uchie◎BASSMAN’s life
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2003年07月21日(月) ■ |
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■即興演劇 |
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東中野で友達が出演する即興演劇を見た。小さな演劇小屋で、いかにもインディーな感じがライブハウスと同じ雰囲気だった。例えば、下北沢の屋根裏みたいなところ。 即興演劇を見るのは初めてだった。脚本がないのである。客が紙に書いたお題目でショートストーリーを作っていくのだ。これは難しい。かなり頭の回転をよくしないとできたもんじゃない。数人のグループで劇をやるので、やっている本人たちも話しがどう転ぶかわからない。ひとりのアドリブでとんでもない方向へ行ったら、あとはそれに合わせるしかない。それもまた面白い。 もし自分がやったらなかなかうまくできないだろう。しかし考えてみれば日常会話も言ってみれば即興なんだ。人と話しをしていて、言葉のキャッチボールがうまくいくとプロの芸人並に面白いときが誰にだってある。 楽しいコミュニケーションは実に絶妙な掛け合いと絶妙な“間”なんだ。音楽とて同じで、バンドでも今日見た即興演劇の感覚を生かしたいと思った。
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2003年07月12日(土) ■ |
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■MVP受賞 |
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高円寺SHOW BOATで行われている、THE FIRE主催のライブイベント“PICTURE BOOK”でMVPを受賞した。ベースで賞を貰うのは初めてのことだ。 この日は2か月ぶりのステージで、結構緊張もしていた。1曲目は指が重かった。緊張すると指にチカラが入りすぎるのだ。7バンド目の出演ということで、アンプのコーンの状態もよくなかったみたいだ。リハとボリュームが違う。自分の音がほとんど聞こえず、最初の数秒間は原因を探るのに冷や汗もんだった。すかさずアンプのつまみをひねる。ちょっとふてぶてしく。ボリュームコントロールは本当に難しいのだ。単純なフレーズでも、これがうまくいってると結構楽しめるもんだ。 3曲目の新曲が終るまではとにかく緊張しっぱなしだったな。 でもこの日の音作りは成功だ。弾いていてだんだん気持ち良くなってきた。自分の出している音に包まれるのを感じた。普段家やスタジオで練習してるときとは違う感覚だ。音が体に響き、空気全体が震えて鳴っている感じ、これがエレクトリックベースの本当の姿なんだ。弦を弾いてることや運指は演奏の為の手段であって、実は空気の塊をどう操るかなんだ。 無我夢中の30分間だった。かっこうつけるとか、汗を拭くとかすっかり忘れていた。気づかないうちに鼻水まで垂れていたようだ。まったく遊ぶのに夢中なハナタレの少年なのだ。カッコ悪いけど、モテないかもしれないけど、もし演奏中に鼻水を拭いてたらオレはMVPの資格はなかったと思う。
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