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| 2006年03月03日(金) |
この季節になると、雪でなく雨が降るようになりますね。 馬に乗って雨が降るなどということは、とんでもなく嫌な事です。 確かに雨は大切ですが、雨でも濡れないドラエモンがうらやましくてしかたがないです。
今回のテーマ ｢新人登場！！｣
もうそろそろ春ですね〜 春といえば就職や新学期と新しい環境に旅たつ季節ですね。 牧場にも新人が何人か入社する予定なのですが、4月に入社する予定の子が一ヶ月間の研修という形で働きに来ているのですが、この子が問題なんです。 何が問題かというと・・
完全にインドア系です
研修に来ている子は女の子なのですが、この馬の仕事は女の子にはかなりしんどい仕事です。 まず、牧場の仕事は力がいります。 男の私でさえ、就職したばかりの時期はかなり体力的にきつかったことを覚えています。 しかし、今回来ている子は完全に就職場所を間違えています。 まず・・・
バケツが持てません
馬の飲み水はバケツを馬屋に吊るしてあたえるのですが、このバケツはかなり水が入るようになっているので、普通サイズのバケツよりかなりの重さです。 この飲み水バケツは持ち上がらないのは解ります。 かなり重いですから・・・ しかし、この子は・・・
普通のバケツも持てません
ということは・・・
授業中にバケツを持って廊下に立たせることもできません
ではなく・・・
水関係の仕事はできません
馬の経験がない人はまず水仕事から始めることとなるうちの牧場。 水関係ができないとなると・・・
仕事がありません
かなり力がないこの子、学生時代は帰宅部なことまちがいなしです。 完全に部屋でゲームやって一日を過ごしていた感じがプンプンします。 そしてこの子その筋力で、恐ろしいことをいいだしました・・・
私馬に乗りたいんですよ
おそろし〜〜〜〜
何が恐ろしいかというと、馬に乗るにはある程度力が必要です。 馬の乗る技術はもちろん力ではありません。 しかし、力で乗らないのであれば、ハミあたりで乗るということです。 ハミとういうのは、馬に噛ませ手綱を引っ張ると馬の口が引っ張られ馬に乗り役の意思を伝える部分なのですが、この当たりで馬をうまく操作するということです。 しかし当たりで乗るということはものすごく技術がいります。 この技術、乗馬をしている人が上手だったりします。 そんな訳で聞いてみました。
カロ ｢君って馬乗りたいって言っているけど、馬にはのっていたの？」
新人 ｢そうですね〜 ちょくちょくのってましたよ｣
｢へ〜 じゃあ、試合とかもでたことあるの？｣
｢いや、乗っていたと言っても観光牧場で乗っていただけですから｣
｢はぁ？ じゃあ、駈足とか速足とかもしたことないの？｣
｢そうですね 観光牧場ですから・・・｣
ハハハ そういうのは俺たちの中で・・・
馬に乗っていたとはいわね〜から
まぁ、確かに馬に乗っていたことは確かなのですけども、我々の世界で馬に乗るというのはある程度馬を動かせる状態のことを指します。
｢と、ところで 君はなんで馬の牧場に勤めたいとおもったの？｣
｢はぁ〜 馬が好きなんですよ｣
｢ほ〜 じゃあ、なんで競馬の牧場？ 乗馬の牧場とかでもよくない？｣
｢いや、競馬ゲームが好きなんですよ それで・・・｣
で、でた〜〜〜
完全にインドア系です
最近、競馬の漫画やゲームに影響されて、馬の仕事に就く人が多いようです。 この日記でも何回かいっていますがもう一度言っておきしょう。
いいかお前たち・・・
馬とは・・・
しゃべれね〜ぞ！
いや〜 久々にいってやりました。 まぁ、そんな新人ですが研修期間を終わって本当に牧場に就職するのか？ まぁ、4月を楽しみにしてみます。
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