挙放送!というので、纏めて録画したのだ。 昭和の子供が夢中になった作品って、大人になった今になって見てみるとちゃちくてがっかりという事が多いが、コナンは違った。 大人の視聴にも耐え得るアニメだと思う。 根底に流れる共産主義&社会主義礼賛思想が見え隠れするのが個人的には好きではないし、コナンが超人的過ぎて現実味が無いけれど、良い作品なので現代の子供にも見て欲しい。
このシーン見覚えがある、というのは幾つもあったけれど、肝心のストーリーはよく覚えていなかった。 そして主題歌も。そういやこんな歌だっけ、程度。 何と作曲は池辺晋一郎。なのに独眼竜正宗のような名曲じゃなくて残念。 主人公コナンの声に聞き覚えがあると思ったら、昔ののび太だった。という事はドロンジョ様だ。 私が気に入ったのはモンスリー。 声に棘があって、いかにも気が強そうで。 なのに男の趣味が悪いぞ! と文句を言っていたら、「吊り橋効果だよ」と一緒に観ていた主人に言われた。 そっかー、吊り橋は人から冷静な判断を奪うよね……。
友人知人から異口同音に、 「アンタは炎上するからやっちゃ駄目」 と言われているのでアカウントは持っていないが、ツイッターやインスタグラムを覗き見するのが日課になっている。 昔は個人の趣味ブログを巡回していたが、この数年で多くの人が手軽な方に流れてしまったため、最近はインスタグラムで作品を見たりツイッターで情報を得たりしている。 しかし手軽過ぎて日常の些細な事も画像付きで発信出来てしまうため、個人の特定が出来てしまうのは恐ろしい。 幾ら実名を公表していなくても、蓄積された情報を繋ぎ合わせれば、私のようなど素人にすら本人の住所を辿る事が出来るのだ。 やはりSNSは怖い。
それでも見るのは好き。 リアルでは勿論、ネット上ですら交流した事の無い人もいるのだが、時々面白い事を呟くアカウントはついつい覗いてしまう。 何人かのお気に入りの人がいるのだが、今年に入ってから鍵をかける人が続出していてつまらない。 いずれ復活するかと待っていたのに、アカウントを消してしまった人もいてがっかり。 その人はどうやら、親しくしていた人の熱狂的ファンから妬まれて粘着されていたようなので、仕方ないとはいえ残念である。 それにしても、余計な事をしてくれた馬鹿には腹しか立たない。 馬鹿はネットやるなよ!
今週は苦役に行かなければならない。 甥っ子はそろそろ4歳になる。 電話で、「祖父ちゃん家に行く?」と訊いたら、「おかあさんといっしょにいたいからいかない」との事。 という訳で、明日から妹宅で家政婦をしなければならない。 あー面倒臭い……晩御飯の支度さえ無ければ結構楽なんだけどなあ。
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