新月の夜に約束しよう
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祝日は写真撮影に少し遠くまで出掛けた。 家を出るときに、妻に防寒対策の不足について指摘された。 「絶対寒いから」 「大丈夫だよ、車で移動するんだし」 「手袋とか」 「シャッター切れないから嫌」 果たして、現地は近づきつつある雪のせいで芯から冷えるような寒さだった。 こうしてまた頭の上がらない領域が増えていく。
雪の天気予報は妻の眠りを浅くしたようだった。 夜中に何度も目を覚ましては、まだ何も降っていないことを確認していた。 そして何度目かに彼女は雨が降り始めたのを見た。
朝起きたら怒っているのである。 聞けば、最後に雨を確認してからはよく眠れたらしいのだ。
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