Life is like a box of chocolates
Jimi Kendrix



 美しき罠 that beautiful trap


彼の引退まであと僅か。。
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その青い芝生の上で
優雅にダンスを踊る
プレッシャーを受けても
ボールと戯れるのさ

僕は彼のようにトラップしたい
ベルカンプのようにトラップしたい

僕は彼が好きだ
僕は彼に憧れる

飛行機に乗れなくても
飛べないオランダ人と呼ばれても

僕は彼に憧れ
うっとりするだろう

彼のようにトラップし
プレーするのだ

記録に残らなくても
記憶に残るだろう
そして想い出すだろう
彼の美しいトラップを

見ろ
そのトラップを
ひれ伏すのだ
美しさに
そして褒め称えよ
決して忘れるな
焼き付け
永遠に
語り継ぐのだろう






2005年06月21日(火)



 君の場所まで


帰ろう 
帰ろう
君が住む場所まで

還ろう
還ろう
君が逝ったその場所まで

孵ろう
孵ろう
君のその体の中まで

返ろう
返ろう
君がいた場所まで

何もかえりはしないだろう
そんなことをしても
どんなことをしても

風が聴こえ
雨が降り
雲は流れ
太陽は眩しく
月は浮かび
星は輝く

君がいた季節
ともにいた時間
同じ空気を

君は逝ってしまった
違う世界へ
君は行ってしまった
手の届かない場所へ
君は入ってしまった
その川の向こうへ

肉が裂け
骨が朽ち
君の体が無くなってしまっても
僕だけは覚えている

いつか僕も行くよ
まだ少し早いけど
ここで少し頑張れたなら
ゆっくり待っていて


いつか僕も帰るから
君がいる場所まで

いつか僕も還るから
君が逝った場所まで

いつか僕も孵るから
君が生まれ往く場所まで

いつか僕も返るから
二人がいた場所まで


君が眠るその場所へ
僕もすぐに逝くよ





2005年06月16日(木)



 唄歌いの詩  ウタウタイノウタ


ああ 毎日 歌いたい
毎日 歌っていたい

いつもうまく歌えるわけじゃないけど
いつも言葉が出てくるわけじゃないけど

心を削って
咽を絞って

ネズミでも猫でもなく
虫でも犬でもなく
カラスでもスズメでもなく

ああ か細く 美しく
醜く 弱く
それでも 
なんとか歌っていたいのだ

才能なんてないだろう
野心なんてないだろう


でも 歌いたいのだ
ここにいると
君に伝えなきゃいけない

僕はここにいる
君へいつも歌っているよ
僕はここにいる



2005年06月06日(月)
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