Life is like a box of chocolates
Jimi Kendrix



   恋をしようよ

素敵な恋をしようよ
時計台の鐘が鳴る頃には
素敵な恋人達になれるさ
教会の下で待ってる
目を伏せた僕が待ってるはずさ

髭を生やしたおじいさんも
テントをかざしたアイス屋も
水遊びしてる子供達も
犬を連れたおばさんも
アルミ缶を運んでるおじさんも
キスを止めないカップル達も
美術館へ急ぐあの子も
ドタキャン食らってる彼も
サッカーしてる少年達も(ボールを蹴ってる)

みんな祝福を待っている
祝福される日を待ちわびてる
だから僕らは恋をしなきゃ
素敵な恋で世界を満たそう

花屋のあの娘にウインクして
石畳を抜けて 中庭をくぐって
河原には花束と注射器
美しい物を見せてくれ
王様へのプレゼントを探してるんだ
やばい位 黄色い日差しを避けて
この頭痛と共にこのまま歩いてく
芝生の青さと空の青さの違いなんて
笑うことしか出来ないだろ?


その時 色が生まれたんだ
二つの瞳だって喜んでる
この世に色をもたらしきもの
そう、君と恋をしよう 
素敵な恋を

この僕に色をつけてくれ
この世界にさ

めくるめく万華鏡も
甘い甘いラブストーリーも
君にはかなわない
待ってるのは黄金色の日々(時間)?
追いつきたいのに追いかけられて

炸裂する感情
爆発する愛

この世界だけ上昇する
体温も高度さえも
空よりも高く
太陽より熱く

そう、君と恋をしよう 
素敵な恋を

そして僕に色をつけてくれ
この世界にさ







2002年02月28日(木)



  something in the air - ether (UFnsd)

−−未完−−放置(苦笑)


いつからだろう  夢を見なくなった
いつからだろう  空を飛ばなくなった

朝目覚めると   ベッドにどすんと着陸するんだ
決して幻じゃないって 誰もが知ってる

もう君は少年じゃないけれど
カーテンを開いて 風を受け止めたら
大きく息を吸い込んで 奇跡を起こそう


ナウシカやキキのように飛んでいたはず
エーテルの流れに包まれたなら
毎日奇跡を起こしていた君も今じゃ

2002年02月15日(金)



   レスカ!!(我が青春の・・・)

思い切り気の抜けた  レスカを見つめて
どこまでも気の抜けた 返事を繰り返して

口元に昇っていくその泡は
君の気持ち?
それとも僕らの明日?

もうどんな味だったかも忘れたよ
あのサテンで飲んだレスカ
そのサテンのシャツも見慣れたのにな


どこまでも転がった 春の坂道の真ん中で
思い切りずっこけた  僕らの(描いた)ゲーム(戦争orマジなジョーク)

口元で噛んだストローは
僕の気持ち?
それとも僕らの今?

ちっとも吸えやしないアイスや
しわくちゃになった包装紙(ティッシュ)
それは二人の気持ち?


ここからじゃ 風の歌さえ聞こえない
もうお店を出る時間なんだ time out!
そして外へ行こう
二人で右と左に

でも怒りを込めて振り返らない

君はスクーターのキーを回し
僕はスニーカーのヒモを結んだ(で地面を蹴るのさ)
そして二人は
西と東に

きっと僕らは今日を想い出すだろう
そしてきっと唇を噛むのだろう
ずっと胸を痛めるのだろう

レスカの泡が立ちのぼるように
胸元で透明に弾けるまで
僕らのグラスは決して零れたりしないのさ

きっと僕らは今日を想い出すだろう
そしてきっと唇を噛むのだろう
ずっと胸を痛めるのだろう




2002年02月14日(木)



 僕たちはゆっくりと・・・

ゆっくりと泳いでくその視線の先を
ゆっくりと僕は考える
ゆっくりとかき回したスプーンと共に
ゆっくりと渦を巻く君のカフェオレ


君の耳はとても可愛くて
誰かのピアノを聞いているんだろう(に傾けているんだろう)

とても曖昧な返事をした後には
都合がいいんだろう


ゆっくりとかきわけて街の波
ゆっくりと進む君のもとまで
たっぷりなヴォリュームのスコーンと
ゆっくりに流れ始めたファンファーレ


君のスカーフはとても素敵に巻かれていて
きっと誰かの贈り物なんだろう

君の首はとても細くて
締めるには気持ちいいんだろう


−僕たちが住むこの世界は、ルールが存在し
 ゆるやかな流れと、急ぐ人達が

−僕たちのDNAはそのルールと共に
 ゆるやかに螺旋を描き続けるだろう


ボサノヴァがかかり続けるこの店で
退屈なあくびを交わしながら
どうでもいい話や くだらない話
どうにもならない気持ちや つまらない願い
にぎやかな噂を否定してみたり

ビルの間に落ちて行く夕日を
グラス越しに輝かせて
コースターにこの想いを書きしるして
鼻歌を鳴らしてみる

このささやかな気持ちを
あの娘に届けて 神様に祈ろう


明日、新しい旅に出よう
今日、新しい部屋に引っ越そう
今、 新しい街に出かけよう

ゆっくりと
急ぎながら
君と共に








2002年02月12日(火)



 以心伝心−維新電信

君はさ
求めない

君はさ
欲しがらない

言葉をさ
わかりやすさをさ

君はさ
落とさない

君はさ
走らない

そうあせらなくていいって
そう急がなくたってさ

大きなこと 小さなこと
色んなこと
君は全てを教えてくれる
その微笑みを浮かべて
(ルーブルのモナリザなんてさ)
(ガラスで囲まれてなんかさ)

ああ!二人の間にあるものは?
なんだろう?
愛っていうのかな?

それだけに包まれて 僕は生きていく
生きていける
そこにオーラがあって光り輝く
覆ってくれ

ああ、こないだまでは (昨日)
墓場にいたんだ    (墓場に住んでいたオレを)
掘り起こし      (てくれた君)
歩き方を 教えてくれた
呼吸さえ出来なかったオレに
そのキスの息吹でもって

死んでるように生きている
フランケンシュタインだって
恋をするのさ(してもいいだろ?)

真っ直ぐにこっちを向いて
今すぐに こっちを向いて
笑いかけて  
微笑んで・・・

それで全てが
伝わるような気がするのさ
たとえそれが幻だとしても

余計な物は要らない
そう教えてくれてる






2002年02月11日(月)



  ミルク世紀!

頬杖つきながら
ぼんやり眺めながら
ふと見上げた空から

何故か想い出した
小さい時飲んだはず
ミルク世紀

不思議な味
カフェとかじゃない
味わえない

思い出せないな
君に伝えたいけど
それは無理だね きっと
まろやか? まったり?
うまく云えないな(うまく云えないだろう)

不思議な味と不思議な君 
白身と黄身で不思議気味

ミルクセーキ
もう飲まなくなった
もう見なくなったけど
想い出す
想い出した

そんな日の午後
ある晴れた日の午後

そんな時代もあったねと
笑い飛ばしてさ
そういう世紀を
くぐり抜けてきたのさ


君とミルク世紀
黄身のミルクセーキ
気味なミルク性器

君とミルク世紀
君とミルクセーキ

もう逢うこともないけれど
だけど そんな味・・・



2002年02月10日(日)



 愛に向かって撃て!!(制作途中)

  from shuuji terayama [long goodbye]

−−貰った一万語は
−−全て「愛してる」に使い果たそう

わるく思うなよ
速く走るために君が必要
愛の撃鉄で 君の心臓を貫け

急げ、時は今 
遥かなる時代への合図 愛と血でもって 
そそり立つ肩越しに振り向けば 
約束の時と場所にむかって 
血があつい鉄道となる朝に

さぁ A列車で行こう

そうじゃなきゃ走って行こう
一握りの灰の地平
輝ける世界の滅亡にむかって!


血があつい鉄道なら
走りぬけてゆく汽車はいつかは心臓を通るだろう
同じ時代の誰かが
地を穿つ寂しい響きを後にして
トーマスクックの時刻表をめくりながら

合言葉は A列車で行こう 
そうだ A列車で行こう
そうじゃなきゃ走って行こう

時速100キロのスピードで
ホーマーの「オデッセー」を読み飛ばしてゆく爽快さ
想像力の冒険王
テーブルの上のヨーロッパ大陸を一日二往復 目で走破して
息切れしない僕は 魂の車輪の直径を
メートル法ではかりながら
「癌の谷」をいくつも越え捨ててきた

血があつい鉄道なら
汽車の通らぬ裏通りもあるだろう
声の無人地域でハーモニカを吹いている老人たち
木の箱をたたくとどこからとなく這い出してくる無数の孤独たち
数少ない優しい言葉を預金通帳から出し入れし
過去の職業安定所 噂のホームドラマを探しながら
年々、鉄路から離れてゆく

 





2002年02月09日(土)



 between U & I (少し欠けた満月を・・)

夜明けの雨音しか聞こえない中に
聞いてないフリをしても
見てないフリをしても
何かを感じ取ってるんだろう
でも僕は

この橋を渡るだろう
君と僕を繋ぐ橋を

下には大きな川が流れてるけど
深い谷が横たわってるけど

この橋を渡るだろう
君と僕の間の橋を

真っ逆さまに落ちない様
無様にロープにしがみついても
それがとても長い道でもさ
真っ暗な闇に包まれた溝でもさ


4時の飛行機に乗って君は来る
羽田に降り立つ
アイマイな気持ちを抱えながら
電車と想いに揺られながら
でも君は

この橋を渡るだろう?
君と僕を繋ぐ橋を

下には大きな川が流れてるけど
深い谷が横たわってるけど

この橋を渡るだろう?
君と僕の間の橋を

真っ逆さまに落ちない様
必死に誰かにしがみついても
それがとても高い山でもさ
真っ白な霧に包まれた崖でもさ


お腹はペコペコで
ファミレスで待ってる
不安と期待なんて陳腐な言葉
だけどそれもほんとさ

暇にまかせてマンガを読んだり
魚男達に酔いしれてみたり
昔のビデオに大笑いしたり
こんなにすれ違ったままでも

近づいたり 離れたり
歩いたり 走ったり
泣いたり 笑ったり
どしゃ降りだったり晴れてたり
一つになったり二つになったり


でもずっと渡り続けるだろう
この橋を
揺られたり、足を踏み外したりしながら
墜落しそうになっても
ずっと渡り続けるだろう
そこに橋がある限り

そして二人で
少し欠けた満月を見上げるだろう











2002年02月04日(月)
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