夕暮塔...夕暮

 

 

午後の買い物 - 2005年05月23日(月)

近所のコーヒー豆屋さんでいつものを100g挽いて頂きながら、自宅のシンクの上、お茶やコーヒーの収まっている棚に置きっぱなしになってしまっているミルのことを考える。そろそろ仕事も減って生活ものんびりしてきたし、豆で買って帰って、毎回飲む前に挽くようにしようかなあ。随分前、割と暇だった頃は毎朝(もしくは前夜眠る前に)ミルで豆を挽いてからコーヒーをいれていたのに、忙しくなってからはそういうわけにいかなくなってしまった。…うん、そろそろいいかも。そんな風に自分に確認してみる。今度は自分で挽こう。


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棘のない - 2005年05月10日(火)

今を盛りと咲き誇っている木香薔薇を撮りたくて、午後の日差しが途切れないうちに外に出なければと思うのに、作業の進捗はどうにもはかばかしくない。あと少しと思っているうちに陽が暮れて、とろとろと甘い飴を溶かしたような色になった西の雲を眺めながら歩くと、淡い黄色の花をたっぷりつけた大木にたどり着く。たわわに結ばれた花の重みで自然にカーブを描くその姿は、地上に光を差し伸べるようで優しい。葉先の方に触れてみてようやく思い出す、そういえばこの薔薇には、棘がないのだった。


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南から - 2005年05月04日(水)

もう五月が来てしまった。薫風自南来という美しい禅語の通りに、きらきらと香りたつような連休の光、ぬくもった南風を受けて昼間からお酒を飲むしあわせ。知人の乗ったバスを見送って、少し遠い自宅までほろ酔い加減で歩く。道なりの銀杏並木に緑のかげが宿って、また初夏が巡ることを思う。


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